AI活用全般

Feynmanとは?|AIが論文30本を読んでソース付きレポートを自動生成するツール

PICKUP
Feynman|AIが論文30本読んで
ソース付きレポートを自動生成
🔬 4エージェント分業📎 全主張ソース付き🆓 オープンソース

Feynmanにテーマを入力すると、4つのAIが論文を探し、内容をチェックし、ソース付きのレポートを自動で作る。

全部の主張にリンクがつくので、AIにありがちな「ソース不明の嘘」が起きにくい。

無料のオープンソース(誰でも使えるソフト)。

GitHub(公開コードの置き場)で2,500スター超え。

この記事はAIに調べ物を任せたいけどソース不明で困っている人向け(プログラミング知識なしでも読めます)。

そもそもFeynmanって何ができるツール?

4エージェント連携フロー
STEP 1
🔍
Researcher
論文・Webを片っ端から調査
STEP 2
🧐
Reviewer
情報の正確性を査読チェック
STEP 3
✍️
Writer
レポートに構成・執筆
STEP 4
Verifier
リンク切れ・引用ミスを検証
結果: 全主張にソースリンクがつく「ソースグラウンデッド」レポート

調べ物って、いつもこんな感じになりませんか。

ChatGPTに聞く。答えは出る。でも本当か分からない。

Google検索する。記事は山ほど出る。どれが正しいか分からない。

論文を探す。英語。読めない。読めても難しい。

結局「なんとなく分かった気がする」で終わる。

Feynmanは、これを全部ひっくり返します。

たとえば「AIエージェントの最新動向」と入力する。

すると4人のAIが動き出します。

まずResearcher(リサーチ担当)が論文やWebを片っ端から調べる。

次にReviewer(査読担当)が「この情報、本当に正しい?」とチェックする。

そしてWriter(執筆担当)がレポートにまとめる。

最後にVerifier(検証担当)がリンク切れや引用ミスを潰す。

人間の研究チームがやることを、AIが全部やる仕組みです。

しかも全部の主張に「この論文のここに書いてある」「この公式ドキュメントのここ」というリンクがつく。

「ソースグラウンデッド」と呼ばれる方式で、根拠のない情報は出てこない作りです。

ChatGPTに「ソースは?」と聞くと存在しないURLが返ってくるアレとは、根本的に違う。

Feynmanはどんな場面で使えるか?

Feynman 活用シーン
1
副業・ビジネスのリサーチ
煽り記事ではなく、論文・公式ドキュメントから裏付けのある情報を収集。出典付きの市場データも取得可能
2
ツールの信頼性チェック(/audit)
論文の主張と実際のコードが一致しているか監査。怪しいツールに課金する前に確認できる
3
競合リサーチ・市場調査(/compare)
複数ツール・技術を横並び比較。一致点・矛盾点をマトリクスで出力

副業やビジネスのリサーチ

たとえば「AIを使った副業の最新トレンド」というテーマ。

普通に検索すると、インフルエンサーの煽り記事ばかり引っかかります。

Feynmanなら、論文やテックブログ、公式ドキュメントから情報を引っ張ってきます。

裏付けのある情報が集まる。

「この市場は2026年に○○億ドル規模」みたいな数字も、出典付きで出ます。

プレゼン資料やNote記事のネタ探しにも使えそうですよね。

「あのツール、本当に大丈夫?」の信頼性チェック

新しいAIツールを見つけた時、気になるのが「このツール、ちゃんとしてる?」という不安。

Feynmanの「/audit」(監査)コマンドを使うと、ツールが論文で言っていることと実際のコードが一致しているかをチェックできます。

「論文では精度95%と書いてあるけど、コードを見たら検証方法が怪しい」といったことが分かる。

怪しいツールに課金する前に、一度Feynmanに聞くのはアリです。

競合リサーチや市場調査

「/compare」(比較)コマンドで、複数のツールや技術を横並びで比較できます。

論文やドキュメントを突き合わせて、「一致してる点」「矛盾してる点」をマトリクス(表)にまとめます。

手作業で丸1日かかる比較が、コマンド1つで終わると考えると、結構すごい。

Feynmanを使うのに必要なものは?

Feynman スペック一覧
💰
料金
無料(OSS)
AI API費用は別途
💻
対応OS
Mac / Linux / Win
スタンドアロン版あり
🔧
前提スキル
ターミナル操作
Claude Codeで補助可能
🌐
日本語対応
英語推奨
日本語入力は公式ガイドに記載なし

料金: Feynman本体は無料です。

MITライセンスのOSS(オープンソース=誰でも使えるソフト)。

ただし、裏で動くAIサービスの料金は別。

Web検索にはGemini(Googleの生成AI)やPerplexity(AI検索エンジン)を使います。

論文検索にはAlphaXiv(論文検索サービス)を使う。

パソコン: Mac、Linux、Windowsに対応しています。

前提スキル: ターミナル(黒い画面にコマンドを打つやつ)を使います。

インストールはコマンド1行。

操作もそこまで複雑ではない。

詰まったらClaude Codeに聞きながら進められます。

日本語対応: 公式サイトもドキュメントも全部英語。

日本語入力時の挙動は公式情報なし。

英語で入力したほうが確実です。

Feynmanのインストールから最初の調査までの手順は?

インストール~初回調査フロー
STEP 1
Claude Codeでセキュリティチェック
「このリポジトリのコード、怪しいところない?」
STEP 2
1行コマンドでインストール
Mac/Linux: curl -fsSL ... | bash / Win: irm ... | iex
STEP 3
/deepresearch で初回調査
4エージェントが自動で調査→検証→執筆→確認
STEP 4
他コマンドも試す
/lit(文献レビュー)/review(査読)/audit(監査)/watch(監視)

ステップ1: まずClaude Codeに聞く

いきなりインストールする前に、Claude Codeにこう聞いてください。

「Feynmanというリサーチツールを入れたい。

このパソコンで動く? https://github.com/getcompanion-ai/feynman のREADMEを見て教えて」

Claude Codeが公式ドキュメントを読んで、手元のパソコンに合ったインストール方法を案内します。

これ、大事なステップです。

OSSは誰でもコードを変更できる。

だから、インストール前にClaude Codeでセキュリティチェックを通すのが安全です。

「このリポジトリのコード見て、怪しいところない?」と聞いてみてください。

ステップ2: インストール

MacかLinuxなら、ターミナルを開いてこれだけ。

curl -fsSL https://feynman.is/install | bash

Windowsなら、PowerShell(Windowsの黒い画面)を開いてこれ。

irm https://feynman.is/install.ps1 | iex

これはスタンドアロン版(単体で動くやつ)のインストール方法です。

Node.js(プログラミング用のツール)などは要らない。

コマンドを打つのが不安な人は、Claude Codeに「このコマンド実行していい? やってみて」と頼めばOKです。

ステップ3: 最初の調査をやってみる

インストールできたら、ターミナルでfeynmanと打って起動。

最初のおすすめは「/deepresearch」コマンドです。

たとえばこう打つ。

/deepresearch AI agents for personal productivity 2026

(AIエージェントを使った個人の生産性向上について、2026年の最新情報を調べて)

すると4つのAIが動き出します。

論文やWebを調べて、チェックして、レポートにまとめる。

完成したレポートはブラウザでプレビューしたり、PDFで書き出したりできます。

ステップ4: 他のコマンドも試してみる

慣れてきたら、他のコマンドも使えます。

/lit — 文献レビュー。特定のテーマで論文を幅広く調べてまとめる。

/review — 査読シミュレーション。

書いたレポートや記事をAIが「査読者」として評価する。

/audit — 監査。

あるツールや論文が「本当に言っている通りのことをやっているか」をコードと突き合わせる。

/watch — 監視。特定のテーマで新しい論文やツールが出たら通知する。

個人的に気になるのは/watchですね。

AIの特定分野を追っている人なら、毎朝最新情報が届く感覚で使えそう。

よくある疑問

Q. プログラミングができなくても使える?

インストールは1行のコマンドをコピペするだけ。

プログラミングの知識は要りません。

操作もコマンドを打つだけ。

ただ、ターミナル(黒い画面)に慣れていない人は最初ちょっと戸惑うかも。

Claude Codeを横で開きながら「次何すればいい?」と聞けば、ステップバイステップで案内が返ります。

Q. 料金はいくらかかる?

Feynman本体は完全に無料です。

ただ、裏で動くAIサービスの料金がかかる。

Web検索にGeminiやPerplexityを使うので、APIキー(サービスを使うための鍵みたいなもの)が必要です。

具体的な金額は、調べるテーマの量や深さで変わります。一概には言えない。

GeminiもPerplexityも無料枠があるので、お試しなら無料で始められます。

この辺はClaude Codeに「Feynmanの.env.exampleを見せて。

何が必要?」と聞くのが確実です。

Q. 日本語の論文や情報も調べられる?

これは公式情報なし。

公式ドキュメントには日本語対応の記述がありません。

AlphaXivは主に英語の論文を扱うサービス。

日本語の論文は対象外の可能性が高いです。

ただ、Web検索の部分はGeminiやPerplexityが日本語に対応しているので、日本語の情報もある程度は拾える可能性があります。

試した人がいたらコメントで教えてください。

Feynmanの限界と注意点は?

⚠️ 注意すべきポイント
!
まだバージョン0.2系(初期段階)
2026年3月リリース。安定性は保証されない
!
GUIなし・ターミナル操作が必須
「アプリを開いてポチポチ」では使えない
!
OSS特有のリスク
インストール前にGitHubの最終更新日・Issueを確認すること
!
日本語対応は公式未発表
AlphaXivは英語論文中心。Web検索部分は日本語も拾える可能性あり

すごそうに聞こえますが、注意点もあります。

まず、2026年3月にリリースされたばかり。

まだバージョン0.2系で、開発の初期段階です。

安定しているとは限らない。

エラーが出ることもあるだろうし、ドキュメントが追いついていない部分もある。

あと、ターミナルでの操作が前提なので、「アプリを開いてポチポチ」みたいな感覚では使えない。

GUIアプリ(普通のアプリ画面)はないです。

それから、OSSならではの注意。

誰でもコードを変更できる分、最終更新日とIssue(不具合報告)を確認してからインストールしてください。

「3ヶ月前から更新されてない」「未解決の重大なバグがある」なら、ちょっと待ったほうがいい。

GitHubのリポジトリはここ: https://github.com/getcompanion-ai/feynman

Claude Codeに「このリポジトリの最終更新日と、オープンなIssueで深刻なやつある?」と聞けば、すぐ確認できます。

Feynmanのマルチエージェント設計は何がすごいのか?

従来型AI vs マルチエージェント
❌ ChatGPT(従来型)
1つのAIが全部やる
1人で調べて1人でチェック(自己検証)
ソース不確実(存在しないURLが出ることも)
嘘に気づきにくい構造
最終確認なし
✅ Feynman(マルチエージェント)
4エージェントが分業
調べる人とチェックする人が別
全主張にソースリンク付き
嘘が通りにくい構造(相互検証)
Verifierがリンク切れ・引用ミスを最終チェック

ここまで読んで「ふーん、便利そう」で終わってる人もいると思います。

このツール、便利さの裏に結構大きな話があります。

比較項目ChatGPT(従来型)Feynman(マルチエージェント)
構造1つのAIが全部やる4人のAIが分業
調査AIが1人で調べるResearcher(リサーチ担当)が担当
検証同じAIがチェック(嘘に気づきにくい)Reviewer(査読担当)が別にチェック
執筆同じAIが書くWriter(執筆担当)が担当
最終確認なしVerifier(検証担当)がリンク切れ・引用ミスを潰す
ソースの信頼性不確実(存在しないURLが出ることも)全主張にリンクがつく
嘘の通りにくさ低い(自己チェック)高い(調べる人とチェックする人が別)

人間の研究チームと同じ役割分担を、AIで再現している。

これは「マルチエージェント」と呼ばれる作りで、要は「1人のAIに全部やらせない」ということ。

これが広まると何が変わるか。

今まで「AIの答えは信用できない」と言われていたのが、「AIが出してきた情報には全部ソースがついている。

しかも別のAIがチェック済み」になる。

調べ物の信頼性が、根本から変わる可能性があります。

もちろんまだ初期段階のツールで、完璧ではない。

でも「AIに調べさせると嘘をつくから結局1人で調べないといけない」という問題に、正面からぶつかっているのは間違いない。

まとめ

Feynmanは、AIに調べ物を任せる時の「嘘つかれるかも問題」を、4つのAIの分業で解決しようとしているツールです。

まだ出たばかりで、ターミナル操作が必要だから万人向けではない。

でも「AIでちゃんとした調べ物がしたい」と思っている人には、一度触ってみる価値があります。

まずはClaude Codeに「Feynmanというリサーチツール、このパソコンに入れられる?」と聞いてみてください。

そこからすべてが始まります。

このページに出てきた言葉

マルチエージェント
1人のAIに全部やらせず、役割の違う複数AIに分業させる作り。
ソースグラウンデッド
AIが出した全主張に出典リンクがつく方式。根拠なしの回答が出にくい。
OSS(オープンソース)
コードが公開されていて、誰でも使ったり改造したりできるソフトのこと。
MITライセンス
OSSで一般的なライセンス。商用利用も改変も自由。
GitHub
世界中の開発者がコードを公開・共有するサービス。
ターミナル
パソコンの黒い画面に文字でコマンドを打つ操作画面。
API(APIキー)
外部サービスを使うための入り口。キーは利用者を識別する鍵。
AlphaXiv
論文検索に特化したサービス。主に英語論文が対象。
Issue
GitHub上で公開される不具合報告や要望のリスト。

参考リンク

・Feynman GitHub: https://github.com/getcompanion-ai/feynman

・Feynman公式サイト: https://feynman.is

※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。

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