Shift + Enter(シフト・エンター)

キーバインド
Shift + Enter
シフト・エンター
Claude Codeのプロンプト入力欄で改行するためのキーの組み合わせ。Shiftキーを押しながらEnterキーを叩くと、送信されずに行が変わる。Enter単体は送信、Shift+Enterは改行、という棲み分け。

Claude Codeを使い始めたばかりの読者向け

Claudeに依頼を出すとき、1行では収まらない複数行の指示を一度にまとめて送りたい場面で叩く。条件を箇条書きで列挙したい、コードを貼って質問したい、タスクを順番に並べて渡したい、のような時にShiftを押しっぱなしにしてEnterを叩くと改行できる。

Claude Codeに長めの依頼を流したい時、入力欄の中で改行するためのキーがShift+Enterです。普通にEnterを押すとそのまま送信されてしまうので、複数行の指示や条件リストを一度に渡したいなら、行を変えるたびにShiftを押しっぱなしにしながらEnterを叩きます。

使い分けはこの2行で覚えればじゅうぶんです。

  • Enter単体=送信
  • Shift+Enter=改行(送信しない)

噛み砕くと

普段使っているチャットアプリと感覚が真逆です。LINEやSlackの一部設定では「Enterで改行、Shift+Enterで送信」になっていることがありますが、Claude Codeは逆。Enterは送信ボタンの代わりで、Shift+Enterが改行ボタンの代わり、という棲み分けです。

たとえるなら、メールの本文欄に近い感覚です。Outlookやメールアプリで本文を書く時、Enterは普通に行を変えるためのキーで、送信は「送信」ボタンを別途押しますよね。Claude Codeはその逆で、Enterそのものが送信ボタンを兼ねています。

大事な前提:使ってる黒い画面によって動くキーが違う

Shift+Enterは「どのターミナルでも素直に動くキー」ではありません。公式ドキュメントは、最初から動くものとひと手間必要なものをハッキリ分けています。

  • そのまま動く: iTerm2、WezTerm、Ghostty、Kitty、Warp、Apple Terminal
  • 追加設定が必要: VS Code、Cursor、Windsurf、Alacritty、Zed → /terminal-setup を一度叩いて設定を入れる

「Shift+Enterを押したのに改行されず送信されちゃった」場合、原因の8割はこれです。今使ってる黒い画面が後者リストに入ってるなら、まず/terminal-setupを試してから他の方法を考える順番です。

「料理ブログの記事構成を3条件付きで頼む」を例に、実際の手順を見る

では、具体的にやってみます。「Claudeに料理ブログの記事構成を考えてもらう、ただし条件は3つある」というシーンを想定します。1行で全部書こうとすると、こんな感じで横にどんどん伸びていって読みにくくなります。

料理ブログの記事構成を考えて。条件は3つ。①初心者向け ②写真の撮り方も入れる ③SEO対策も含める

これを Claude Code に Shift+Enter で行を分けて投げます。手順はこうです。

ステップ1: Claude Codeを起動して入力欄に立つ

普通にプロジェクトのフォルダで claude と打って起動します。プロンプト入力欄(カーソルが点滅してる行)が表示されたら準備OKです。

ステップ2: 1行目を打つ

料理ブログの記事構成を考えて。条件は3つ。

ここで普通にEnterを押すと、この時点で送信されてしまいます。条件3つを伝える前に Claude が動き出すので、絶対に Enter を押さない。

ステップ3: Shift を押しながら Enter を叩く

キーボードの Shift を左手で押さえたまま、右手で Enter。これで改行されます。カーソルが2行目の頭に移動して、入力欄が縦に伸びます。送信はされません。

ステップ4: 2行目以降を打って、行が変わるたびにShift+Enter

料理ブログの記事構成を考えて。条件は3つ。
①初心者向け
②写真の撮り方も入れる
③SEO対策も含める

各行の末尾でShift+Enterを叩いて改行、また打って改行、を繰り返します。条件が3つなら3回Shift+Enterを使うイメージです。

ステップ5: 全部書き終わったらEnter単体で送信

最後の③SEO対策も含める の末尾で、今度はShiftを離して**Enter単体**を押します。これでまとめて送信されます。Claudeは4行ぶんの依頼を1つの指示として読みます。

ここで初心者がやりがちな勘違いがあります。「Shift+Enter で送信される」と思い込んで、最後のEnterもShiftを押しっぱなしで叩いてしまうケース。これだと送信されずに5行目の改行が入るだけです。送信したい時は必ずShiftを離す、と覚えておきます。

ステップ6: もしShift+Enterが効かない時の代替手段

2行目に行こうとしてShift+Enterを押したのに、なぜか送信されてしまった場合。代替手段は4つあります。

  • /terminal-setup を叩く: 公式の自動設定。これでVS CodeやCursorのShift+Enterが有効になる場合が多いです
  • バックスラッシュ + Enter: \ を打ってからEnter。どのターミナルでも素直に動く方法ですが、入力欄に \ 記号がそのまま残る端末もあります
  • Option+Enter(Macのみ): ターミナル設定で「OptionキーをMetaキーとして使う」をONにすると使えます。iTerm2 は Settings → Profiles → Keys → Left Option key を「Esc+」に変更。Apple Terminal はプロファイル → キーボード → 「Optionキーをメタキーとして使用」をON。設定後は毎回Shiftを押さなくてよくなるので、Shiftを押しながらEnterが打ちにくい人に向いている方法です
  • Ctrl+J: Ctrlを押しながらJ。設定不要でどこでも動きます。ただしキー配置がやや遠いので、慣れるまで打ちづらい

私は普段iTerm2でShift+Enterで通していて、どうしてもダメな環境で \+Enter に逃げる順序です。

つまり Shift + Enter は何をしてくれるのか

  • やってくれる: 入力欄の中で行を変える。複数行の依頼を一度にまとめて送るための準備
  • やってくれない: 送信そのもの。Shift+Enterだけ叩いても Claude には何も届かない
  • 意味が薄い場面: 1行で済む短い質問(「これバグってない?」みたいな1文)。改行する用がないので普通にEnterで送ればいい

使いどころ3シナリオ

シナリオ1: 条件付きで依頼するとき

「家計簿アプリを作って。ただし①ログイン機能なし ②データはローカル保存 ③グラフは月単位」みたいに条件を箇条書きで伝えたい時。1行に全部詰め込むと読み返した時に条件を見落としやすいですが、Shift+Enterで条件ごとに改行しておくと、自分も見やすいし、Claudeも条件を漏らさず拾ってくれる印象があります。

シナリオ2: コードを貼り付けて質問するとき

「このエラーが出た。コードはこれ」みたいな質問。エラーメッセージとコードを別の行に分けて貼ると、Claudeが「上がエラー、下がコード」と認識しやすくなります。なお、複数行のコードをコピー&ペーストする場合は、貼り付け時に自動で改行が入るので Shift+Enter を自分で叩く必要はありません。

シナリオ3: タスクリストを順番に渡すとき

「次の作業を順番にやって。1. テスト書く 2. 実装する 3. コードを書き直す」のような連続タスク。1〜3を別の行に並べておくと、Claudeが順序を保って処理してくれやすいです。条件を箇条書きで読ませる、というのが Shift+Enter の本領発揮どころです。

初心者が踏みやすい落とし穴

  • 「Shift+Enter で送信」と思い込む。LINEやSlackの一部設定で逆になってる影響でやらかしがち。Claude CodeはEnter単体が送信、Shift+Enterは改行。逆と覚える
  • VS Codeの中のターミナルでShift+Enterが効かない。VS Code/Cursor/Windsurfは公式の追加設定リスト入り。/terminal-setup を一度叩く必要がある
  • 送信したいのにShiftを離し忘れる。最後の行は必ずShiftを離してEnter。押しっぱなしだと延々と改行が入るだけで、Claudeには永遠に届かない
  • バックスラッシュ+Enter方式で \ 記号が文末に残る。一部の端末で発生。残ったままだと依頼文に意味のない記号が混ざるので、送信前に削除するか、別の方法(/terminal-setup や Ctrl+J)に乗り換える
  • Macで Option+Enter を試したのに動かない。Option+Enter は「Optionキーをメタキーとして使う設定」を入れた後でないと動きません。標準のApple Terminalだと、設定 → プロファイル → キーボード → 「Optionキーをメタキーとして使用」をONにする手順が要ります
  • 1行で済む短い質問にもShift+Enterを使う。改行が無意味に入って読みにくくなるだけです。改行は「条件を分けて伝えたい時」に絞る
  • Shift+Enterで何度も改行して空行ばかり入れる。Claudeは空行の意味を読み解こうとして無駄なトークンを使います。改行は内容を区切る目的で使い、装飾目的では使わない

書き方

Shift + Enter

やってみるとこうなる

入力

料理ブログの記事構成を考えて。条件は3つ。
①初心者向け
②写真の撮り方も入れる
③SEO対策も含める

出力例

了解しました。初心者向け・写真の撮り方・SEO対策の3条件を踏まえて、料理ブログの記事構成案を作ります。

## 想定読者
料理を始めたばかりの社会人...

## 構成案
1. 導入:このレシピで何が作れるか(写真1枚)
2. 材料リスト(数値は具体的に)
3. 手順(各ステップに写真を入れる撮り方のコツ)
...

このページに出てきた言葉

ターミナル
黒い画面で文字のコマンドを打ち込む画面のこと。Macなら「ターミナル」アプリ、Windowsなら「コマンドプロンプト」「PowerShell」が標準で入っている
iTerm2 / WezTerm / Ghostty / Kitty / Warp
Mac用の代替ターミナルアプリ。標準のターミナルより色や見た目をいじれる。Shift+Enterが追加設定なしでそのまま動く
VS Code / Cursor / Windsurf
プログラミング用のエディタアプリ。中にターミナル機能を組み込めるので、Claude Codeをそのウィンドウから動かす人が多い。Shift+Enterは <code>/terminal-setup</code> で設定が必要
/terminal-setup
Claude Codeの公式コマンドの1つ。今使っているターミナルを自動で判別して、Shift+Enterや改行系のキーを使えるように設定してくれる
バックスラッシュ + Enter
Shift+Enterの代替手段。<code>\</code> を打ってからEnterを押すと改行扱いになる。設定不要でどのターミナルでも動く
Option+Enter
Mac用の改行代替キー。事前にターミナルの設定で「OptionキーをMetaキーとして使う」をONにする必要がある。iTerm2は Settings → Profiles → Keys → Left Option key を「Esc+」に、Apple Terminalはプロファイル → キーボード で設定
Ctrl+J
もう1つの改行代替キー。Ctrlを押しながらJ。設定不要でどの環境でも動くが、キーの位置がやや遠い

関連項目

公式ドキュメント

https://code.claude.com/docs/en/interactive-mode

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