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Perplexity Personal Computerは、Macの中で動く「指示すれば作業を進めるAI」です。
Macアプリ自体は誰でも入れられます。
ただし実際に働かせるにはクレジットが要ります。
公式の換算は100クレジット=1ドル。
無料プランにComputerのクレジットは付きません。
月10,000クレジットが付くのはMax(月200ドル)。
判断軸は「その金額ぶんの作業を毎月肩代わりさせられるか」の一点です。
この記事はMac上の事務作業をAIに振りたい個人事業主・小規模事業者向け(AIエージェントという言葉を聞いたことがあれば読めます)。
この記事は道具の費用と使い方を整理したもので、収益や時間削減を保証するものではありません。
導入の判断はご自身の業務内容に照らしてお願いします。
Perplexity Personal Computerとは何か
Perplexityが出しているMacアプリのことです。
中身はComputerという機能を軸に組み直されています。
公式の説明では、Computerがローカルのファイルを検索・読み書きし、メールやメッセージなどMacの標準アプリを操作し、音声でも指示を受け付けます。
Macの中に「言えば動く担当者」を1人置く感覚に近い。
提供の範囲は途中で広がりました。
2026年5月11日の更新履歴のタイトルは「Personal Computer on Mac for all」。
Macアプリ自体は誰でもダウンロードできます。
動作要件はmacOS 15以降です。
手元のMacのバージョンを先に確認してください。
導入時にはmacOS側の権限も渡すことになります。
アクセシビリティ、画面とシステム音声の記録、フルディスクアクセス。
そのうえで、Perplexityに使わせるフォルダとアプリを1つずつ選ぶ形です。
料金はいくらか。クレジット制の中身
ここが一番わかりにくいので、公式ヘルプの説明を数字で押さえます。
クレジットが減るのはComputerを使ったときだけ。
通常の検索(Perplexity Ask)ではクレジットを消費しません。
100クレジット=1ドル。これが公式に書かれている換算です。
使う量はタスクの重さで変わります。
軽い作業は少なく、動画生成や大量のデータ収集のような重い処理は多く消費する、という説明になっています。
| プラン | 月額 | Computerのクレジット |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | Computerのクレジットなし |
| Pro | 20ドル | 月ごとの定額付与なし(新規向けのボーナスあり) |
| Max | 200ドル(年払い2,000ドル) | 月10,000クレジット |
| Enterprise Pro | 要問い合わせ | 月500クレジット |
| Enterprise Max | 要問い合わせ | 月15,000クレジット |
数字はすべて2026年8月5日にPerplexity公式ヘルプで確認しました。
ここで引っかかるのがProの扱いです。
Proにも月ごとのクレジットは付きません。
つまりProで継続的にComputerを回すなら、クレジットの買い足しが前提になります。
クレジットは3種類あり、ボーナス→月次→購入分の順に減ります。
購入分は使い切るまで残る一方、1年間Computerを使わないと失効。
足りなくなったときの挙動も公式に書かれています。
実行中のタスクは止まるだけで消えず、作業は保存され、クレジットが戻れば続きから再開。
新しいタスクだけがブロックされます。
止まっても消えない。ここは地味に安心材料です。
常駐用にMac miniを1台置くべきか
常時動かす前提なら、普段使いのMacBookとは別に専用機を置くという選択肢があります。
公式が「Mac miniを推奨」と書いているわけではありません。
動作要件はmacOS 15以降というだけです。
それでも専用機を分ける利点はあります。
作業中のMacが重くならない、蓋を閉じても止まらない、権限を渡す範囲を1台に閉じ込められる。
とくに3つ目が効きます。
フルディスクアクセスを普段使いのMacに渡すのが不安なら、専用機に隔離するほうが気は楽です。
Mac miniの価格は構成で変わるので、Apple公式ストアで最新の金額を確認してください。
本体代は買い切りの一度きり。
毎月かかるのはPerplexity側の費用です。
次の章の試算は、その毎月ぶんに絞ります。
月いくら払うと、何時間の代替で元が取れるのか
本題です。前提を先に置きます。
1ドル=157円で換算(2026年8月4日のレート)。
ここでの「元が取れる」は、AIに肩代わりさせた時間 × あなたの時給が、月額を上回る状態を指します。
| あなたの時給 | Pro 月20ドル(約3,140円)の回収に必要な時間 | Max 月200ドル(約31,400円)の回収に必要な時間 |
|---|---|---|
| 2,000円 | 月1.6時間 | 月15.7時間 |
| 3,000円 | 月1.0時間 | 月10.5時間 |
| 5,000円 | 月0.6時間 | 月6.3時間 |
| 10,000円 | 月0.3時間 | 月3.1時間 |
Proの列を見ると、月1〜1.6時間で回収ラインに届きます。
週に換算すれば15〜20分ほど。
メール整理とファイル探しだけで、それくらいは溶けているはずです。
問題はMaxの列。
時給3,000円なら月10.5時間、週2.4時間ぶんの作業を毎月きっちり肩代わりさせる必要があります。
ここは正直しんどい水準です。「たまに便利」では届きません。
そして、この試算には落とし穴があります。
Proには月ごとのクレジットが付かないので、月20ドルの中でComputerが回り続けるわけではない。
実際のコストは「月額+買い足したクレジット」。
100クレジット=1ドルなので、買い足した分はそのまま費用に乗ります。
だから現実的な進め方はこうなります。
まずProで小さく試し、1か月ぶんのクレジット消費を実測する。
消費が月10,000クレジット(100ドル相当)に近づくなら、Maxに上げたほうが計算が合う。
届かないならProのままでいい。
数字を測ってから決める。これが一番損をしない順序です。
何から手をつけるか。移行の4ステップ
いきなり全部を任せると、だいたい途中で止まります。1業務ずつ移すのが安全です。
- アプリを入れて権限を渡す: 公式サイトからMacアプリをダウンロードし、アクセシビリティ・画面収録・フルディスクアクセスの権限を許可する
- 使わせるフォルダを絞る: 全ドライブを開放せず、まず1つのフォルダとアプリだけをつなぐ。設定画面のPermissionsからいつでも変更できる
- 失敗しても困らない単発作業から試す: 「先週のメールを要約して」「このフォルダのPDFから今月のTo-Doを抜き出して」あたりから。指示は具体的にするほど無駄なクレジットを使わない
- 1か月ぶんのクレジット消費を測る: 実測が出てから、Proのままか、Maxに上げるかを決める
2番目を飛ばさないでください。
最初からフルディスクアクセスで全部つなぐと、何を読ませているのか把握できなくなります。
セキュリティで押さえておくこと
ローカルファイルを触らせる以上、ここは避けて通れません。
公式が説明している仕組みは次のとおりです。
- Computerの処理は隔離されたサンドボックスの中で実行される
- 機密性の高い手順は、端末側での承認が必要になる
- 操作は記録が残り、あとから取り消せる作りになっている
- どのフォルダ・どのアプリを使わせるかは設定のPermissionsで管理する
注意したいのは、すべてがMacの中だけで完結するわけではない点です。
公式の説明でも、ツールやファイル、コネクタ、個人の文脈をまとめる場所はPerplexity側のサンドボックスと書かれています。
つまり「ローカルで動く」と「外に一切出ない」はイコールではありません。
顧客の機密情報や、契約で持ち出しが制限されているデータを扱うなら、渡すフォルダから外す。
これは最初に決めておく話です。
結局、どんな人が向いているか
| タイプ | 判定 | 理由 |
|---|---|---|
| Macで事務作業を抱えている個人事業主 | Proから試す | 月20ドルなら時給3,000円で月1.0時間の代替が回収ライン |
| 毎日まとまった量のリサーチ・資料作成がある | 実測してMaxを検討 | 月10,000クレジット(100ドル相当)を使い切るならMaxが計算に合う |
| コードを書かせたい | 別の道具を検討 | コーディング特化の道具のほうが噛み合う場面が多い |
| 顧客の機密データを扱う | 渡すフォルダを限定 | 処理はPerplexity側のサンドボックスも経由する |
| WindowsまたはLinuxがメイン | 対象外 | Personal Computerの動作要件はmacOS 15以降 |
| まず無料で試したい | Computerは動かない | 無料プランにComputerのクレジットは付かない |
私の見方はシンプルです。
いきなりMaxに行かず、Proでクレジットの減り方を1か月測る。
月200ドルは、実測なしで踏み込む金額ではありません。
FAQ
Perplexity Personal Computerは無料で使えますか?
Macアプリ自体は誰でもダウンロードできますが、Computerを動かすクレジットは無料プランに付きません。
実際に作業させるにはProまたはMaxのクレジットが必要です。
Pro(月20ドル)でもPersonal Computerは使えますか?
使えます。
ただしProには月ごとの定額クレジットが付かないため、継続して使うならクレジットの買い足しが前提です。
月10,000クレジットが付くのはMax(月200ドル)です。
クレジットはどれくらいの費用感ですか?
公式は100クレジット=1ドルと説明しています。
消費量はタスクの重さで変わり、軽い作業は少なく、動画生成や大量のデータ収集のような重い処理ほど多く消費します。
クレジットを使い切ったらどうなりますか?
実行中のタスクは一時停止しますが、キャンセルはされません。
作業内容は保存され、クレジットが戻れば続きから再開します。
新しいタスクだけが開始できなくなります。
どのmacOSで動きますか?
macOS 15以降です。
導入時にアクセシビリティ、画面とシステム音声の記録、フルディスクアクセスの権限を許可し、使わせるフォルダとアプリを選ぶ形になります。
機密データの安全性はどうなっていますか?
処理は隔離されたサンドボックスで実行され、機密性の高い手順は端末側での承認が必要です。
操作の記録も残ります。
ただしPerplexity側のサンドボックスも経由するため、持ち出しが制限されているデータは渡すフォルダから外してください。
このページに出てきた言葉
- エージェント
- 人間の代わりに複数の手順を続けて実行するAI
- Computer
- Perplexityの中で実際に手を動かす担当の機能。クレジットを消費する
- クレジット
- AIに作業させるときに減る燃料のような単位。公式換算は100クレジット=1ドル
- Perplexity Ask
- 通常の検索・質問機能。クレジットは減らない
- サンドボックス
- プログラムを隔離した箱の中だけで動かす仕組み
- コネクタ
- Gmail・Slack・Notionなど外部サービスとつなぐ連携機能
- フルディスクアクセス
- Macの中のファイルをアプリが読めるようにする権限設定
- アクセシビリティ(権限)
- アプリが他のアプリの画面や操作を扱えるようにする権限設定
- 常駐
- 電源を入れっぱなしにして、AIをいつでも呼び出せる状態にすること
この記事の免責事項
この記事は道具の費用と使い方を整理したものです。
導入による時間削減や売上の改善を保証するものではありません。
試算は「肩代わりできた時間 × 時給」で単純化した目安です。
実際の効果は業務内容・指示の出し方・クレジットの消費量で変わります。
料金・仕様・動作要件は2026年8月5日時点の各社公式ページにもとづきます。
ドル建ての金額は為替で変動し、仕様も変更されるので、契約前に公式で最新の内容を確認してください。
ローカルファイルへのアクセス権を渡す判断、および導入による損失について、当サイトは責任を負いません。
参考リンク
- Personal Computer for Mac(Perplexity公式)
- Personal Computer セットアップガイド(公式)
- Personal Computer is Available to All Mac Users(公式ブログ)
- Personal Computer on Mac for all(公式 変更履歴・2026年5月11日)
- How Credits Work on Perplexity(公式ヘルプ)
- What is Computer?(公式ヘルプ)
- Which Perplexity Subscription Plan is right for you?(公式ヘルプ)
- Perplexity Pricing(公式)
- Mac miniを購入(Apple公式ストア)
※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。