2つのAIを繋げて作業を全自動化
Claude Cowork(パソコン操作AI)とNotebookLM(文書読み込みAI)をMCPで繋げると、
「調べる→まとめる→資料を作る」が全自動になる。
NotebookLMが知識を溜めて、
Claude Coworkが手を動かす。
お互いの弱点を補い合う組み合わせ。
Claude Pro(月20ドル)+ NotebookLM無料プランなら月20ドルだけで始められる。
Claude Cowork(クロード・コワーク)は、
パソコン上で「手を動かしてくれるAI」。
ファイルを開いたり、
整理したり、
資料を作ったりできます。
NotebookLM(ノートブックLM)は、
ドキュメントを読み込んで「知識のかたまり」にしてくれるGoogleのAI。
この2つをMCPという仕組みで繋げると、
「調べる→まとめる→資料を作る」が全自動になります。
この記事では、
2つのAIの違い、
繋げ方、
具体的な使い方まで全部書きます。
この記事は、
こういう人に向けて書いています。
メールやドキュメントの整理に毎日30分以上使っている人。
リサーチしてスライドにまとめる作業が多い人。
Claude CoworkかNotebookLMのどっちかは使っているけど、
もう片方は触ったことない人。
Claude CoworkとNotebookLMの違いは?それぞれ何が得意なのか
✓ コード実行・直接編集
✗ 大量の文書を一括で読むのは苦手
✓ 引用付きで正確に回答
✗ ファイルの作成・編集はできない
まず、この2つのAIは役割がまったく違います。表にまとめます。
| 項目 | Claude Cowork | NotebookLM |
|---|---|---|
| 作った会社 | Anthropic | |
| 一言で言うと | パソコンで手を動かすAI | 資料を読み込んで質問に答えるAI |
| 得意なこと | ファイル操作、資料作成、アプリ操作 | 大量の文書から情報を探す、引用付きで回答する |
| 苦手なこと | 大量の文書を一括で読む | ファイルを作ったり編集したりすること |
| 動作環境 | macOS / Windows(デスクトップアプリ) | ブラウザ(PC・スマホどちらでもOK) |
| 料金 | Pro(月20ドル)またはMax(月100ドル) | 無料プランあり。Plus(月19.99ドル)で機能拡張 |
| 出力形式 | ファイル直接編集、コード実行 | 音声、動画、スライド、レポート、マインドマップ等 |
要するに、
NotebookLMは「読む専門のAI」。
Claude Coworkは「動く専門のAI」。
NotebookLMはどれだけ賢くても、
パソコン上のファイルを直接いじれません。
Claude Coworkはファイルを作れるけど、
大量の資料を一気に読み込んで横断検索するのは得意じゃない。
つまり、お互いの弱点を補い合える関係なんです。
なぜ2つのAIを繋げると強いのか?MCP接続の仕組み
ここが一番大事なところです。
普通、
2つのAIツールを使うときはこうなります。
NotebookLMで調べる → 結果をコピー → Claude Coworkに貼り付ける → 指示を出す。
タブを行ったり来たり。
コピペの繰り返し。
これが10回、
20回になると、
それだけで30分消えます。
MCP(Model Context Protocol)を使うと、
この手作業が消えます。
MCPというのは、
Anthropicが作った「AIツール同士をつなぐ共通規格」です。
USBケーブルみたいなものだと思ってください。
USBがあれば、
メーカーが違うキーボードでもマウスでもパソコンに繋がる。
MCPがあれば、
会社が違うAIツール同士でもデータをやり取りできる。
Claude CoworkからNotebookLMに「この資料について教えて」と聞ける。
NotebookLMが答えを返す。
Claude Coworkがその答えを使ってファイルを作る。
全部、
Claude Coworkの画面の中だけで完結します。
たとえるなら、
今まで「図書館(NotebookLM)に行って本を借りて、
オフィス(Cowork)に持ち帰って作業」していたのが、
「図書館の本が全部オフィスの机に届くようになった」感じです。
Claude Cowork × NotebookLMで何ができる?
会議の前に、資料を全部読んでブリーフィングを作らせる
明日の会議に向けて、関連資料が5つある。全部読む時間はない。
NotebookLMに5つの資料を全部放り込む。
Claude Coworkに「明日の会議用に、
全資料の要点を1ページにまとめて。
論点と未解決の質問も出して」と伝える。
Claude CoworkがNotebookLMに何度も質問を投げて、
情報を集めて、
1枚のブリーフィングにまとめてくれます。
やるのは、
資料をNotebookLMにアップロードすることと、
Claude Coworkに一言伝えることだけ。
リサーチ結果をそのままスライドにする
NotebookLMには「スタジオ」という機能があるみたいです。
読み込んだ資料から、
スライド、
レポート、
マインドマップ、
音声解説、
動画解説まで自動で作れる機能らしいです。
でも、
NotebookLMだけだと「作ったスライドをPowerPointファイルにして、
フォルダに保存する」みたいな作業は手動。
ここにClaude Coworkを組み合わせると、
こうなります。
「NotebookLMで50個のソースを全部調べて、
営業向けのスライドを作って。
PPTXで保存して」
Claude Coworkが自動でNotebookLMにアクセスし、
50個のソースを順番に調べ、
スライドを生成して、
ファイルとして保存する。
人間が76回手動で検索していた作業を、
AIが勝手にやってくれるわけです。
毎週のレポートを自動で作る
NotebookLMに毎週の資料(メール、
議事録、
レポート等)を入れておく。
Claude Coworkに「先週の資料から、
進捗・問題・来週のアクションを抽出して週報を作って」と伝える。
NotebookLMが情報を引用付きで返してくれるので、
Claude Coworkがそれを元にフォーマットに沿って週報を作成する流れです。
毎週30分かかってた作業が、
5分で終わります。
しかもClaude Coworkには「Dispatch」というテスト中の機能があります。
スマホから「週報作っといて」と指示すると、
デスクトップのClaude Coworkが動いてくれる。
ただし、
パソコンが起動していてアプリが開いている必要があります。
まだ研究プレビュー段階なので、
使える人と使えない人がいます。
使える場合は、
電車の中で指示を出して、
オフィスに着いたら週報ができてる、
みたいな使い方ができます。
Claude Cowork × NotebookLMを繋げるのに必要なものは?
| 必要なもの | 詳細 |
|---|---|
| Claude Cowork | Claude Pro(月20ドル)またはMax(月100ドル)。デスクトップアプリが必要 |
| NotebookLM | 無料プランでもOK。Plus(月19.99ドル)で制限が緩和される |
| MCP接続 | Claude DesktopのMCP設定で NotebookLM用サーバーを追加する |
| OS | macOSまたはWindows |
| Googleアカウント | NotebookLM用 |
料金的には、
Claude Pro(月20ドル)+ NotebookLM無料プランなら月20ドルだけです。
両方の有料プランを使っても月40ドル。
毎週30分の作業が5分になるなら、十分元は取れる金額ですね。
Claude Cowork × NotebookLMの繋げ方は?MCP設定の手順
ここが一番ハードルが高いところです。
正直に言うと、
MCP接続の設定はちょっと面倒です。
でも、
一回やれば終わりなので頑張りましょう。
手順はこうです。
1. Claude Desktopアプリを開く。
2. 設定画面を開く(メニューから「Settings」→「Developer」)。
3. 「Edit Config」をクリックして、設定ファイルを開く。
ここから先は、AIに全部やってもらうのが確実です。
MCP接続に使うのは「notebooklm-skill」というオープンソースのツールです。
オープンソースは誰でもコードを変更できるので、
最終更新日とIssueを確認してからインストールしてください。
まずClaude Codeにコードを読ませてセキュリティチェックしてもらってからインストールするのが安全です。
チェックが終わったら、
Claude Coworkに「NotebookLMのMCPサーバーを設定したい。
notebooklm-skillをインストールして、
設定ファイルに追加して」と伝えてください。
Claude Coworkが設定ファイルの編集、
必要なパッケージのインストール、
接続テストまで全部やってくれます。
設定が終わったら、
Claude Desktopを再起動。
チャット画面に「NotebookLM」のツールアイコンが表示されたら接続完了です。
もし表示されない場合は、
Claude Coworkに「MCP接続がうまくいってないみたい。
設定ファイルを確認して、
エラーがあったら直して」と伝えれば、
トラブルシューティングもやってくれます。
よくある疑問
Q. どっちか片方だけじゃダメなの?
ダメではないです。
ただ、
それぞれ弱点があります。
NotebookLMだけだと、
「調べた結果をファイルにして保存する」が手動になります。
Claude Coworkだけだと、
大量の資料を一括で読み込んで横断検索するのが苦手です。
「調べる→まとめる→作る」を全自動にしたいなら、
組み合わせる価値があります。
Q. NotebookLMは無料プランでも使える?
使えます。
無料プランでもMCP接続は可能です。
ただし、
無料プランはソースの数やAudio Overviewの生成回数に制限があります。
日常的に使うなら、
NotebookLM Plus(月19.99ドル)にするとストレスが減るみたいです。
Q. MCP接続って難しい?プログラミングは必要?
設定ファイルをいじる作業が1回だけ必要です。
プログラミングの知識は不要ですが、
「設定ファイルって何?」レベルだとちょっと戸惑うかもしれません。
でも、
Claude Cowork自体にMCP設定を手伝ってもらえるので、
AIに聞きながらやれば大丈夫です。
Q. セキュリティは大丈夫?資料がGoogleとAnthropicに渡る?
NotebookLMにアップロードした資料はGoogleのサーバーに保存される仕組みです。
Claude Coworkは、
ローカル(手元のパソコン上)でファイルを操作します。
MCP接続では、
Claude CoworkがNotebookLMに質問を投げて回答を受け取る形なので、
元の資料がAnthropicに丸ごと送られるわけではありません。
ただし、
社外秘の資料を扱う場合は、
会社のセキュリティポリシーを確認してください。
Claude Cowork × NotebookLMの注意点と限界は?
便利な組み合わせですが、万能ではありません。
まず、
Claude Coworkのコンピュータ操作は人間の速度で動きます。
アプリを開いて、
クリックして、
待って、
また操作して…という流れ。
50個のソースを順番に調べると、
それなりに時間がかかります。
次に、
MCP接続が切れることがあります。
Claude Desktopを再起動すると直ることが多いですが、
頻繁に切れるとストレスになります。
それから、
Claude Coworkは曖昧な指示が苦手です。
「いい感じにまとめて」だと微妙な結果になりやすい。
「会議用に、
A社の提案とB社の提案を比較する表を作って。
項目は価格・納期・保証の3つ」みたいに具体的に伝えるのがコツです。
最後に、
NotebookLMの出力品質はアップロードした資料の質に左右されます。
ゴミを入れればゴミが出てくる。
資料の選定は人間がやる必要があります。
この組み合わせが広まると何が変わる?
全部手作業。半日かかる。
ここからは私の考えです。
今まで「調べる→まとめる→資料を作る」は、
人間がやる前提の作業でした。
この組み合わせが浸透すると、
人間の仕事は「何を調べるか決める」と「出来上がった資料をチェックする」の2つだけになります。
中間の作業が全部消える。
特に変わるのは「リサーチ→資料作成」の業務。
コンサルタント、
マーケター、
企画職の人。
今まで半日かけてた作業が、
指示を出して確認するだけの作業に変わります。
逆に言うと、
「速くまとめられます」だけでは差別化できなくなる。
「何を調べるべきかを決められる人」の価値が上がります。
AIが手を動かしてくれるからこそ、
「何をやるか」の判断力が問われる時代ですね。
まとめ
Claude Cowork × NotebookLMは、
「調べる→まとめる→作る」を全自動にする組み合わせです。
NotebookLMが知識を溜めて、
Claude Coworkが手を動かす。
MCP接続で繋げれば、
コピペの繰り返しから解放されます。
まずはClaude Coworkで何か1つ、
普段手動でやってる作業を自動化してみてください。
「これもAIにやらせればいいんだ」と気づいたら、
そこからNotebookLMを繋げる。
その順番が、
一番挫折しにくいです。
参考リンク
Claude Cowork公式ガイド: https://support.claude.com/en/articles/13345190-get-started-with-claude-cowork
NotebookLM公式: https://notebooklm.google.com
MCP(Model Context Protocol): https://modelcontextprotocol.io
NotebookLM MCP スキル(GitHub): https://github.com/PleasePrompto/notebooklm-skill
※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。