調べる→分析→資料作成を1回で完結
Perplexity Deep Researchは、「調べる→分析する→スライドや表にまとめる」を1回の指示で終わらせるAI検索サービスです。
数百のソース(情報元のWebページ)を同時に読んで、出典リンク付きで成果物を自動で作ります。
スライド・表・ダッシュボード(数字を見やすく並べた一覧画面)・Webアプリにも対応。
Pro(月額$20、約3,000円)から使えます。
ブラウザだけで動くので、インストールは不要です。
この記事は毎週レポートやプレゼン資料を作る人向け(特別な前提知識なし、ChatGPTを触ったことがあるくらいで読めます)。
「資料作りが面倒」って思ったこと、ありませんか。
ネットで調べて、情報をまとめて、パワポに貼って、体裁を整えて。
この「調べる」と「作る」の間にある手作業が、私もずっと地味にしんどいと感じてきました。
Perplexityは、その間をAIが全部埋めてくれるサービスです。
私はChatGPTやClaudeをメインで使ってきましたが、「調べて→そのまま資料にする」までやってくれるのは正直珍しい。
この記事では、何が作れて、料金はいくらで、どう使うのかを順に見ていきます。
Perplexity Deep Researchで何が変わる?「調べる」と「作る」の比較
メモ帳やNotionに手動コピー
パワポで手作業で資料作成
URLを手動で貼り付け
所要時間: 数時間〜1日
自動で構造化レポートにまとめる
「スライドにして」で自動生成
出典リンク自動付与
所要時間: 5〜10分
今までの「資料作り」と、Perplexityを使った場合の違いを表にしました。
| 工程 | 従来のやり方 | Perplexity Deep Research |
|---|---|---|
| 情報収集 | Google検索→複数サイトを読む | AIが数百のソースを並列で読む |
| 情報の整理 | メモ帳やNotionに手動コピー | 自動で構造化レポートにまとめる |
| 資料作成 | パワポやGoogleスライドで手作業 | 「スライドにして」で自動生成 |
| 出典の記載 | URLを手動で貼り付け | 自動でソースリンク付き |
| 所要時間 | 数時間〜1日 | 5〜10分 |
| 料金 | 無料(時間コストは別) | 月額$20(約3,000円)〜 |
一番大きいのは「途中で手が止まらない」ことです。
普通は「調べ終わったら、次はパワポを開いて…」ってツールを切り替えますよね。
Perplexityだと、調べた結果がそのまま資料になって出てきます。
ツールの切り替えがゼロ。
「調べる」と「作る」の間にあった面倒な手作業が、丸ごと消えます。
しかも、出典リンクが自動で付くのが地味にありがたい。
「この数字どこから持ってきたの?」って聞かれても、すぐ答えられます。
Perplexity Deep Researchではどんな成果物が作れる?
取引先への提案スライドを30分じゃなくて5分で作りたい時
「AI市場の動向を分析して、スライドにまとめて」と打つだけでスライドが出てきます。
調査→分析→スライド構成→デザインまで、全部AIが自動でやってくれます。
出てくるのはPowerPoint互換のファイルなので、ダウンロードしてそのままパワポで編集できます。
AIが作ったものなので、中身の確認と微調整は必要です。
でも「ゼロから作る」と「8割できてるものを直す」は、全然違います。
私はゼロから作る派でしたが、これは正直ラク。
売上データを表にして比較したい時
スプレッドシート(Excelの表みたいなもの)も作れます。
「主要SNSのMAU(月間アクティブユーザー数)を2015年から2024年まで比較する表を作って」みたいな指示で、データ付きの表が出ます。
数式も自動で入るので、合計や平均も計算済み。
普通ならデータを集めて、Excelに打ち込んで、関数を入れて…という作業が、1回の指示で終わります。
ダッシュボードで数字を可視化したい時
折れ線グラフ、棒グラフ、フィルター付きのダッシュボード(数字を見やすく並べた一覧画面)も生成できます。
「SNSの利用者数をダッシュボードにして、年度と地域でフィルターできるようにして」と頼めば、操作できる画面が出てきます。
プログラミングの知識はゼロでOK。
ただし、複雑なフィルター機能は動かないこともあるので、デモや社内共有レベルで使うのが現実的です。
簡単なWebアプリやツールを作りたい時
アンケートフォーム、イベントカレンダー、名言ポスター生成ツールなど、ちょっとしたWebアプリも作れます。
「名言ポスターを作るツールを作って。
キーワードを入れたら名言と背景画像が出てきて、PNG形式でダウンロードできるやつ」と頼めば、動くものが生成されます。
本格的なアプリ開発には向かないですが、「こんなツール欲しいな」を試すには十分です。
Perplexity Deep Researchの料金プランは?無料でも使える?
成果物生成 ✕
成果物生成 ○
成果物生成 無制限
成果物生成 ○
Perplexityには4つのプランがあります。
| プラン | 月額料金 | Deep Research | 成果物の生成 |
|---|---|---|---|
| Free(無料) | $0 | 使えない | 使えない |
| Pro | $20(約3,000円) | 月20回 | ○(Labs経由) |
| Max | $200(約30,000円) | 無制限 | ○(無制限) |
| Enterprise | 要問い合わせ($40/人〜の報道あり) | 無制限 | ○ |
残念ですが、無料プランではDeep Researchも成果物生成も使えません。
最低でもPro(月額$20、約3,000円)が必要です。
年払いだと$200/年(月あたり約$16.67)になるので、月払いより17%お得。
Proプランで月20回のDeep Researchが使えます。
週に4〜5回使える計算なので、週1でプレゼン資料を作るくらいなら十分です。
Maxは月$200。
個人で使うには正直高い。
ただしMaxにはPerplexity Computer(複数のAIモデルを同時に動かすエージェント=AIに作業を任せる仕組み)が付いてくるので、AIをフル活用したい人にはアリかもしれません。
Perplexity Deep Researchを使うのに必要なものは?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要なプラン | Pro(月額$20、約3,000円)以上。年払いだと$200/年で17%お得 |
| 必要な環境 | ブラウザだけ。Chrome・Safari・Edge対応。スマホアプリ(iOS/Android)でも使える |
| アカウント登録 | Googleアカウント or メールアドレスで無料登録→Proにアップグレード |
| 前提スキル | なし。日本語で「○○を調べてスライドにして」と打つだけ |
| 日本語対応 | ○ 日本語の指示で日本語の成果物が出る。ただし英語のソースのほうが多い |
| インストール | 不要。ブラウザで完結 |
特別な準備は何もいりません。Proプランに加入して、ブラウザを開くだけです。
Perplexity Deep Researchの使い方は?成果物を作るステップ
Proプラン以上に加入していれば、すぐに使えます。
ステップ1:Perplexityにアクセスする
perplexity.aiをブラウザで開きます。
アカウントを持っていなければ、Googleアカウントかメールアドレスで登録します。
Proプランへの加入がまだなら、設定画面からアップグレードしてください。
期待結果: ログイン後にチャット画面が表示される。
詰まりやすい点: 無料登録のままだとモード選択にDeep Researchが出てこないので、Proへのアップグレードが必須です。
ステップ2:Deep Researchモードを選ぶ
チャット画面の上にモード選択があります。
ここで「Deep Research」を選んでください。
通常の検索モードのままだと、成果物(スライドや表)は生成されません。
期待結果: モード名がDeep Researchに変わる。
詰まりやすい点: モード切り替えはチャット入力欄の左上にあります。スマホだとアイコン化されていて見つけにくいので注意。
ステップ3:「調べて + 作って」の指示文を打つ
ここがポイントです。
「○○について調べて」だけだと、テキストのレポートが返ってきます。
成果物を作りたい場合は、「何を作ってほしいか」を明示します。
おすすめの指示例を出します。
スライド:「AIエージェント市場の動向を調べて、主要プレイヤーの比較をスライドにまとめて」
スプレッドシート:「主要SNSの月間ユーザー数を2020年から2025年まで調べて、比較表を作って」
ダッシュボード:「日本のEC市場(インターネット通販市場)の規模の推移をダッシュボードにして、グラフとフィルター付きで」
レポート:「リモートワークの生産性に関する研究を調べて、出典付きのレポートにまとめて」
日本語で打っても動きます。
ただし、英語のほうがソースの数が多くなるので、海外の情報を調べる時は英語がおすすめです。
ステップ4:AIが調査→生成するのを待つ
Deep Researchは普通の検索より時間がかかります。
数百のソースを読んで、分析して、成果物を作るので、5〜10分はかかります。
その間、進行状況が画面に表示されるので、待っていれば大丈夫です。
期待結果: 「Researching」「Generating」と表示が切り替わり、最後に成果物が出る。
詰まりやすい点: 途中でブラウザを閉じても処理は続いていますが、結果を見るにはまた同じURLを開き直してください。
ステップ5:成果物を確認してダウンロード
完成すると、チャット画面内に成果物が表示されます。
「Assets」タブに生成されたファイルが並ぶので、ダウンロードできます。
スライドならPowerPoint形式、スプレッドシートならCSVやExcel形式で落とせます。
中身を確認して、必要なら手動で微調整してください。
AIが作ったものなので、数字の正確さやレイアウトは最終チェックが必要です。
ステップ6(応用):Labs(ラボ)タブでもっと自由に作る
Deep Research以外に「Labs」(ラボ)という機能もあります。
Labsはもう少し自由度が高くて、Webアプリやダッシュボードをゼロから作れます。
チャット画面の上のモード切り替えから「Labs」を選ぶか、「App」タブからアクセスできます。
スライドやレポートはDeep Research、もっと作り込みたい時はLabsという使い分けです。
私はまず1個目のリサーチをDeep Researchで始めて、結果を見ながらLabsで作り込む流れがしっくりくると思っています。
Perplexity Deep Researchの仕組みは?なぜ調べながら資料が作れるのか
「調べものAI」がなぜスライドまで作れるのか、仕組みを見ていきます。
普通のAI検索は「質問→回答」の1往復で終わります。
Deep Researchは違う。
質問を受け取ると、まずその質問を複数のサブクエリ(小さな質問)に分けます。
たとえば「AIエージェント市場をスライドにして」と聞くと、裏側では「市場規模は?」「主要プレイヤーは?」「成長率は?」「課題は?」みたいに細かく分かれます。
それぞれの小さな質問が同時に走って、数百のソースを並行で読みます。
読んだ情報を1つにまとめて、構造化されたレポートに整理する。
そこからさらにスライドや表のフォーマット(決まった見た目)に変換する。
つまり「検索→読解→分析→構造化→資料化」の5段階を、AIが全部やっています。
この「分けて同時処理する」のがDeep Researchの設計の核心です。
Perplexity Deep ResearchはChatGPTやGeminiと何が違う?
全回答にソースリンク付き
スライド・表・ダッシュボード・Webアプリ
数百ソースを並列処理
月額$20〜
ソースが不明確なことがある
テキスト・コード・画像
Web検索は補助的
月額$20〜
Google検索結果を参照
テキスト・3Dシミュレーション
Google検索に依存
月額¥1,200〜
| 比較項目 | Perplexity Deep Research | ChatGPT | Gemini |
|---|---|---|---|
| 設計思想 | 「調べる→作る」を一気通貫 | 対話の中で段階的に作る | Google検索と連携した回答 |
| ソースの透明性 | 全回答にソースリンク付き | ソースが不明確なことがある | Google検索結果を参照 |
| 成果物の種類 | スライド・表・ダッシュボード・Webアプリ | テキスト・コード・画像 | テキスト・3Dシミュレーション |
| リサーチの深さ | 数百ソースを並列処理 | Web検索は補助的 | Google検索に依存 |
| 月額 | $20(約3,000円)〜 | $20〜 | ¥1,200〜 |
Perplexityの強みは「調べものに特化している」ことです。
ChatGPTは何でもできる万能ツール。
でも「ちゃんと調べて、出典付きでまとめる」ことに関しては、Perplexityのほうが得意です。
ChatGPTは個人的には対話しながら少しずつ作り込んでいくスタイルに向いていると感じます。
「まず叩き台を一発で出してほしい」ならPerplexity。
「対話しながら修正を重ねたい」ならChatGPT。
そういう使い分けが現実的です。
この技術が広がると、「資料作り」という仕事の中身が変わります。
今は「調べて→まとめて→デザインする」のが資料作りですよね。
でもPerplexityみたいなツールが当たり前になると、「資料作り」は「AIが出したものをチェックして直す」になる。
作る人から、編集者になる。
これは楽になるという話だけじゃなくて、「何を調べるか」「どう伝えるか」の判断力のほうが大事になるって話です。
よくある疑問
Q. 無料プランでも成果物は作れる?
作れません。
Deep Researchと成果物生成は、Pro(月額$20)以上のプランが必要です。
無料プランでは1日5回のPro Search(通常検索の強化版)が使えるだけです。
Q. 日本語で使える?
使えます。
日本語で指示を打てば、日本語で調査・資料作成してくれます。
ただし、日本語のソースは英語に比べて少ないので、海外トピックの調査は英語のほうが精度が高いです。
Q. 作った資料はそのまま使える?
「8割完成品」と思ってください。
構成やデータは入っていますが、レイアウトの微調整や数字の正確性チェックは必要です。
AIが自動で集めたデータなので、たまに古い数字や間違った情報が混ざることがあります。
出典リンクが付いているので、気になるデータは元ソースで確認してください。
Q. スライドのデザインはきれい?
「必要十分」レベルです。
テンプレートベースのシンプルなデザインが出てきます。
Canvaのようなおしゃれさは期待しないでください。
ダウンロードしてからパワポで見た目を整えるのが現実的な使い方です。
Q. ChatGPTのPro(月額$20)とどっちがいい?
用途次第です。
「調べて資料にする」がメインの人はPerplexity。
「文章を書く」「コードを書く」「画像を作る」もやりたい人はChatGPT。
両方$20/月なので、1ヶ月ずつ試して決めるのもアリです。
Perplexity Deep Researchの注意点と限界は?
便利ですが、過信は禁物です。
データの正確性は保証されていない。
出典リンクは付きますが、AIが要約する過程で数字が微妙に変わることがあります。
特に金額や日付は、元ソースと照合してから使ってください。
ダッシュボードの操作機能は不完全な時がある。
フィルターやドロップダウン(候補から選ぶUI)が動かないケースが報告されています。
社内プレゼンや叩き台としては使えますが、本番のダッシュボードとしてはまだ不安定です。
月20回の制限がある(Proプラン)。
Deep Researchは月20回まで。
1回のリサーチに5〜10分かかるので、計画的に使ったほうがいいです。
「とりあえず聞いてみよう」で使い切ると、月末に困ります。
生成に5〜10分かかる。
通常のAI検索は数秒で返ってきますが、Deep Researchは数百ソースを読むので時間がかかります。
急ぎの時は通常のPro Searchのほうが向いています。
まとめ
Perplexity Deep Researchは「毎週レポートやプレゼン資料を作る人」に一番刺さるツールです。
調べて→まとめて→資料にする、の3ステップが1回の指示で終わるのは、繰り返しの作業が多い人ほど効きます。
月額$20(約3,000円)で月20回のDeep Researchが使えるので、週1本の資料を作る人なら十分元が取れます。
まずはperplexity.aiでProプランに加入して、1回だけ「○○を調べてスライドにして」と打ってみてください。
5分待って出てきたスライドを見たら、次から資料作りの感覚が変わります。
このページに出てきた言葉
- Deep Research
- Perplexityの中の機能。質問を小さな質問に分けて数百のソースを並列で読み、出典付きで成果物を出す
- ソース
- 情報の出典・元になったWebページや記事
- サブクエリ
- もとの質問を細かく分けた、より小さな質問
- ダッシュボード
- 数字やグラフを1画面に並べた、見やすい一覧画面
- スプレッドシート
- Excelの表のようなもの。行と列にデータを並べて計算もできる
- MAU(月間アクティブユーザー数)
- 1ヶ月の間にサービスを実際に使った人の数
- Labs(ラボ)
- Perplexityのもう1つの機能。Webアプリやダッシュボードをゼロから自由に作れる
- エージェント
- AIが手順を自動で進めて作業をやってくれる仕組み
- Pro Search
- 通常検索の強化版。Deep Researchより手軽で速い
参考リンク
Perplexity公式ブログ — Introducing Perplexity Labs: https://www.perplexity.ai/hub/blog/introducing-perplexity-labs
Perplexity Changelog — February 2026: https://www.perplexity.ai/changelog/what-we-shipped---february-6th-2026
Perplexity Changelog — March 2026: https://www.perplexity.ai/changelog/what-we-shipped--march-27-2026
Perplexity(perplexity.ai): https://www.perplexity.ai
※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。