Notion 3.4で「AIが勝手に仕事する」機能が追加されました。
目玉はデータベースの自動入力(AI Autofill)と、カスタムAIエージェント。
データベースの行をAIが自動で分類・要約・翻訳してくれます。
カスタムエージェントは2026年5月3日まで無料で試せます。
5月4日からはクレジット制(有料)に切り替わる予定です。
この記事はNotionをチームで使っていて、データベース整理やSlack対応をAIに任せたい人向け(Notionの基本操作が分かれば読めます)。
カスタムエージェントは、もっとすごい。
「Slackに質問が来たらNotionのナレッジベースを参照して回答して」みたいな指示を出せます。
しかも24時間365日、バックグラウンドで動き続ける仕様。
Notionを使ってる人は、今のうちに触っておいた方がいいやつです。
Notion 3.4のリリース内容で特に面白いのは「データがある場所にAIを置く」という設計思想です。
他のAIツールとは根本的に違います。
「データベースを手作業で整理してる」って人。AIに丸投げできるかもしれません。
Notion AI Agent vs ChatGPTの違いは?
「AIならChatGPTでよくない?」って思いますよね。違いはここ。
| 項目 | ChatGPT | Notion AI Agent |
|---|---|---|
| 動き方 | 聞かれたら答える(受動型) | トリガーで自動で動く(能動型) |
| データの場所 | 毎回ファイルを渡す必要あり | Notionのデータベースに常時接続 |
| 自動更新 | 手動で毎回実行 | ページ編集後5分で自動更新 |
| 外部連携 | 限定的(Apps機能) | Slack・Calendar・Mail・Salesforce等 |
| バックグラウンド実行 | できない | 24時間365日動く |
| 日本語 | 対応 | 対応 |
ChatGPTは「聞いたら答える」。
Notion AI Agentは「条件を満たしたら勝手に動く」。
この差がでかい。
たとえば「タスクが追加されたら自動で分類して担当者をアサイン」みたいなこと。
ChatGPTでは無理ですね。
Notionなら、データベースとAIが同じ場所にあるから自然にできます。
私は今までChatGPTでDB整理してた時、毎回CSVを貼り付けてたんですが、地味にしんどかった。
Notion AI Agentはデータの隣にAIがいるイメージ。
だからファイルを毎回渡さなくていい。
ここがNotionの設計思想のミソ。
「データがある場所にAIを置く」という考え方。
データをAIに渡すんじゃなくて、AIがデータの隣にいる。
だから毎回ファイルをアップロードしなくていいし、自動で動ける仕組みになっています。
Notion AI Agentはなぜ自動で動けるのか?
従来のAIチャット(ChatGPTとか)は「呼ばれたら動く」タイプ。
Notion AI Agentは「トリガー」で動きます。
トリガーっていうのは「きっかけ」のこと。
「Slackにメッセージが来た」「メールが届いた」「データベースに行が追加された」。
こういうイベントが起きたら、自動でエージェントが起動する仕組みですね。
さらにスケジュール実行にも対応。
「毎朝9時に今日のタスクをまとめてSlackに投稿」みたいな定型作業を完全に自動化できます。
裏側で使われてるAIモデルも選択式。
Claude Sonnet、Claude Opus、GPT-5.2の3種類。
「Auto」にしておけばタスクに合わせて自動で最適なモデルが選ばれます。
3.4ではGPT-5.4 Mini/NanoやClaude Haiku 4.5も追加され、コストが35〜50%ダウン。
つまり「安いモデルで回せるタスクは安く」が可能になりました。
これは地味にでかい。
この先、Notionはどう変わる?
Notion AI Agentが意味するのは「ツールからチームメイトへ」の進化です。
今までのNotionは「整理された情報置き場」。
AI Agentが入ると「情報を整理する人」がNotion自体になる感じ。
Slackの問い合わせに自動応答。
タスクを振り分け。
毎朝のレポート作成。
人間がやってた「地味だけど面倒な仕事」をAIが引き受けてくれる構造ですね。
しかもNotionの中だけで完結します。
外部ツールを繋ぎ合わせる必要がない。
n8nやZapierみたいな自動化ツールを別で契約する必要もなし。
「データの場所」と「AIの場所」が同じ。
これがNotion AI Agentの一番大きい意味だと思います。
Notion AI Agentはどんな場面で使える?
データベースの分類・タグ付けを自動化したい時
AI Autofillの一番わかりやすい使い方ですね。
たとえばタスク管理のデータベースがあるとします。
新しいタスクを追加したら、AIが内容を読んで自動でカテゴリをつけてくれる。
「これはマーケティング関連」「これは経理関連」みたいに。
Select(選択肢)やMulti-Select(複数タグ)にも対応。
ページを編集したら5分後に自動更新されます。
手動でタグ付けしてた作業がまるごと消える感覚。
これは正直やばい。
Slackの質問にAIが自動で答えてほしい時
カスタムエージェントの定番ユースケース。
Notionにナレッジベース(よくある質問まとめ)を作っておくのが第一歩です。
Slackに質問が来たら、エージェントがナレッジベースを参照して回答してくれる流れ。
3.4ではプライベートチャンネルにも対応しました。
チーム内の「これ前も聞かれたな」系の質問がゼロになる。
毎朝のレポートを自動で作りたい時
スケジュール実行が使えるケース。
「毎朝9時に、今日期限のタスクをまとめてSlackに投稿」。
「毎週月曜に、先週の進捗サマリーをNotionページに書き出す」。
こういう定型レポート、手でやるとダルいんですよね。
エージェントに任せれば、毎朝勝手に出てきます。
Notion 3.4のAI機能に必要なものは?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| AI Autofill(基本) | Business($15/人/月)またはEnterprise |
| カスタムエージェント | Business/Enterprise + クレジット制(5月3日まで無料) |
| クレジット料金 | $10/1,000クレジット(シンプルなタスクで約45〜90回実行) |
| 音声入力 | デスクトップアプリのみ(Web・モバイル非対応) |
| 日本語 | AI機能は日本語対応。音声入力は技術用語で精度が落ちる場合あり |
| 前提スキル | Notionの基本操作ができれば大丈夫 |
正直、料金がちょっとハードル。
AI Autofillを使うだけでBusiness($15/人/月)が必要。
FreeやPlusプランでは使えません。
10人チームだと月150ドル、年18万。
これ、手作業のタグ付けが1人週30分×10人で月20時間消えてた人なら、私は普通に元取れると思います。
ただしカスタムエージェントは5月3日まで無料で試せる。
私なら無料期間中にAI Autofillだけまず触って、業務で実際に使えそうかをチームで判断します。
Notion AI Autofillの使い方は?
ステップ1:データベースを開く
Notionで既存のデータベース(テーブル)を開きます。新規で作ってもOK。
ステップ2:プロパティに「AI Autofill」を設定
データベースの列(プロパティ)を追加します。
タイプを選ぶ時に「AI Autofill」が出てくる仕様。
4つのモードから選べます。
Summary(要約)、Translate(翻訳)、Key Info(重要情報抽出)、Custom(カスタム)。
Customなら自前でプロンプトを書ける形。
ステップ3:自動更新をオンにする
設定すると、ページを編集した5分後に自動でAIが更新します。
新しい行を追加した時も自動で処理されますね。
手動で「今すぐ更新」を押すこともできます。
ステップ4:Select/Multi-Selectで自動分類
カテゴリやタグを自動でつけたい場合の設定。
SelectまたはMulti-SelectのプロパティにもAI Autofillを設定できます。
既存の選択肢から自動で選んでくれる挙動。
「新しいオプションを自動生成する」設定もあります。
Notion カスタムエージェントの作り方は?
ステップ1:Agentsメニューを開く
サイドバーの「Agents」から「Create blank」で新規作成。
テンプレートも用意されています。
Q&Aボット、タスク振り分け、ステータスレポートなど。
初めてならテンプレートから始めるのが早いですね。
ステップ2:指示を書く
やらせたい仕事を自然言語で書きます。
「Slackの#support-channelに質問が来たら、Notionのヘルプページを参照して回答して」。
こんな感じ。
プログラミングは不要です。
@でNotionのページを参照させることもできます。
ステップ3:トリガーを設定
エージェントが動くきっかけを設定。
スケジュール(毎朝9時)、Slackメッセージ受信、メール受信、カレンダーイベント、データベースの変更などから選べます。
複数のトリガーを組み合わせることも可能。
ステップ4:AIモデルを選ぶ
Auto、Claude Sonnet、Claude Opus、GPT-5.2から選べます。
Autoにしておけば、タスクに合わせて自動選択される仕組み。
コストを抑えたい場合は軽いモデルを指定するのもアリですね。
ステップ5:テスト実行
「Run agent」でテスト。
期待通りに動くか確認してから本番投入します。
5月3日まで無料なので、私なら今のうちに3〜4個のエージェントを試作して当たりを引きにいきます。
Notion 3.4のよくある質問は?
Q. 無料プランでAI機能は使える?
基本のNotion AIチャットは試用できます。
ただしAI AutofillやカスタムエージェントはBusinessプラン以上。
$15/人/月が必要です。
Q. カスタムエージェントの無料期間はいつまで?
2026年5月3日まで。
5月4日からクレジット制に移行します。
$10で1,000クレジット。
シンプルなタスクなら45〜90回実行できる計算です。
Q. 音声入力は日本語で使える?
Notion AIは日本語対応してます。
ただし音声入力はデスクトップアプリ限定。
Web版やスマホからは使えません。
日本語の技術用語は認識精度が落ちることがある。
普通の日本語なら問題ないです。
Q. Slackと連携できる?
できます。
3.4でプライベートチャンネルにも対応。
ただしDM(ダイレクトメッセージ)は未対応。
Notion 3.4の注意点は?
一番大きいのは料金。
AI Autofillを使うだけでBusiness($15/人/月)が必要です。
個人で使うには高い。
私はチームが10人未満で手作業の削減量も少ない場合は、正直割に合わないと思います。
逆にチーム10人以上で日々のタグ付けが発生するなら、月150ドルは余裕で回収できる金額。
カスタムエージェントは5月3日を過ぎるとクレジット制に切り替わります。
使えば使うほどお金がかかる仕組み。
複雑なタスクほどクレジット消費が増えるので注意。
クレジットが切れるとエージェントは翌月まで停止し、繰り越しもなしです。
AI Autofillにも制限があります。
添付ファイルの中身は読めない。
データベースの構造自体を変えることもできません。
「行の中身を自動で埋める」専用の機能ですね。
音声入力もデスクトップアプリ限定。Web版やスマホでは使えません。
まとめ
Notion 3.4はデータベース自動化とカスタムエージェントが目玉。
タグ付け・分類・要約をAIが勝手にやってくれます。
カスタムエージェントは5月3日まで無料で試せる期間。
Businessプラン以上が必要だけど、チームで使うなら試す価値ありです。
私なら無料期間中にAI Autofillから始めて、1つのデータベースで「タグ付けが本当に時短になるか」をまず検証します。
このページに出てきた言葉
- AI Agent(エージェント)
- AIに「こういう条件になったらこの仕事をして」と指示しておくと、人間が呼ばなくても勝手に動いてくれる仕組み
- AI Autofill
- データベースの列に「要約」「翻訳」「タグ付け」などの仕事をAIに任せる機能。新しい行が追加されると自動で埋めてくれる
- データベース(DB)
- Notionで言うと「表形式で情報を整理するページ」。Excelの表に近い
- プロパティ
- データベースの「列」のこと。Excelの「タイトル」「期日」「担当者」みたいな縦のカテゴリ
- トリガー
- エージェントを動かす「きっかけ」。「Slackに新しいメッセージが来た」「データベースに行が追加された」などのイベント
- プロンプト
- AIに「こうしてほしい」と伝える指示文。日本語で書いてOK
- ナレッジベース
- よくある質問とその答え、社内マニュアル、用語集などをまとめた「チームの知恵袋ページ」
- クレジット制
- 「使った分だけ消費する回数券」みたいな課金方式。複雑なタスクほど消費が増える
- Business / Enterprise プラン
- Notionの上位プラン。Businessは1人あたり月15ドルで、AI Autofillはこのプラン以上が必須
- n8n / Zapier
- 複数アプリをつなぐ自動化サービス。これまでNotionと外部アプリを連携したい時に別契約で使われていた
参考リンク
※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。