Pro/Max契約者で、Claude Code に興味のある友人や同僚に1週間試してもらいたい人向け
副業仲間や同僚にClaude Codeを勧めたいけれど、月額20ドルをいきなり払わせるのは気が重い場面で叩く。先にClaude Codeを起動して /(スラッシュ)だけ打ち、コマンド一覧に passes が並んでいるかを目で見て確認してから実行する
Claude Code を、契約していない友人や同僚に「とりあえず1週間試してもらう」ための招待リンクを発行するコマンドです。月額の契約を勧める前に、まず触ってもらうのに使います。
ただし大事な前提があって、このコマンドは Pro/Max 契約者なら誰でも使えるわけではありません。公式リファレンスにはっきり 「Only visible if your account is eligible」と書かれています。対象アカウントだけメニューに出る、という意味です。出てこなければ、自分のアカウントは今この機能の対象外、というだけの話。
噛み砕くと
たとえばジムの新規入会キャンペーンで、既存会員が「友達紹介の1週間無料チケット」を配れる時期があるイメージです。配れる権利を持っている会員だけが、フロントに頼むとチケットをもらえる。持っていない会員は、フロントに聞いても「お客様は今回の対象外です」で終わります。
/passes も同じで、Anthropic 側で「あなたのアカウントは紹介チケットを配れる対象です」と判定された人だけ、コマンドが / のメニューに表示されます。出ないなら配れない。それだけ。
大事な前提:契約していてもメニューに出ないことがある
Pro でも Max でも、契約しているからといって自動で /passes が使えるわけではありません。公式の説明は1行だけで、判定基準は公開されていません。
なので、まずやることは「叩いて確認する」ではなくて、Claude Code を開いて / だけ打って、出てくるコマンド一覧に passes が並んでいるか目で見て確認すること。並んでいなければ、今のアカウントでは配れません。
「副業仲間2人にClaude Codeを1週間試してもらう」流れを実演する
具体的な題材で動かしてみます。私が副業のコミュニティで知り合った2人に、Claude Code を勧めたい場面を想定します。LINE で連絡が取れる関係で、まだ2人とも Claude Code は触ったことがないです。
ステップ1: そもそも自分のアカウントが対象か確認する
ターミナルで Claude Code を起動して、入力欄で / だけ打ちます。
$ claude
> /
コマンド候補がズラッと出ます。アルファベット順に並んでいるので、p のあたりに passes が混じっているかを目で探します。permissions や plan は契約者全員に出ますが、passes は出ない人には出ません。
ステップ2: 並んでいたら /passes を実行する
並んでいるのを確認できたら、そのまま選択して Enter。並んでいなければここで終了で、続きはできません。月額をもう1段上げたら出るのか、特定の使用量を超えたら出るのかは、公式に書かれていないので分かりません。
ステップ3: 出てきた画面で招待リンクを発行する
対象アカウントだとここで招待用の画面が出ます。具体的な見た目・発行できる枚数・期限の延長可否は公式ドキュメントに記載がないので、画面に出てくる文言を素直に読んで進めるのが安全です。「ここで1週間ぶん発行されるんだろうな」と分かる範囲で操作します。
ステップ4: 発行されたリンクを LINE で2人に送る
1人目「コード勉強したいって言ってたやつ、これ1週間タダで使えるリンクもらったから試してみて」、2人目「副業のスクリプト書くやつ、Claude Code で結構いけるから1週間試してみてほしい」みたいな感じで、雑談の流れに混ぜて送れば十分です。
ステップ5: 友人側は受け取ったリンクを開いて、1週間遊ぶ
友人は届いたリンクから案内に従ってアカウントを準備すれば、Claude Code を1週間無料で触れます。期間が終わったら通常の有料プランに切り替えるか、そこで止めるかは本人が決めます。私の側が追加で何か手続きする必要はありません。
ステップ6: ここで初心者がやりがちな勘違い
「Pro 契約してるんだから自分も /passes 使えるはずだ」と決めつけて、メニューに無いのに無理やり手打ちで /passes と入力するパターン。これをやっても、対象外なら反応がないか、未知のコマンド扱いになるだけです。打ったから出てくる類のコマンドではない、と覚えておきます。
つまり /passes は何をしてくれるのか
- やってくれる: 対象アカウントの人が、Claude Code を1週間無料で使える招待リンクを発行する画面を開いてくれる。発行したリンクを友人に渡せば、その友人は1週間触れる
- やってくれない: 友人の側で契約・支払いを自動で済ませる、1週間が終わった後の自動継続、対象外アカウントを対象に変える操作、これらは一切やらない
- 意味が薄い場面: 自分が今月の使用量を超えそうで、自分の作業を続けたいだけの場面。それは
/passesではなく/extra-usageの出番。/extra-usageは自分の追加課金枠を有効化するコマンドで、人に配る用途ではない
使いどころ3シナリオ(具体題材で再現)
シナリオ1: 副業仲間にClaude Code を布教したいとき
副業のオンラインサロンで知り合った2人と、月1で Zoom で進捗共有をしています。2人とも「コード書けないから単価が伸びない」と言っているので、Claude Code を見せたい。ただ月額20ドルをいきなり払わせるのは気が重い。/passes がメニューに出るなら、招待リンクを2人ぶん送って、次の進捗会までの1週間で各自触ってもらいます。次の Zoom で「これどうやって使うの」と聞かれる状態を作るのが目的で、月額判断は本人に任せます。
シナリオ2: 会社の同僚にClaude Code を試させたいとき
マーケのチームメイト、肩書きは非エンジニアです。Excel と Notion の作業で消耗していて、定型のテキスト整形を Claude Code で全部回せると私は知っています。会社の経費で契約させる稟議は面倒で時間がかかるので、まず /passes の招待リンクで1週間使ってもらい、本人から「あれ便利だったから契約させてください」と上司に言ってもらう動線を作ります。私から上司に説明するより、本人から言わせた方が通りやすい。
シナリオ3: 料理ブログを始めた友人に「下書きを書き直してもらう用途」で試させたいとき
料理ブログを始めた友人が「文章が硬くて自分でも読みにくい」と言っていて、私が普段 Claude Code でやっている「下書きを読みやすく書き直す」をそのまま渡したい。ただし料理ブログのために月20ドルは厳しい、と本人が言っている。/passes の招待リンクを渡せば、1週間ぶんの記事下書きを一気に書き直す体験ができるので、その1週間で月額を払うかどうかを判断できます。
初心者が踏みやすい落とし穴
- Pro/Max 契約者なら誰でも使えると思い込む。公式は
Only visible if your account is eligibleと明記しているだけで、判定基準は公開されていません。契約していても出ない人は出ません /extra-usageと混同する。/passesは「友人に1週間タダで触らせる」ためのコマンドで、/extra-usageは「自分の月の使用枠を超えた後に、自分の作業を追加課金で続ける」ためのコマンドです。月末に自分が止まりたくないなら/extra-usage、友人を引き込みたいなら/passesと完全に別物- 発行枚数・期間延長を勝手に期待する。「1週間」の期間以外、何人分発行できるか、期間を延長できるかは公式ドキュメントに書かれていません。事前に「3人ぶん送るね」と約束してから画面を開くと、思った枚数発行できずに気まずくなる可能性があります。画面を開いてから人数を決める順番が安全
- 友人側のアカウント準備を軽く見る。招待リンクを受け取った側も、Claude Code を動かすには Claude.ai のアカウント作成・ターミナルでのセットアップが要ります。完全にコード未経験の友人に渡す場合、リンクだけ送って終わりにせず、最初のセットアップは隣で見てあげる前提で考えた方がいいです
- メニューに出ないのに手打ちで連打する。
/一覧に並んでいないなら、その瞬間のアカウントでは使えません。手打ちで/passesと入力しても何も起こらないか、不明なコマンド扱いです。何度叩いても結果は変わらないので、出ない時はあきらめて別のルートに切り替えます。たとえば/upgradeで友人にプランページを案内する等 - 対象外なのを「バグだ」と騒ぐ。これはバグではなく、Anthropic 側の意図的な絞り込みです。サポートに問い合わせても eligibility の中身は教えてもらえない可能性が高いので、出ないなら出ない、で割り切ります
書き方
/passes
やってみるとこうなる
入力
/passes
出力例
対象アカウントの場合: 招待リンク発行用の画面が開く。具体的な見た目・発行枚数・期限の延長可否は公式ドキュメントに記載なし。
対象外アカウントの場合: そもそも / メニューに passes が表示されない。手打ちしても反応しないか、不明なコマンド扱いになる
このページに出てきた言葉
- eligible
- 「対象資格あり」の意味の英単語。Anthropic 側のルールで「この機能を使っていい」と判定された状態。判定基準の中身は公開されていない
- 招待リンク
- クリックすると招待する側の権利で特典を受け取れる専用のURL。このコマンドでは1週間の無料お試し用に発行される
- /extra-usage
- 自分の月の使用量を超えた後、自分の作業を追加課金で続けるためのコマンド。<code>/passes</code> とは別物で、混同しやすいので注意