AI活用全般

ChatGPT・Claude・Geminiでいい答えが返ってこない時、Andrew Ng新コース『AI Prompting for Everyone』を3日で消化する運用

ChatGPT・Claude・Geminiを毎日触ってても、欲しい答えがなかなか返ってこない。

その答え合わせを、Andrew Ng本人が2026年4月28日に出した3時間コース「AI Prompting for Everyone」がやってます。

動画21本・前提知識ゼロ・無料で全部見れる。

PRO(年$25/月)に上げると課題と修了証明書がつく構成。

2022年と2026年で「AIへの頼み方」が根本的に変わったという主張が、コースのコアです。

この記事はChatGPT・Claude・Geminiを毎日使ってる非エンジニア(個人事業主・マーケ・営業・人事・コンサル・教育系)向け(コーディング経験なしで読めます)。

そもそも「AI Prompting for Everyone」って何のコース?

DeepLearning.AIが2026年4月28日に公開した、Andrew Ng本人が講師の新コースです。

総時間3時間4分、動画21本、難易度はBeginner、コーディング経験不要。

対象ユーザーは公式コースページにこう書かれてます。

Anyone using ChatGPT, Claude, or Gemini who wants improved results. No technical background required.

DeepLearning.AI公式コースページ

つまり対象は、ChatGPT・Claude・Geminiを既に触っているけど、もう一段良い答えを引き出したい人。

これ、刺さる人多いやつ。

料金は無料プラン(Basic Access)で動画21本まるごと視聴可能。

PROプランに上げると課題3つ・修了証明書・ポートフォリオ保存・Andrew Ng独占コースが追加される構成です。

講師のAndrew Ngって誰?なぜ注目されるの?

講師本人は、世界中のAIエンジニアがほぼ通る教科書を作った人です。

経歴を並べると重みが見えてきます。

Stanford大学のAdjunct Professor、Google Brainの共同創設者(2011年)、Coursera共同創業者(2012年)、Baidu Chief Scientist(2014〜2017年)、DeepLearning.AI創業者(2017年)、Amazon取締役(2024年4月就任)。

Time 100には2013年と2023年の2回選出されてます。

受講者数の規模も別格で、本人が2023年のTIME誌インタビューでこう発言しています。

As of now, about 8 million people on the planet—1 in 1,000 people on the planet—have taken an AI class from me.(地球上の1000人に1人にあたる約800万人が、私のAIコースを受けてくれた)

TIME誌 Time 100 AI(2023年)

地球上1000人に1人。これ正直やばい。

The Interview Guysというキャリア系レビューサイトは、過去作のレビューでこう書いてます。

The DeepLearning.AI name — built by Andrew Ng, co-founder of Coursera, former head of Google Brain — carries genuine credibility in business environments.(DeepLearning.AIというブランドは、ビジネス環境で本物の信頼性を持っている)

The Interview Guys「Generative AI for Everyone Review 2026」

私が注目しているのは、この人が2026年版で「プロンプト術」をテーマに据えたという事実そのものです。

教科書を書いた人が「2022年の頼み方はもう古い」と公言するのは、それなりに重い。

Andrew Ng本人は新コースで何を主張してるの?

コース告知の本人投稿に、今回の核心となる一文があります。

How we prompt AI is very different in 2026 than 2022 when ChatGPT came out.(2022年にChatGPTが登場した時と、2026年現在のAIへの頼み方は、まったく違うものになっている)

Andrew Ng(X投稿)/二次ソース: ovexro.comDeepLearning.AI公式

もう一つ、コース紹介のメッセージはこう。

I'm teaching a new course, AI Prompting for Everyone, to help you become an AI power user — whatever your current skill level.(現在のスキルレベルに関係なく、AIパワーユーザーになる手助けをする新コースを教える)

Andrew Ng(X投稿)/同上二次ソース

2022年の頼み方が古い、というのが最大のメッセージ。

これは個人的にかなり納得がいきます。

私が普段ChatGPTに投げる文章も、3年前と今では構造が別物になっています。

2022年の頼み方 vs 2026年の頼み方

コースの主張を、過去と現在の差分として表で並べてみました。

観点2022年(ChatGPT登場直後)2026年(コースが主張する現在)
長さ1文〜数文の短い指示背景・目的・制約まで含む長文
役割指定「あなたは○○です」だけで満足役割+業務文脈+出力フォーマット
情報の渡し方頭の中の前提を渡さず投げる関連資料・PDF・画像も同時に渡す
使うモード素のチャットだけDeep Research・Think Hard・Visionを使い分け
取り扱う媒体テキストのみ画像・コード・データ分析も射程内
AIへの態度答えをもらう相手壁打ちパートナー兼、誤りも指摘される相手

右列がコース3モジュールが扱う領域とほぼ重なります。

素のチャット欄に1文投げて唸るのは、もう古い設計。

3時間コースの中身は3モジュールで構成されてる

コースは3つのモジュールに分かれてます。

公式コースページに記載されている構成はこう。

モジュールテーマ主な内容
Module 1Finding Information/情報を見つける事前学習知識・Web検索・Deep Researchモード・情報源の評価
Module 2AI as a Thought Partner/思考のパートナーとしてのAIブレスト・コンテキスト提供・推論・AI癒着回避・文章作成・正直なフィードバック
Module 3Working with Multimedia & Code/マルチメディアとコードを扱う画像理解・画像生成・アプリ構築・データ分析・最終プロジェクト

動画は全21本、合計3時間4分。

DeepLearning.AIコミュニティに公開されている講義ノートのファイルサイズはModule 1が5.9MB、Module 2が3.4MB、Module 3が8.1MB(出典: community.deeplearning.ai)。

Module 3が最大なのは、画像・コード・データを扱うため資料が厚いと推測できます。

公式コースページの紹介文には、こんな一節も書かれてます。

Along the way you'll encounter flying squirrels, a creativity test, some of Andrew's old family photos, and fireworks.(道中、空飛ぶリス・創造性テスト・Andrewの古い家族写真・花火に遭遇する)

DeepLearning.AI公式コースページ

抽象論で殴られる教材ではなさそう。具体例の温度感がにじむ告知です。

このコースを3日で終わらせる運用は?

3時間4分は一気に通すと意外と重い。

私なら3日に分けます。

1日1モジュール+翌日1行転用メモ、という構成です。

  1. STEP1(1日目・約1時間): Module 1を視聴 → 直後に「手元の仕事で情報収集に使いたい場面」を3つ書き出す。例えば「市場リサーチ」「競合価格調査」「新規取引先の与信確認」など。視聴はDeepLearning.AI公式コースページから「Enroll for Free」ボタンでアカウント作成し、無料プランで開始
  2. STEP2(2日目・約1時間): Module 2を視聴 → 直後に「AIを壁打ち相手として使う場面」を3つ書き出す。例えば「企画書のレビュー」「クライアント返信案の壁打ち」「採用面接の質問設計」など。AI癒着回避のセクションは特にメモを濃く取る
  3. STEP3(3日目・約1時間): Module 3を視聴 → 直後に「画像・コード・データを使う場面」を3つ書き出す。例えば「資料スクショの読み取り依頼」「図解の生成」「Excel分析の自動化」など。最終プロジェクトまで通したら、PROプランに上げて課題3つに進むかを判断
  4. STEP4(4日目・15分): 9個の転用メモを1枚にまとめて、手元の業務テンプレに落とす。これがコースで一番リターンの大きいパート。動画は3時間で終わるが、転用メモを業務に組み込まないと知識のままで終わる

1日1モジュールに分けるとほぼ「夜寝る前に1時間」で終わる体感ペース。

ここで引っかかりやすいのは英語動画の壁ですが、Coursera経由でもDeepLearning.AI経由でも、再生プレイヤーに字幕(CC)と再生速度設定があります。

字幕オン+0.85倍速で十分追えるのが過去作の評判です。

料金は?無料プランとPROプランの違いは?

料金は2段階。

無料プランは動画21本まるごと視聴可、PROプランで課題と証明書がつきます。

項目無料プランPROプラン
動画視聴21本まるごと可21本まるごと可
graded assignments(課題3つ)不可
修了証明書なしあり
ポートフォリオ保存なしあり
Andrew Ng独占コースなしあり
The Batch(ニュースレター)ありあり
料金(月払い)$0$30/月(通常$50/月から40%オフ表記)
料金(年払い)$0$25/月=年$300(通常$50/月から50%オフ表記)

料金の出典はDeepLearning.AI PRO会員ページ

「All prices are listed in USD, exclusive of taxes」と公式表記されてるので、日本からだと税込みで多少上乗せになります。

個人的な判断としては、まず無料プランで全21本を通す。

3日運用が回ったら、業務に組み込む価値を実感できた人だけPROに上げて課題と証明書を取りに行く流れが、損が出にくい設計です。

修了証明書は名刺・LinkedInに載せる価値ある?

PROプランの公式ページにはこう記載されてます。

Unlimited accomplishments for resume.(履歴書に載せる修了実績が無制限)

DeepLearning.AI PRO会員ページ

The Interview Guysの過去作レビューには、こんな評価もありました。

Andrew Ng's name carries real weight in hiring conversations.(採用の場でAndrew Ngの名前は本当に重みを持つ)

The Interview Guys「AI for Everyone Review 2026」

個人事業主・コンサル・人事系の人なら、LinkedInに「DeepLearning.AI / Andrew Ng – AI Prompting for Everyone」と載せる肩書き化の価値は十分あります。

逆にエンジニア職の場合は、同じレビューに「rated only 4.5/10 for experienced developers(経験者向け評価は10点中4.5点)」とある通り、名刺の重みは薄め。

職種で見極めたいところ。

過去2作と比べて、この最新作はどう違う?

本人の「Everyone」シリーズは今回で3作目。

3部作の系譜を1枚にすると流れが見えます。

作品公開時期テーマCoursera受講者数(2026年5月時点)評価
AI for Everyone2019年頃AIとは何か(概念)2,488,403人4.8/5(レビュー52,273件)
Generative AI for Everyone2023年11月生成AIとは何か(基礎)790,091人4.8/5(レビュー5,019件)
AI Prompting for Everyone2026年4月28日AIへの頼み方(実装)未公表(公開直後)

Coursera経由だけで過去2作合計328万人。

これにDeepLearning.AIプラットフォーム直接受講者を足すと数字はさらに伸びます。

本人が「800万人が私のAIコースを受けた」と発言しているのは、この合計の延長線上。

3作の役割は明確に分かれてます。

1作目「AIとは何か」、2作目「生成AIとは何か」、3作目「使い方を磨く」。

今回が一番、明日から実務に効く性質を持ってます。

出典: Coursera – AI for EveryoneCoursera – Generative AI for Everyone

Deep Research・Think Hard・Vision はどのプランで使える?

コースで扱われるモードは、各社AIサービスのプランによって提供範囲が変わります。

2026年5月時点での対応状況を表にまとめました。

機能ChatGPTClaudeGemini
Deep ResearchPlus($20/月)で月10回/Pro($200/月)で月250回同名機能なし(Extended thinkingがProプランで近い役割)Google AI Pro($19.99/月)に含まれる/無料版でも一部提供
Think Hard / ReasoningPlus以上でo4-mini、Proでo3Extended thinkingがProプランで利用可Pro/Ultraで強化版利用可
Vision(画像理解)Plus以上で標準利用可Pro以上で標準利用可Pro以上で標準利用可

出典: ChatGPT PricingAI価格比較2026

各社のプラン内容と料金は頻繁に変わるので、コース受講前に各社公式で最新を確認するのが安全です。

個人的には、無料プラン3社を併用するなら、Deep ResearchはGemini無料版、画像理解はChatGPT、長文要約はClaudeという組み合わせが現実的。

ChatGPT Plus 1本なら全部入りで月$20で済むので、毎日使う人はそっちが楽。

このコースの限界・批判はある?

過去作のレビューから引き継がれる懸念点はいくつかあります。

The Interview Guysの過去作レビューには、こんな指摘がありました。

There's no capstone. There's no project you can show to an interviewer.(卒業制作がない。

面接で見せられる成果物がない)

The Interview Guys「AI for Everyone Review 2026」

This course won't make you an AI builder.(このコースを受けてもAIを構築できるようにはならない)/Lacks industry-specific applications.(業界特化の応用がない)

The Interview Guys「Generative AI for Everyone Review 2026」

同じレビューでは、技術系プロ向け評価は10点中5.5、非技術系プロ向けは10点中8.2。

今回のAI Prompting for Everyoneも同じ系譜なので、技術職には物足りない可能性が高い。

一方、非エンジニアにはハマる設計です。

もう一つの懸念は、コース内のスクリーンショットが英語版UIで構成される点。

日本語UIだとボタン位置や名称が微妙に違うことがあります。

あとはDeep Research・Think Hard・Visionの一部機能は、各社の有料プラン契約が前提。

無料プランだけだと完全に同じ手順は踏めない場面が出てきます。

結局、誰が受けるべき?私の見方は?

このコース、相性のいい人と微妙な人がはっきり分かれます。

相性こんな人
個人事業主・マーケ・営業・人事・コンサル・教育系で、ChatGPT/Claude/Geminiを毎日触ってるが「もっと上手く使えるはず」と感じている人
プロンプト本やテンプレ集を1〜2冊買ったけど、手元の業務に転用できなかった人
LinkedInや名刺にAndrew Ng系の修了証明書を載せて肩書きを補強したい個人事業主
AIエンジニア・データサイエンティスト(過去作レビューでは経験者向け評価が低め)
×業界特化の具体ワークフロー(医療AI・法務AI等)を学びたい人

私の見方をまとめると、無料で全21本見れる時点でハードルがほぼゼロ。

3時間4分の投資で、明日から業務に効く可能性があるなら、まず動画だけでも通す価値は高いと判断してます。

日本語の解説記事がほぼ出揃っていない今のタイミングで通すと、社内・周囲に対して情報優位も取れます。

PROプランへの課金判断は、無料プラン3日運用が終わってからで遅くない。

むしろそれが正解。

FAQ

英語のコースですが、英語が苦手でも大丈夫ですか?

DeepLearning.AI・Couseraともに字幕(CC)と再生速度設定が用意されてます。

字幕オン+0.85倍速で追えるのが過去作受講者の共通の評判。

講師本人は英語が母語ではない学習者を強く意識した話し方をするのが過去作の特徴です。

無料プランだけで完走できますか?

動画21本は無料プラン(Basic Access)で全部視聴できます。

完走できないのは「graded assignments(課題3つ)」「修了証明書」「ポートフォリオ保存」の3つで、これらはPROプラン限定。

動画で学ぶだけならゼロ円で済みます。

3時間と書いてあるけど、実際は何日かければ終わる?

1日1モジュール×3日が現実的なペース。

動画3時間4分+メモ取り+業務への転用メモ作成を含めると、合計4〜5時間が目安。

1日1時間×3日で終わらせる運用が、本記事内のSTEP1〜STEP4で示した流れ。

同じ講師の他のコースとの違いは何ですか?

同じ講師が手掛ける有名コース「ChatGPT Prompt Engineering for Developers」は1時間・開発者向けAPIコースで、エンジニア向け。

今回のAI Prompting for Everyoneは3時間・非エンジニア向けで、APIではなくチャットUIを使うのが前提。

住み分けは明確です。

修了証明書はLinkedInや名刺に載せる価値はありますか?

The Interview Guysの過去作レビューでは「Andrew Ng's name carries real weight in hiring conversations(採用の場でAndrew Ngの名前は本当に重みを持つ)」と評されてます。

個人事業主・コンサル・営業・人事系には強い肩書き効果があります。

エンジニア職だと採用評価への効きは弱いので、職種で判断したいところ。

過去作「AI for Everyone」「Generative AI for Everyone」は受けてないけど大丈夫?

難易度Beginner・前提知識不要と公式コースページに記載されているので、過去2作を飛ばしてこの3作目だけ受けても理解には問題ない設計です。

3部作の系譜を知っておくと、コース受講中の納得感は強まります。

このページに出てきた言葉

DeepLearning.AI
本コース講師が2017年に立ち上げたAI教育サービス。現在700万人超が学習中
Beginner
入門レベル。前提知識・コーディング経験なしで受けられる難易度
graded assignments
採点付き課題。受講者が手を動かす演習で、PROプラン限定
Adjunct Professor
非常勤教授。本業は別にあるが大学で講義も持つポジション
Google Brain
Googleが2011年に立ち上げた深層学習研究チーム。本コース講師が共同創設の1人
Baidu
中国最大手の検索エンジン会社。本コース講師は2014〜2017年にChief Scientistとして1300人のAIチームを統率
Time 100
TIME誌が毎年選出する「世界で最も影響力のある100人」のリスト
Deep Researchモード
AIに何十ものWebページを横断調査させ、長文レポートにまとめさせるモード。ChatGPT・Geminiに搭載
コンテキスト提供
AIに「いま何の話か」「目的」「制約」をまとめて渡すこと
AI癒着
AIがユーザーに迎合して間違った答えにも同意してくる現象。英語でsycophancy
Think Hard / Reasoning
AIに「ゆっくり考えてから答えて」と指示するモード。複雑な推論・コード設計に効く
Vision
AIが画像を読み取る機能。スクショ・図表・写真をAIに渡して質問できる
Extended thinking
ClaudeにおけるThink Hard相当の機能。思考プロセスを長く取って精度を上げる
capstone
卒業制作。コース末尾でまとめとして手を動かす総合課題

参考リンク

※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。

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