Claude Codeのツール仕様を初めて確認する人向け(CLI操作の基本が分かれば読めます)
ファイルの中身を確認したいとき。コードを編集する前は必ず一度Readで読むのが原則。
ファイルパス(=ファイルがある場所の住所文字列)を渡すと中身を読み込むツール。Claude Codeで最も頻繁に使われる基本ツールで、コードを編集する前は必ず一度 Read を通すのが原則。
「Claudeにコードを直してもらう」という体験の裏側は、ほとんどがこのReadから始まる。読まないで書くと、Claudeは推測で動いてしまうので、Readは安全運転の基本動作。
噛み砕くと
料理のレシピを直してくれる人がいるとして、その人にレシピを「見せずに」直してと頼んだらどうなるか。当てずっぽうの「だいたいこういうレシピでしょ」で書き換えてしまう。だからまずレシピ用紙を渡す。これが Read。
Claudeに「直す」「動かす」を頼むときは、必ず先に「これがファイルの中身だよ」と Read で見せる。手順としては Read → 分析 → Edit / Write の順。
具体的に何ができる?
- 絶対パス(=ルート
/から始まる完全なパス)でファイル全体を読み込む(最大2000行まで一度に) offset(=何行目から)とlimit(=何行ぶん)で範囲指定して読む(巨大ファイル向け)- 画像(PNG/JPG)を読み込んで視覚的に内容を解釈する
- PDF を pages パラメータで指定して読む(大型PDFは必須)
- Jupyter ノートブック(=分析や機械学習用の対話型コード環境ファイル
.ipynb)を全セル付きで読む
使いどころ3シナリオ
シナリオ1: バグを直してもらう前に該当ファイルを読ませる
「src/auth.ts のログイン処理にバグがある」と頼む前に、Claudeは自分で Read を呼んで該当ファイルを読み込む。読まずに書くとデタラメな修正をしてしまうので、Read→Edit の順番が鉄則。
シナリオ2: スクリーンショットを読んで意見をもらう
UI(=画面のボタン・表示など見た目の部分)の違和感を直したい時、画面のスクリーンショットを /mnt/c/Users/.../screen.png として保存して Read。Claudeが画像の中身を解釈して、ボタン配置やコントラストの問題点を指摘してくれる。
シナリオ3: 大量のログファイルから当たりをつける
10万行のログファイルを丸ごと読ませるとトークン爆食いになるので、まず limit=200 で末尾だけ読んで状況把握 → 怪しい時刻帯を offset で指定して詳細を読む、というステップで攻める。
初心者が踏みやすい落とし穴
- 相対パスは使えない。
./src/index.tsではなく/home/user/project/src/index.tsのように絶対パスで書く - Editする前に必ず Read が必要。Read していないファイルを Edit するとエラーになる(=危険な編集を防ぐガード)
- 巨大ファイルを丸ごと読まない。10000行のファイルを限度なく読むとコンテキスト窓を埋めて応答精度が落ちる。
offset/limitで必要部分だけに絞る - ディレクトリ(=フォルダ)は Read できない。フォルダ一覧を見たい時は Bash の
lsや Glob ツールを使う
書き方
Read(file_path="<absolute-path>", offset=?, limit=?)
やってみるとこうなる
入力
Read(file_path="/path/to/project/src/index.ts")
出力例
行番号付きでファイル内容を返す(最大2000行、offset/limitで範囲指定可、PNG/JPG/PDFも対応)。
このページに出てきた言葉
- パス
- ファイルがある場所を示す文字列。例 <code>/home/user/file.txt</code>。
- 絶対パス / 相対パス
- 絶対パスは <code>/</code> から始まる完全な住所、相対パスは現在地からの差分の住所。Claude Codeのツールは絶対パス必須が多い。
- ディレクトリ
- フォルダのこと。コマンドラインでよく使われる呼び方。
- UI
- User Interface の略。画面に表示されるボタン・文字・配置など、ユーザーから見える部分。
- Jupyter ノートブック
- コードと文章とグラフを混ぜて書ける対話型ファイル <code>.ipynb</code>。データ分析でよく使われる。