Claude Codeで自分のデータ利用設定を確認してから作業したいProまたはMaxユーザー向け
Claude Codeに未公開コードや個人情報を含む例を見せる前に、データ利用の設定を確認したいときに叩く。
/privacy-settings は、Claude Codeの画面から自分のプライバシー設定を確認し、必要なら変更するためのスラッシュコマンドです。公式コマンド一覧では、ProプランとMaxプランの契約者だけが使える機能として案内されています。
ここで扱うのは、Claude側のデータ利用に関する設定です。プロジェクト内のファイルをClaudeに読ませるか、コマンド実行を許可するか、という作業フォルダ側の許可設定とは別物です。名前が似ているので、最初に分けて覚えるのが重要です。
噛み砕くと
/privacy-settings は、Claude Codeから「私のデータを今どう扱う設定になっているか」を見に行く入口です。たとえるなら、アプリ本体の作業画面から、会員ページのプライバシー欄を開くための近道です。
Claude Codeは手元のフォルダで動きますが、AIに考えてもらうためにはAnthropic側へ内容を送ります。そのため、消費者向けアカウントでは、将来のモデル改善にデータを使うかどうかを選ぶ設定が用意されています。この確認に関係するのが /privacy-settings です。
大事な前提:ProまたはMaxでログインしている必要がある
公式一覧では、/privacy-settings はProプランとMaxプランの契約者だけに表示されると説明されています。つまり、入力しても候補に出ない場合は、まずログイン中のアカウント種別を確認します。
もう1つ大事なのは、Team、Enterprise、API利用とは扱いが違う点です。公式のデータ利用ページでは、商用契約では既存の方針が維持され、通常はClaude Codeへ送ったコードやプロンプトを生成モデルの学習に使わないと説明されています。個人契約の設定と、会社契約の管理方針を混ぜないようにします。
「Claude Codeのデータ利用設定を確認したい」を例に、実際の手順を見る
ステップ1: まずログイン状態を確認する
Claude Codeを開いた状態で、現在どのアカウントで使っているかを確認します。迷ったら /status を叩き、アカウントやプラン表示を見ます。
/status
ここでProまたはMaxではないアカウントになっている場合、/privacy-settings が候補に出ない可能性があります。別アカウントで契約しているなら、先にログインし直します。
ステップ2: コマンド候補に出るか確認する
入力欄で /privacy まで打つと、使える環境なら候補に /privacy-settings が出ます。候補に出ない場合は、古いバージョン、対象外プラン、または現在の環境では表示されない状態を疑います。
/privacy-settings
このコマンドは、後ろに細かい指定を書き足して使うものではありません。まずコマンドだけそのまま叩き、表示された案内に従います。
ステップ3: 表示された項目を確認する
開いた画面では、データ利用に関する現在の状態を確認します。公式データ利用ページでは、Free、Pro、Maxのユーザーは、将来のモデル改善にデータを使うかどうかを選べると説明されています。
選ぶ時は「便利そうだからオン」「怖いからオフ」だけで決めず、自分がClaude Codeに何を貼るかで考えます。個人の試作コード中心なのか、仕事の未公開情報を扱うのかで判断は変わります。
ステップ4: 変更したら、新しい会話や再開セッションで効く前提にする
公式説明では、選択は新しいチャットや再開したコーディングセッションに適用されると書かれています。つまり、すでに終わっていて追加の活動がない過去チャットまで、あとから同じ扱いに変わるわけではありません。
設定を変えた直後に大事な作業をするなら、念のため新しいセッションで始めると整理しやすいです。設定変更と作業開始のタイミングを分けておくと、後で混乱しません。
ステップ5: 作業フォルダの安全対策は別に行う
/privacy-settings を確認しても、手元の秘密ファイルをClaudeが読めないようにする設定までは完了しません。秘密情報を含むファイルを見せたくないなら、読み取り拒否のルールやプロジェクト側の設定を別途整えます。
ここで初心者がやりがちな勘違いは、「プライバシー設定をオフにしたから、ローカルの秘密ファイルも絶対に読まれない」と思うことです。データ利用の設定と、ファイル読み取りの許可は別の層です。
つまり /privacy-settings は何をしてくれるのか
- やってくれる: Claude Codeからプライバシー設定を確認し、必要なら変更する入口になります。
- やってくれない: 作業フォルダ内の秘密ファイルを自動で保護するわけではありません。
- 意味が薄い場面: Team、Enterprise、APIなど会社側の方針で管理されている環境では、個人のPro/Max設定だけで判断しません。
使いどころ3シナリオ(具体題材で再現)
シナリオ1: 個人開発の家計簿アプリを作り始めるとき
まだ公開前のコードやアイデアをClaude Codeに見せる前に、/privacy-settings でデータ利用の設定を確認します。個人プロジェクトでも、収支データの例や本名入りのテストデータを扱うなら、先に設定を見ておく価値があります。
シナリオ2: 会社PCでClaude Codeを触っているとき
会社のコードを扱うなら、/privacy-settings だけで判断しません。TeamやEnterpriseの契約、会社の利用ルール、プロジェクト側の読み取り拒否設定を確認します。個人のPro設定と会社契約のデータ方針を混ぜると危険です。
シナリオ3: 古い設定のまま長く使っていたとき
Claude Codeを入れた時期が古く、データ利用の選択をどうしたか覚えていない場合に使います。/privacy-settings で現在の状態を確認し、必要なら変更します。変更後は、新しいセッションで作業を始めると状態を切り分けやすいです。
初心者が踏みやすい落とし穴
- 候補に出ないのに壊れていると思う。このコマンドはProとMax向けです。まずログイン中のアカウントとプランを確認します。
- ファイル保護まで済んだと思う。プライバシー設定はデータ利用の確認入口です。秘密ファイルを読ませない設定は別に整えます。
- 会社契約と個人契約を混ぜる。Team、Enterprise、APIではデータ利用の方針が違います。会社のコードでは管理者のルールを優先します。
- 過去の全作業にあとから同じ設定が効くと思う。公式説明では、新しいチャットや再開したコーディングセッションへの適用として説明されています。
- 設定画面を見ただけで終わる。確認した結果、仕事の秘密情報を扱うなら、読み取り拒否のルールや作業用フォルダの整理まで進めます。
/permissionsと混同する。/permissionsはClaudeが何を実行・読み取りできるかの管理です。/privacy-settingsはデータ利用側の確認です。
書き方
/privacy-settings
やってみるとこうなる
入力
/privacy-settings
出力例
プライバシー設定の確認画面が開き、現在のデータ利用に関する設定を確認・変更できる。
このページに出てきた言葉
- プライバシー設定
- 自分の会話やコードの扱われ方について、ユーザー側で選べる項目
- モデル改善
- 今後のAIモデルを良くするために、利用データを分析に使うこと
- Proプラン
- Claudeを個人で多めに使うための有料契約
- Maxプラン
- Proより高い利用枠を持つ個人向けの上位契約
- 商用契約
- Team、Enterprise、APIなど、会社や開発用途で使う契約
- 読み取り拒否のルール
- Claudeが特定のファイルを読めないようにする設定
- セッション
- Claude Codeで続いている1つの会話と作業のまとまり