テーマや通知などの設定をいじりたいけど、どこから開けばいいか分からない人向け
Claude Codeを初回セットアップした直後にテーマ・通知・モデルを自分好みにまとめて整えたいときや、重い設計タスクの前に一時的にOpusへ切り替えたいときに、`/config` を叩いて設定画面で切り替える。1項目だけサッと変えたい場合は専用ショートカット(`/theme` `/model` `/statusline`)の方が速い
Claude Code を起動した直後、画面の色味が好みじゃない、モデルを切り替えたい、通知の有無を変えたい、と思っても「どこを開けばいいのか分からない」状態でつまずく人が多いです。/config はその「どこから開くか」を1個に集約したコマンド。打鍵すると Settings interface(設定画面)が起動して、テーマ・モデル・output style・通知などの設定をカーソル操作だけで切り替えられます。
公式の表現も短くて、commands リファレンスには「Open the Settings interface to adjust theme, model, output style, and other preferences. Alias: /settings」と書かれています。エイリアス(別名)として /settings も同じものを開きます。
噛み砕くと
家電のリモコンの「設定」ボタンを押すと、画面に設定メニューが出てくる、あれと同じ感覚です。普段は会話画面の中で作業していて、設定をいじりたくなった時だけ /config を叩くと、設定だけの画面に切り替わる。終わったら閉じてまた会話に戻る。
個別の設定ごとに専用コマンド(/theme でテーマだけ、/model でモデルだけ)も用意されているので、「色だけ変えたい」みたいな決め打ちなら専用コマンドの方が速い。「何があるか一覧で見たい」「複数まとめていじりたい」時に /config がハマります。
Settings interface で実際に変えられるのはどこか
項目は Claude Code のバージョンで増減しますが、よく使われる主なタブは下記です。/config を叩くとカーソルキーで項目を移動して、Enter で選択、Esc で1段戻る、という基本操作だけで全部完結します。
- Theme: 画面の配色。Light / Dark / Auto(端末の明暗に合わせる)/ 色覚バリアフリー版 / ANSI(端末の色設定をそのまま使う)から選択
- Model: 会話に使うモデル。Sonnet 4.7 / Opus 4.7 などから選択。応答の途中でも切り替え可能
- Output style: Claude の応答の口調を Default / Explanatory(解説強め)/ Learning(学習向け)などから選択
- Editor mode: 入力欄のキー操作モード。Normal / Vim から選択(旧
/vimコマンドは v2.1.92 で削除されてここに統合された) - Notifications: 応答完了時の通知音・OS通知のオン・オフ
- Status: バージョン・契約プラン・接続状況の確認タブ(
/statusで直接ここを開ける)
大事な前提:「/config 設定変更」みたいな書き方では動かない
このコマンドは後ろに何も書き足さずに /config だけそのまま叩いて使う設計です。「/config theme dark」のように後ろに項目名と値を書き足しても受け付けません。あくまで「設定画面を開く起動コマンド」で、変更そのものは画面に出てくるカーソル操作で行います。
1コマンド1操作で済ませたい人向けに、専用ショートカットが別途用意されています。テーマだけなら /theme、モデルだけなら /model sonnet、画面下バーの設定なら /statusline、キー設定ファイルを直接編集したいなら /keybindings。
「Claude Code を自分が見やすい状態に整える」を例に、実際の手順を見る
夜にコードを書く時間が長いので画面を暗めにしたい、応答完了の音は欲しい、モデルは Opus を試したい、というシーンを想定して、/config 1本でまとめて整える流れを追います。
ステップ1: Claude Code を立ち上げて /config を叩く
プロジェクトのフォルダに移動して、いつも通り claude コマンドで Claude Code を起動。プロンプトが出たら、メッセージを書く代わりに /config と打って Enter。
$ claude
> /config
会話画面が消えて、設定画面に切り替わります。画面上部に Theme / Model / Output style / Editor mode / Notifications / Status のようなタブ名が並んでいて、左右キーでタブを移動できる状態になります。
ステップ2: Theme タブで Dark を選ぶ
左右キーで Theme タブに移動。Light / Dark / Auto / Daltonized などの選択肢が縦に並ぶので、上下キーで Dark にカーソルを合わせて Enter。即座に画面の配色が変わって反映を目視確認できます。
ステップ3: Model タブで Opus を選ぶ
右キーで Model タブに移動。Sonnet と Opus(と契約プランで使えるもの)が並ぶので、Opus にカーソルを合わせて Enter。「次の応答からこのモデルになります」という確認が出る場合があるので Enter で確定。
ここで初心者がやりがちな勘違い。モデルの切り替えは「次のメッセージから」適用されるので、いま画面に出ている過去の応答はそのまま。Sonnet の応答が画面に残ってても気にしなくていい。
ステップ4: Notifications タブで通知音をオンに
右キーで Notifications タブ。「応答完了時の音」「OS通知」のオン・オフが並ぶので、通知音だけ Enter でオンに切り替え。
ステップ5: Esc で会話画面に戻る
Esc キーを押すと設定画面が閉じて、元の会話画面に戻ります。設定変更は閉じた瞬間にすべて反映済み。次のメッセージを書けば Opus + Dark テーマ + 通知音オン の状態で動き始めます。
ステップ6: 一部の設定は再起動後も残る、一部は残らない
テーマ・通知・output style・editor mode は ~/.claude/settings.json に書き込まれて、次に claude コマンドで起動した時も残ります。一方、モデル選択は今のセッション限りで、新しいセッションでは契約プランのデフォルトに戻ります。
つまり /config は何をしてくれるのか
- やってくれる: テーマ・モデル・output style・通知・editor mode を1画面でまとめて切り替えられる起動口
- やってくれない:
/configの後ろに項目名を書き足しての一発切り替え(「/config theme dark」みたいな書き方は無効) - 意味が薄い場面: 1個の設定だけ変えたい時。専用ショートカット(
/theme/model/statusline)を直接叩く方が速い
使いどころ3シナリオ(具体題材で再現)
シナリオ1: 初回セットアップ直後、自分の好みに一気に整えたいとき
Claude Code をインストールして初めて立ち上げた直後は、デフォルト設定(Auto テーマ、デフォルトモデル、通知なし)になっています。「テーマを Dark に固定したい」「通知音を鳴らしたい」「output style を Explanatory にして解説強めにしたい」という3項目をまとめて変えたいなら、/config を1回叩いて設定画面でタブを移動しながら全部済ませると速い。終わって Esc で閉じれば、次のセッションからもテーマと通知と output style は引き継がれます。
シナリオ2: 重い設計タスクの前に Opus に切り替えたいとき
普段は Sonnet で軽い修正を回していて、これからアプリ全体の設計を相談したいから一時的に Opus にしたい場面。/config で Model タブを開いて Opus を選び、Esc で閉じて、そのまま会話を続行。設計が終わって翌日に Claude Code を立ち上げ直すと、モデルはセッションをまたいで永続化されないので Sonnet に戻ります。「設計の日だけ Opus に切り替える」運用が /config 1本で完結する。モデルだけなら /model opus と打つ方が早いです。
シナリオ3: バージョンや接続状況を素早く確認したいとき
Claude Code の挙動が普段と違う、応答が遅い、エラーが出る、みたいな時に「いま何のバージョンが動いてるんだっけ」「ログイン状態は生きてる?」を確認したい場面。/config で Status タブを開けば、バージョン・契約プラン・接続状況が一覧で見られます。Status タブだけを直接開くショートカットは /status なので、確認だけが目的なら /status の方が1ステップ少なくて済みます。
初心者が踏みやすい落とし穴
- 「
/config dark」みたいに後ろに値を書き足しても効かない。このコマンドは画面起動専用。値の指定はカーソル操作で行う設計なので、後ろに何かを書き足すこと自体が無視されます - モデル切り替えはセッションをまたいで残らない。
/configで Opus に変えても、Claude Code を一度終了して立ち上げ直すと契約プランのデフォルトに戻る。永続化されるのはテーマ・通知・output style・editor mode の方 - 会社のパソコンだと管理者設定で上書きされている場合がある。エンタープライズ契約の環境では「managed-settings」(組織が一括で配布する設定)が効いていて、自分が
/configで変えても反映されない・元に戻ることがある。変えたのに戻る場合は管理者に確認する - tmux や SSH 越しの環境ではキー操作が効かないことがある。設定画面はカーソルキーや Esc に依存しているので、間に入っているソフト(tmux、SSH クライアント)がキー入力を横取りすると動作不良になる。普通のターミナルで試して動くか確認するのが早い
settings.jsonを直接編集する選択肢と混同しない。/configは対話画面で設定を変える方法。一方~/.claude/settings.jsonをエディタで開いて直接書き換える方法もある。チームで設定を配布したい・git で履歴を残したい時はファイル直接編集の方が向いている- 1個だけ変えるなら専用コマンドの方が速い。テーマだけなら
/theme、モデルだけなら/model sonnet、画面下バーだけなら/statusline。「画面遷移なしでサッと変えたい」時は専用コマンドの存在を思い出す - 旧
/vimコマンドは消えた。v2.1.92 以降は/vimが削除されて、/configの Editor mode タブに統合されている。古い記事を見て/vimを打っても何も起きない
書き方
/config
※コマンドの後ろには何も書き足さずに、`/config` だけそのまま叩く。`/config theme dark` のように項目名や値を書き足しても受け付けない。値の指定は起動した設定画面の中でカーソル操作で行う。エイリアスとして `/settings` も同じ動作になる
やってみるとこうなる
入力
/config
出力例
(会話画面が消えて、設定画面に切り替わる)
┌─ Settings ────────────────────────────────────┐
│ [Theme] [Model] [Output style] [Editor mode] │
│ [Notifications] [Status] │
├───────────────────────────────────────────────┤
│ Theme │
│ ○ Light │
│ ● Dark │
│ ○ Auto │
│ ○ Daltonized (light) │
│ ○ Daltonized (dark) │
│ ○ ANSI │
│ │
│ ↑↓: 移動 Enter: 選択 ←→: タブ切替 Esc: 戻る │
└───────────────────────────────────────────────┘
(Enterで選んだ瞬間に画面の配色が反映される。Escで閉じれば会話画面に戻り、変更内容はそのまま有効)
このページに出てきた言葉
- Settings interface
- Claude Codeが用意している設定画面。テーマ・モデル・通知などをまとめて切り替えられるTUI(テキスト形式の対話画面)
- output style
- Claudeの応答の口調・出力フォーマットを切り替える仕組み。Default / Explanatory(解説強め)/ Learning(学習向け)などから選ぶ
- エイリアス
- 同じ動きをする別名。`/config` と `/settings` はどちらを叩いても結果が同じ
- セッション
- <code>claude</code> コマンドを叩いてから終了するまでの一連の会話。終了して立ち上げ直すと別セッション扱いになる
- ~/.claude/settings.json
- ホームフォルダ直下にあるユーザー設定の保存ファイル。`/config` で変えた設定のうち永続化されるものはここに書き込まれる
- tmux
- 1つのターミナル画面の中に複数の作業画面を分割表示できるソフト。間に挟まると一部のキー操作を横取りすることがある
- managed-settings
- 会社や組織が全員のパソコンに一括で配布する設定。個人が `/config` で変えても組織側の設定が優先されて元に戻る場合がある