Ctrl+T(コントロール・ティー)

キーバインド
Ctrl+T
コントロール・ティー
ターミナル下部のステータス領域に、Claudeが裏で順番に進めているタスクリストを出したり消したりするキーバインド。デフォルトでは最大5件まで一覧表示される。なお `/theme`(テーマ選びのスラッシュコマンド)のピッカー画面を開いている最中だけは別の意味になり、コードブロックの色付け(シンタックスハイライト)をON/OFFする役割に切り替わる。

Claude Codeで複数タスクが並行で走り出して、ターミナル下部のステータス領域に何が出てるか確認したくなった人向け

Claude Codeに工程の多い依頼(複数ファイルの一括書き換え、長時間の調査、データ移行、Agent Teamsでの分担作業など)を投げて、Claudeが裏で順番に進めているタスク群の進捗を、会話を止めずに横目で確認したい場面で押す。例えば「料理ブログのレシピDBを旧構造から新構造に全件移行して」と頼んだ直後、Ctrl+Tを1回押すと下段にタスク5件の進行状況がパッと出る。文章を書きたくなったらもう一度押して消す、という開け閉めの感覚で使う。

Claude Codeに少し込み入った作業を頼むと、たいてい裏で複数の小さなタスクが順番に走り出します。「まずこのファイルを読む」「次に書き換える」「最後に確認」みたいな段取りを、Claude側が勝手にタスクリストとして組み立てて、ターミナルの一番下の細いラインに刻んでいきます。

Ctrl+Tは、その下段の表示をパッと出したり消したりする一発キー。今どこまで進んだか、次に何が残ってるかを、会話を止めずに視界に入れたい時に押します。

噛み砕くと

カフェの厨房を想像してみてください。注文票がレールに4〜5枚ぶら下がっていて、店員さんはチラ見すれば「次はコレ」と分かる。Ctrl+Tはあのレールを出したり、邪魔なら一旦しまったりする取っ手みたいな立場です。

Claude本体は注文を裏で進めてくれていて、私たちはそのレールを開け閉めして覗くだけ。タスク自体を作るキーではないところがポイントです。

大事な前提:同じ Ctrl+T が画面によって違う意味になる

このキーは普段「タスクリストの表示切替」ですが、/theme(テーマ選びの画面)を開いている最中だけは別人になります。その画面ではコードブロックの色付け(シンタックスハイライト)をON/OFFする役割に切り替わるので、テーマ選び中に「あれ、タスク出ないぞ」と慌てる必要はありません。落とし穴の章でもう一度触れます。

「料理ブログのリニューアル」を例に、実際の手順を見る

趣味の料理ブログを大改装している途中、と仮定します。WordPressの旧レシピDBを新しい構造に移し替えるという、地味だけど工程の多い作業を Claude Code に任せたい場面です。

ステップ1: フォルダに入ってClaude Codeを起動する

まずプロジェクトのフォルダに入って、いつもの一発で立ち上げます。

$ cd ~/projects/cooking-blog
$ claude

ステップ2: 工程の多い依頼を投げる

Claudeに、リニューアル全体を一気に丸投げします。

旧 recipes_old テーブルの全レコードを、新スキーマの recipes に
(slug / category / cooking_time / ingredients_json の構造で)移してほしい。
事前に件数チェック、変換テスト、本番移行、整合性検証まで通して。

Claudeは「件数調査」「サンプル変換」「本番INSERT」「件数差分の最終確認」みたいに、内部で勝手にタスクへ刻んで動き始めます。私たちが何かツールを呼ぶ必要はなく、長めの依頼を投げただけで起きる挙動です。

ステップ3: ここで Ctrl+T を押す

キーボードで Ctrl と T を同時押し。ターミナル下部のステータス領域に、タスクが箇条書きで現れます。

● 旧テーブルの件数確認                     [completed]
● サンプル10件で変換ロジックの試走          [in_progress]
○ 全件 INSERT 実行                          [pending]
○ 旧⇔新の件数・主キー突合                   [pending]
○ ingredients_json の妥当性チェック         [pending]

緑のチェック・回転中アイコン・空丸で、それぞれの進行状況がひと目で分かるようになります。

ステップ4: もう一度 Ctrl+T で消す

レシピの本文を書きながら確認したい時は、下段が邪魔になることもあります。もう1回 Ctrl+T を押せば、タスクリストの帯が引っ込んで画面が広く使えるようになります。

ステップ5: ここで初心者がやりがちな勘違い

Ctrl+T を押せばタスクが「作られる」と思って連打する人がいますが、これは表示のON/OFFだけです。タスク自体はClaudeが必要だと判断した時に勝手に作るもので、押しても増えも減りもしません。「出てこない=今やってる作業が小粒で、Claudeがタスク化していない」だけ。

ステップ6: 5件を超えるタスクを全部見たい時

Ctrl+T で見えるのは最大5件まで。10件以上に膨らんでいる時は、Claudeに直接お願いします。

show me all tasks

と書けば、画面いっぱいに一覧を吐いてくれます。逆に全部消したい時は「clear all tasks」と頼めばOKです。

Ctrl+Tでできること・できないこと

  • できる: ステータス領域に隠れているタスクリストを出す/引っ込める。最大5件まで、進行マーク付きで一望できる
  • できる: /theme のテーマピッカー画面を開いている最中なら、コードブロックの色付けをON/OFF切替する(同じキーで挙動が変わる)
  • できない: タスクを新規に作る・並び替える・個別に完了マークを付ける。これは全部Claudeの仕事で、私たちは表示窓を開け閉めする側
  • 意味が薄い場面: 1〜2手で終わる短い依頼。そもそもタスクリスト自体が組まれないので、押しても下段に何も出てこない

使いどころ3シナリオ(具体題材で再現)

シナリオ1: 料理ブログ全件移行の進捗を、書きながら横目で見たいとき

レシピ500件をテーブル間で移しつつ、別ウィンドウで私が新カテゴリのトップ文を書いている、みたいな並走状態。Ctrl+Tでタスクリストを出しっぱなしにしておくと、視線を上に動かさずに「あと2工程残ってる」「変換テストはもう通った」が分かります。

逆に集中して文章を練りたい段に入ったらもう一度 Ctrl+T を押して隠す。書く時間と確認の時間を切り替える、ちょっとした道具として使えます。

シナリオ2: Agent Teams で4人体制を組んだとき

Claude Code のチーム機能(in-process mode)で、「設計役」「実装役」「テスト役」「レビュー役」みたいに役割を分けて作業させる時、タスクリストはチーム共通で1本になります。誰がどこまで進んだか、Ctrl+Tで一覧化して把握する流れが基本動作です。

Shift+Down で担当を切り替える操作と組み合わせると、「いまこの人にどのタスクが回っているか」を確認しやすくなります。

シナリオ3: 長い調査を頼んだ後、別の作業に切り替えて戻ってきたとき

「競合レシピサイト10サイトの構造を全部調べて、共通項を表にして」みたいな長尺タスクをClaudeに投げて、私は別タブで違う作業をしていた状況。戻ってきて Ctrl+T を押せば、何件まで進んでいるか、どこで止まっているかが下段で一目で分かります。/compactで会話を圧縮した後でもタスクリストは消えずに残るので、長期戦の作業ほど活躍します。

初心者が踏みやすい落とし穴

  • 同じ Ctrl+T が2つの意味を持つ。通常画面では「タスクリスト切替」、/theme のピッカー画面では「コードブロックの色付け切替」に変わる。テーマ選択中に「タスクが出ない」とパニックにならず、一度Escでピッカーを閉じてから押し直す
  • 下段に出るのは最大5件まで。タスクが10件20件と膨らんでいる時、Ctrl+Tだけ連打しても全件は見えない。「show me all tasks」と直接頼むか、必要なタスクIDをClaudeに尋ねる
  • 押してもタスクが作られるわけではない。Ctrl+Tは表示窓の開閉専用。短い依頼ばかり投げていると、そもそもタスクリスト自体がClaude側で組まれず、押しても何も出てこない
  • CLAUDE_CODE_TASK_LIST_ID でセッション横断の共有ができる。普段は要らないが、別のターミナルや --resume で復帰した別セッションでも同じタスクリストを引き継ぎたい場合に、起動時に名前を渡すとホームフォルダ内の .claude/tasks/ に保存されて共有される
  • 会話を縮める /compact を挟んでもタスクは残る。これは長時間の作業中に、Claudeが序盤の指示を忘れて迷子になるのを防ぐ設計。コンパクト後も Ctrl+T でそのまま確認できる
  • 旧 TodoWrite 時代の感覚で語らない。古い記事や古いツール解説は、簡易メモ的な TodoWrite を前提に書かれていることがある。いまはTaskCreate / TaskGet / TaskList / TaskUpdate の4ツール構成で構造化されていて、Ctrl+Tはその表示ハッチ役。古い情報を見つけたら一旦疑う

書き方

Ctrl と T を同時に押す(1回押すと出る/もう1回押すと消える)。普段は「タスクリスト表示の切替」だが、/theme のテーマピッカー画面を開いている最中だけは「コードブロックの色付け切替」に意味が変わる。コマンドの後ろに何かを書き足す形ではなく、キーを押すだけで動く。

やってみるとこうなる

入力

Ctrl+T

出力例

● 旧テーブルの件数確認                     [completed]
● サンプル10件で変換ロジックの試走          [in_progress]
○ 全件 INSERT 実行                          [pending]
○ 旧⇔新の件数・主キー突合                   [pending]
○ ingredients_json の妥当性チェック         [pending]

(もう一度 Ctrl+T を押すと、上のタスクリスト帯が下段から消えて画面が広く使える状態に戻る)

このページに出てきた言葉

ステータス領域
ターミナル画面のうち、入力欄のすぐ下にある細い帯。モード名・残コンテキスト量・タスク進捗などをClaude Codeがここに小さく出している
タスクリスト
Claudeが工程の多い依頼を受けた時に、内部で勝手に作る進行表。pending/in_progress/completed の3段階で各工程の状態を持つ
シンタックスハイライト
コードの中の予約語・文字列・コメントなどを色分けして読みやすくする機能。`/theme` ピッカー内のCtrl+Tでこれをオン・オフできる
コンテキスト圧縮(compact)
長くなった会話を要約して、Claudeが覚えていられる範囲に収め直す操作。`/compact` で実行する。タスクリストは圧縮を跨いでも消えない
CLAUDE_CODE_TASK_LIST_ID
起動時に名前を渡しておくと、ホームフォルダ内の `.claude/tasks/` に同じ名前のタスクリストが保存され、別ターミナルや別セッションでも同じリストを共有できる仕組み
Agent Teams(in-process mode)
Claude Code内で複数の役割(設計役・実装役・テスト役など)を分担させて動かすチーム機能。タスクリストはチーム共通で1本になり、Ctrl+Tで一望できる

関連項目

公式ドキュメント

https://code.claude.com/docs/en/interactive-mode

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