HeyGenとClaude Codeを接続すると、「この内容で動画を作って」と言うだけでAIアバターが喋る動画が完成する。
MCP連携で設定は数分。
API料金は30秒あたり約150円〜。
台本作成・アバター選択・レンダリングまでClaude Codeが自動処理する。
この記事では、仕組み・料金・設定手順を解説する。
この記事はClaude Codeを使ったことがある人向け(AIアバター動画やAPI連携の話が初めてでも読めます)。
HeyGen × Claude Code連携で何が変わる?
まず「HeyGen」とは、AIアバターが喋る動画を作れるサービス。
テキストを入力すると、AIが人間っぽいアバターで読み上げてくれる。
121万本以上の動画が生成されていて、HubSpot、HP、Intelなど10万チーム以上が利用している。
今回のポイントは「HeyGenの画面を開かなくても動画が作れるようになった」こと。
| やり方 | 手順 | かかる時間(5本) | 自動化 |
|---|---|---|---|
| HeyGen画面で手動 | 台本入力→アバター選択→生成→ダウンロード×5回 | 30分〜1時間 | できない |
| HeyGen API直接 | コードを書く→APIを叩く→結果を処理 | 開発1時間+実行数分 | できるが開発が必要 |
| HeyGen × Claude Code | 「5本作って」と言うだけ | 数分(生成待ち含む) | 完全自動 |
3番目のClaude Code連携が今回の話。
Claude Codeが間に入ることで、APIの知識がなくても自然言語で動画を作れるようになる。
HeyGen × Claude Codeはどういう仕組みで動くの?
ツールの接続
使い方マニュアル
プログラマー向け
HeyGenは3つの接続方法を用意している。
1. MCP(Model Context Protocol)
MCPは、AIアシスタントが外部ツールを使うための「共通ルール」。
Claude Codeに「HeyGenと繋げて」と設定すると、Claude CodeがHeyGenの動画生成機能を「手持ちのツール」として使えるようになる。
たとえるなら、スマホに新しいアプリを入れるようなもの。
Claude Codeというスマホに、HeyGenという動画作成アプリを追加する感覚。
しかもMCPはクラウド上のサーバーで動くので、手元のPCに何かインストールする必要はない。
OAuthで一度認証すれば、あとは既存のHeyGenプランのクレジットで動画が生成される。
2. Skills
Skillsは、Claude Codeに「HeyGenの使い方」を教えるファイル。
インストールすると、Claude Codeが「台本を書く→アバターを選ぶ→動画を生成する」という一連の手順を独自に判断して実行できるようになる。
MCPが「ツールの接続」なら、Skillsは「ツールの使い方マニュアル」。
3. Direct API
プログラマー向けの直接API。
手動でコードを書いてHeyGenの機能を呼び出す方法。
非エンジニアには関係ない選択肢なので、この記事では触れない。
一番おすすめなのはMCP + Skillsの組み合わせ。
MCPで接続して、Skillsで「何をどうやるか」を教える。
すると「AIニュースを5つ調べて、それぞれ動画にして」のような複雑な指示も、Claude Codeが全部自動で処理してくれる(公式ブログのデモで実演済み)。
他の動画自動化ツールとの違いを1つ挙げると、「調査→台本→動画」が1つのプロンプトで完結すること。
普通の動画自動化は「台本は手動で書く→動画生成APIに投げる」の2段階。
HeyGen × Claude Codeは「調べるところから動画完成まで」を全部AIに任せられる。
この「調査も含めて全自動」が設計思想の核。
HeyGen × Claude Codeはどんな場面で使える?
Web検索→台本→動画→JSON保存まで全自動
記事の要点を30秒のAI動画にしてSNSへ投稿
175言語以上対応。英語・中国語・韓国語を一括生成
AIニュースの動画版を毎日自動生成する
公式ブログに具体例がある。
「AIニュースを5つ調べて、それぞれ台本を書いて、動画にして」とClaude Codeに言うと、Webで最新ニュースを検索→5本分の台本を生成→HeyGenで動画をレンダリング→結果をJSONファイルに保存、まで全自動で完了する。
毎日のニュース動画を自動化したい人にはかなり刺さる使い方。
記事を書いたら自動で宣伝動画を作る
私の運用で使えそうだなと思ったのがこれ。
ブログ記事を書いたあと、Claude Codeに「この記事の要点を30秒のAI動画にして」と言えば、HeyGenのアバターが記事の要点を喋る動画が出てくる。
その動画をTikTokやSNSに投稿すれば、記事への流入導線になる。
「記事を書く→宣伝動画を作る」の2ステップが、Claude Codeの中で完結できる可能性がある。
多言語の説明動画を一気に作る
HeyGenは175言語以上の翻訳・リップシンクに対応している。
Claude Codeに「この台本を英語・中国語・韓国語で動画にして」と言えば、3言語分の動画が一気に出てくる計算。
海外向けにコンテンツを展開したい人には強力な武器。
HeyGen × Claude Codeの料金は?
分けて書く。
Claude Code側: Claude Codeのサブスクリプション料金(既に使ってる人は追加費用なし)。
HeyGen側: API利用は従量課金。最低$5から始められる。
| 機能 | 料金(1秒あたり) | 30秒動画の場合 |
|---|---|---|
| Video Agent(テキスト→動画) | $0.0333 | 約$1(約150円) |
| Photo Avatar(写真アバター) | $0.05 | 約$1.5(約225円) |
| Digital Twin(クローンアバター) | $0.0667 | 約$2(約300円) |
| 動画翻訳(Speed) | $0.0333 | 約$1 |
30秒の動画が150円〜300円。
外注で動画を作ることを考えたら、破格。
5本作っても750円〜1,500円。
クレジットは前払い制(最低$5〜)なので、使わなくても減るわけじゃない。
HeyGen × Claude Codeの使い方は?
Claude Codeを使ってる前提で書く。
ステップ1: HeyGenのAPIキーを取得する
HeyGenの公式サイト(heygen.com)でアカウントを作成。
ダッシュボードの設定からAPIキーを発行する。
APIキーは「HeyGenにアクセスするための合言葉」のようなもの。
ステップ2: MCPでClaude CodeとHeyGenを接続する
Claude Codeを開いて、こう言う:「HeyGenのMCPサーバーを追加して。
APIキーはこれ:(取得したキーを貼る)」
Claude Codeがコマンドを実行して、HeyGenと接続してくれる。
技術的には以下のコマンドが実行される:
claude mcp add-json "HeyGen" '{"command":"uvx","args":["heygen-mcp"],"env":{"HEYGEN_API_KEY":"あなたのキー"}}'
ただし手動でコマンドを打つ必要はない。
Claude Codeに「HeyGenのMCP追加して」と言えば、やってくれる。
ステップ3: Skillsをインストールする(より高度な自動化をしたい場合)
MCPだけでも動画は作れるが、「調査→台本→動画」の全自動をやりたいならSkillsも入れる。
Claude Codeにこう言う:「HeyGenのSkillsをインストールして。
コマンドは npx skills add heygen-com/skills -a claude-code -g」
ステップ4: 動画を作る
あとは普通にClaude Codeに話しかけるだけ。
「AIの最新ニュースを3つ調べて、それぞれ30秒の動画にして」。
Claude Codeが調べて、台本を書いて、HeyGenに投げて、動画URLを返してくれる。
完成した動画のURLはJSON形式で保存されるので、あとからまとめて確認できる。
HeyGen × Claude Codeのよくある疑問
Q. HeyGenの有料プランに入ってないと使えない?
A. API利用は従量課金制で、$5から始められる。
HeyGenの通常プラン(月額制)とは別の料金体系。
ただし、MCPで接続する場合は既存のHeyGenプランのクレジットが使われる。
Q. 日本語の動画は作れる?
A. HeyGenは175言語以上に対応しているので、日本語の動画も作れる。
日本語対応のアバターも用意されている。
Q. 動画の長さに制限はある?
A. API経由では明確な長さ制限は記載されていないが、長い動画ほどクレジットを消費する。
ショート動画(30秒〜1分)が最もコスパがいい。
Q. Claude Code以外のツールでも使える?
A. はい。
Gemini CLI、Cursorなど、MCPに対応したツールなら接続できる。
Claude Codeに限った機能ではない。
HeyGen × Claude Codeの注意点は?
漏洩するとクレジットを不正利用される。.envに保存しGitHubに公開しない
全自動でも公開前に必ず人間がチェック。口の動きと音声のズレ・台本の正確性
累計$74.6M調達・売上$100M到達。Fast Company「2026年最も革新的な企業」選出
まず、APIキーの管理。
APIキーが漏れると、他人にクレジットを使われる可能性がある。
.envファイルにキーを保存して、GitHubなどに公開しないように注意すること。
Claude Codeに「.envファイルにAPIキーを安全に保存して」と言えば、適切に設定してくれる。
次に、動画の品質確認。
全自動で作ると「AIが変な台本を書いた」可能性がゼロじゃない。
公開前に必ず動画を確認すること。
特にAIアバターの口の動きと音声のズレがないか、台本の内容が正確かは人間が最終チェックすべき。
それから、会社の信頼性。
HeyGenは元Snapchatのエンジニア(カーネギーメロン大学修了)の共同創業者によって立ち上げられた企業。
累計$74.6M調達、売上$100M到達。
Fast Companyの「2026年最も革新的な企業」に選出。
動画AI業界では最大手クラスの企業。
HeyGen × Claude Codeが広まると何が変わるのか?
「動画を作る」という行為の意味が変わる。
今まで動画は「作る」ものだった。
カメラを回す、編集する、テロップを入れる。
HeyGen × Claude Codeでは、動画は「言葉で注文する」もの。
「こういう動画を5本」って言えば出てくる。
料理にたとえるなら、手作りするんじゃなくて、Uber Eatsで注文する感覚。
しかも1本150円。
これが当たり前になると、「動画を作れる人」の優位性がなくなる。
代わりに「何の動画を作るべきか判断できる人」が価値を持つようになる。
制作スキルじゃなくて、企画力の時代。
その入り口が、今まさにClaude Code + HeyGenで開いてると思っている。
HeyGen × Claude Codeまとめ
HeyGen × Claude Codeは、「動画作って」の一言でAI動画が完成する仕組み。
MCP接続で設定は数分。
API料金は30秒150円〜。
Claude Codeを使ってる人なら、まずMCPでHeyGenを繋いでみてほしい。
「AIニュースを1つ調べて動画にして」と1回試すだけで、「動画制作の未来」が体感できる。
このページに出てきた言葉
- HeyGen
- AIアバターが喋る動画を作れるサービス。175言語に対応
- AIアバター
- 人間に似せたCGキャラクター。テキストを与えると口や表情を動かしながら読み上げる
- API(エーピーアイ)
- 外部のサービスを別のプログラムから呼び出すための窓口。「裏口の専用ドア」のようなもの
- APIキー
- そのAPIを使う本人だけが知っている長い文字列の合言葉
- MCP(Model Context Protocol)
- AIに外部のツールや情報源をつなぐための共通規格。Anthropicが提唱した
- Skills
- Claude Codeに「このツールはこう使う」という手順書を覚え込ませる仕組み
- OAuth(オーオース)
- 「このアプリにこの権限を渡してOK」という許可証を発行する仕組み
- クレジット
- サービス内で使える「持ち点」。チャージしておいて使うたびに減る前払い式
- 従量課金
- 使った分だけお金を払う方式。電気代と同じイメージ
- サブスクリプション
- 毎月や毎年、決まった額を払って使い続ける形の契約
- レンダリング
- 入力した内容をもとに、最終的な動画ファイルを書き出す処理
- リップシンク
- 喋っている音声に合わせてアバターの口の動きをぴったり合わせる技術
- JSON(ジェイソン)
- データを整理して書き留めるためのテキスト形式
- .envファイル
- APIキーやパスワードなど秘密情報を書いておく専用ファイル。外部には公開しない
参考リンク
- HeyGen公式サイト: https://www.heygen.com
- HeyGen × Claude Code連携ガイド: https://www.heygen.com/blog/ai-research-to-videos
- HeyGen MCP接続: https://www.heygen.com/model-context-protocol
- HeyGen × Claude統合ページ: https://www.heygen.com/integrations/claude
- HeyGen開発者ドキュメント: https://developers.heygen.com
※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。