Claude Codeで長時間セッションを回す人向け(/clearとの違いが分からない人歓迎)
同じタスクを継続したいけど履歴が膨らみすぎているとき。
長くなった会話履歴を要約して圧縮するコマンド。/clear は文脈(=Claudeが今まで覚えていた内容)ごと消すけど、/compact は文脈を残したまま「要点だけ書き直し」をして容量を縮める。同じタスクを継続したいけど履歴が膨らみすぎている、という場面のためのコマンド。
噛み砕くと
長い会議の議事録があったとして、A4 30枚のフルテキストを毎回読み返すのは現実的じゃない。だから「要点だけ抜き出した1枚サマリー」に置き換えて、その先の議論を続ける。/compact はその要約作業をClaudeが自分でやる動作。
/clear=「議事録を全部捨てる」、/compact=「議事録を1枚に要約して残す」。タスクの途中で続きをやりたい時は /compact。
具体的に何ができる?
- これまでの会話を要約版に置き換える
- 重要な決定事項・ファイル変更履歴・現在進行中のタスク状況は維持される
- 送信トークン(=AIが処理する文字の単位)量が大幅に減る(=次の応答が速く・安くなる)
- Claude側の認識精度も回復(長い文脈で迷子になっていた状態がリセットされる)
使いどころ3シナリオ
シナリオ1: 同じバグを延々と追ってる途中で会話が膨らんだ
1時間以上デバッグしていて、もう数百行の対話履歴。/compact で要約版に変換すれば、これまでの試行錯誤・原因仮説・採用した方針が要約として残ったまま、再びサクサク応答が返ってくる。
シナリオ2: 大量ファイルを読み込んだ直後
調査のために大量のファイルを Read してきた後、本題の実装に入る前に /compact。ファイルの内容そのものは要約され、必要な部分だけが文脈に残る。
シナリオ3: コスト警告が出始めた
長時間セッションでトークン消費が増え、Claude Codeから「コンテキスト残量が少なくなっています」と出たら、/compact で延命。タスクを途中で諦めずに完走できる。
初心者が踏みやすい落とし穴
- 要約は完璧じゃない。細かいニュアンスや会話の途中で出した一時メモは要約から落ちることがある。重要な決定はファイルにcommitしておく
/compact直後はClaudeが少し混乱することがある。要約版で一度応答してもらって違和感が無いことを確認してから次の指示を出す- タスクが切り替わるなら
/clearの方が安全。文脈を引きずると別タスクに前タスクの判断が混ざる - 頻繁に
/compactしすぎると要約のロスが累積する。1セッションで2-3回までを目安に
書き方
/compact
やってみるとこうなる
入力
/compact
出力例
会話履歴が要約版に置き換わる。重要な決定事項は残しつつトークン消費が下がる。
このページに出てきた言葉
- 文脈
- 今までの会話・読み込んだファイル・指示書などClaudeが覚えている全体。
- トークン
- AIが扱う文字のかたまり単位。日本語1文字≒1〜2トークン目安。
- コンテキスト残量
- モデルが一度に処理できる文字量の上限に対する残り。減ると応答が遅く・粗くなる。
- デバッグ
- バグ(不具合)の原因を特定して直すこと。