--plugin-url(プラグインユーアールエル)

起動オプション
--plugin-url
プラグインユーアールエル
URLに置いてあるプラグイン(機能を追加する拡張パック)のzipを、起動するときに取ってきて、その回だけ読み込む起動時の指定。インストールではないので、次回いつも通り起動すると読み込まれていない。Claude Code v2.1.129以降で使える

誰かが作ったClaude Codeのプラグインを、インストールせずその場で1回試したい人や、自作プラグインをURLで配って軽く触ってもらいたい人向け

知人が作ったプラグインのzipのURLをもらって、インストールするほど気に入るか分からない段階でまず1回試したいときや、自動ビルドでzipにしてURLに置いた自作プラグインを、ダウンロードせずその場で動作確認したいときに、起動コマンドの後ろにそのzipのURLを書き足して叩く

Claude Code には、誰かが作ったプラグイン(機能を追加する拡張パック)を試す方法がいくつかあります。--plugin-url は、そのうち「URLの先に置いてあるプラグインのzipを、起動するときに取ってきて、その回だけ使う」やり方です。手元にダウンロードして展開する手間がいりません。

ポイントは、これがインストールではないところ。試した次の回に普通に起動すると、もう読み込まれていません。

噛み砕くと

レンタルDVDを1泊だけ借りて観るのに近いです。買って棚に並べる(=インストール)のではなく、観たいときだけ借りて、観終わったら返す。--plugin-url で読み込んだプラグインも、その回のセッションが終われば手元には残りません。

zipの置き場所がネット上のURLというだけで、やってることは「ちょっと借りて試す」です。気に入って毎回使いたくなったら、そのときに正式インストールへ進めばいい、という二段構えになっています。

大事な前提:URLの先に「zipそのもの」が直接置いてある必要がある

この指定が向く先は、あくまでプラグインのzipファイルへの直リンクです。配布サイトのトップページや、GitHub のプロジェクトページのURLを渡しても読み込めません。zip本体へ直接たどり着くURLであることが条件で、たいていは .zip で終わるアドレスです。

もう1つ。使えるのは Claude Code v2.1.129 以降です。それより古いと、この指定自体が用意されていません。あと公式が念押ししているのが、信頼できる配布元かどうか。中身は自分が用意したzipか、信頼できる相手のzipだけに向けるのが鉄則です。

「料理ブログ用プラグイン」を例に、実際の手順を見る

料理ブログを運営している知人が、レシピ記事の見直しを手伝うプラグインを作ってくれたとします。それが recipe-helper.zip という名前で、ある配布URLに置いてある。これをインストールせず、その場で1回試す流れを追います。

ステップ1: zipの置き場所のURLを受け取る

知人から「ここに置いといたよ」とURLをもらいます。たとえば https://example.com/recipe-helper.zip のような、.zip で終わるアドレスです。

ここで初心者がやりがちな勘違いがあります。配布ページ(https://example.com/plugins みたいな案内ページ)のURLを渡してしまうケースです。それだとzip本体にたどり着けず読み込めません。たいていは末尾が .zip なので、そこを目印に確認します。

ステップ2: そのURLを付けて Claude Code を起動する

黒い画面(ターミナル)で、起動コマンドにこのURLを書き足して叩きます。

$ claude --plugin-url https://example.com/recipe-helper.zip

起動と同時に、Claude Code がそのURLからzipを取ってきて、この回かぎりで読み込みます。

ステップ3: 読み込めたか確認する

起動したら、その回で使えるようになったプラグインの中身を呼び出してみます。料理ブログ用のプラグインなら、たとえばレシピ点検のスキルが追加されているはずなので、それを試します。

ちゃんと読み込めていれば、追加された機能が反応します。点検結果がそれっぽく返ってくれば成功です。

ステップ4: もし取得に失敗したら何が起きるか

URLが間違っていたり、zipが壊れていたりすると、Claude Code は「プラグインの読み込みでエラーが出た」と知らせます。ここが安心なところで、起動そのものが止まるわけではありません。そのプラグイン抜きで、普通に立ち上がります。

つまり試して失敗しても、作業環境が起動不能になる事故にはならない。気軽に試せます。

ステップ5: 複数のプラグインを一緒に試す

料理ブログ用に2つのプラグインを同時に試したいこともあります。やり方は2通り。同じ指定を繰り返すか、空白で区切って引用符で1つにまとめるかです。

$ claude --plugin-url https://example.com/recipe-helper.zip --plugin-url https://example.com/photo-check.zip
$ claude --plugin-url "https://example.com/recipe-helper.zip https://example.com/photo-check.zip"

どちらでも結果は同じです。好きな方でいけます。

ステップ6: セッションを終えると消える

Claude Code を終了して、次にいつも通り claude だけで起動してみます。すると、さっき試したプラグインはもう読み込まれていません。これは仕様です。--plugin-url はその回かぎりだからです。

気に入って毎回使いたいなら、配布元のマーケットプレイス(プラグインの配布所)経由で /plugin install から正式に入れる、という別ルートに進みます。

つまり --plugin-url は何をしてくれるのか

  • やってくれる: URLに置いてあるプラグインのzipを、起動時に取ってきて、その回だけ読み込む。手元にダウンロードして展開する手間がいらない
  • やってくれない: インストールはしない。次にいつも通り起動すると読み込まれていない。常用したいなら別途 /plugin install が必要
  • 意味が薄い場面: まだ手元で開発中で、zipに固める前のプラグインを試したいとき。それは手元のフォルダから読む --plugin-dir の出番です

使いどころ3シナリオ(具体題材で再現)

シナリオ1: 知人が作ったプラグインを試させてもらうとき

料理ブログ仲間が「レシピの表記ゆれを直すプラグイン作ったから使ってみて」とzipのURLをくれた。インストールするほど気に入るか分からない段階で、まず1回試したい。こういう「お試し」に --plugin-url がちょうどいいです。気に入ればあとで正式に入れればいいし、合わなければ次の起動で勝手に消えます。手元には何も残りません。

シナリオ2: 自動ビルドで作ったzipを動作確認するとき

家計簿アプリを開発していて、プラグインを毎回自動で組み立て、zipにしてどこかのURLに吐き出す仕組みがあるとします。公式がまさにこの「CIビルド成果物(自動で組み立てられた完成品)」を例に挙げています。出来たてのzipのURLを --plugin-url に渡せば、ダウンロードせずその場で読み込んで、ちゃんと動くか確認できます。

シナリオ3: チームに配って軽く試してもらうとき

レシピ管理を手伝うプラグインを作って、料理ブログ運営チームの数人に試してもらいたい。マーケットプレイスに登録して正式配布する手前で、「とりあえずこのURL叩いてみて」と1行で共有できると話が早いです。受け取った側もインストール不要で、その回だけ読み込んで感想を返せます。正式公開の前段の身内テストに向いています。

初心者が踏みやすい落とし穴

  • インストールだと思い込む。これはその回かぎりの読み込みです。次に普通に起動すると消えています。毎回使いたいなら /plugin install へ。
  • 配布ページのURLを渡す。案内ページやプロジェクトページではダメで、zip本体へ直接たどり着くURLが必要です。目印として、たいていは末尾が .zip です。
  • 古いバージョンで叩く。v2.1.129 より前にはこの指定がありません。動かないときはまず claude --version で版を確認します。
  • 信頼できないURLに向ける。中身がそのまま動くので、自分が用意したzipか、信頼できる相手のzipだけに向けます。公式も同じ注意を明記しています。
  • 取得失敗で起動が止まると勘違いする。失敗してもエラーを知らせるだけで、そのプラグイン抜きで普通に起動します。作業環境が壊れる心配はいりません。
  • --plugin-dir と同じ書き方をする。手元のフォルダやzipを読む --plugin-dir は、空白区切りの一括指定が効きません(繰り返しのみ)。--plugin-url は空白区切りの一括もいけます。ここが対になっています。
  • 開発中のものまでURL配布しようとする。まだzipに固める前なら、手元から読む --plugin-dir の方が向いています。URL配布は「もうzipになっている」段階の道具です。

書き方

claude --plugin-url <zipのURL>

やってみるとこうなる

入力

claude --plugin-url https://example.com/recipe-helper.zip

出力例

起動と同時にそのURLからzipが取得され、この回かぎりでプラグインが読み込まれる。取得に失敗したりzipが壊れていたりした場合は、プラグインの読み込みエラーが知らされ、そのプラグイン抜きで普通に起動する。複数読み込むときは指定を繰り返すか、空白区切りのURLを引用符で1つにまとめる

このページに出てきた言葉

プラグイン
Claude Codeにスキル・エージェント・フックなどの機能をまとめて追加する拡張パック。チームや他人と共有できる単位
zip
複数のファイルを1つにまとめて圧縮した箱。プラグインのファイル一式がこの1個に固められている
セッション
Claude Codeを起動してから終了するまでの1回ぶんの作業。終了するとその回で読み込んだ一時的なものはリセットされる
直リンク
途中のページを挟まず、ファイル本体に直接たどり着くURL。<code>.zip</code>で終わるアドレスがこれにあたる
マーケットプレイス
プラグインがまとめて並んでいる配布所。ここ経由の<code>/plugin install</code>で正式にインストールできる
CIビルド成果物
コード更新のたびに自動で組み立て・検査する仕組みが吐き出す完成ファイル。ここではプラグインのzipを指す

関連項目

公式ドキュメント

https://code.claude.com/docs/en/plugins#test-your-plugins-locally

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