/usage(ユーセージ)

スラッシュコマンド
/usage
ユーセージ
今のセッションの推定料金・プラン上限の使用率・活動統計を1画面にまとめて表示する、Claude Code組み込みのスラッシュコマンド。コマンドだけ叩いて使う。別名で <code>/cost</code> と <code>/stats</code> があり、3つとも同じ画面を開く(<code>/stats</code> だけ最初にStatsタブを開いた状態で起動する)。

Claude Codeで「今いくらかかっているか」「プランの上限にどれくらい近いか」を確認したい人向け

Aisola Lab で記事執筆を回したあと、Maxプランの上限にどれくらい近づいたかを確認したい場面や、API従量課金(使った分だけ後払い)で個人プロジェクトを回していて週の途中で予算感を体感したい場面で叩く。subscription(月額契約)ユーザーは画面のドル金額ではなく「プラン使用率バー」と「活動統計」のほうを見る。

Claude Codeで記事を書いてもらっていると、午後にふと「今日いくら使ったんだっけ」「Maxプランの上限まであとどれくらいあるんだっけ」が気になる瞬間が来ます。/usage はこの「今のセッションの料金感・プランの残量・活動の統計」を1画面でまとめて見せてくれる、組み込みのスラッシュコマンドです。

同じ画面を開く別名が2つあって、/cost/stats がそれにあたります。/stats だけは最初に開くタブが違うんですが、中身は同じ画面です。

噛み砕くと

家庭用の電気・ガス・水道のメーター画面のClaude Code版、と思うと近いです。蛇口をひねった瞬間にいくら飛んでるかは見えないけど、ブレーカーの横にあるメーターを見ればその月の累計が分かる、あの感覚です。

ただし注意点があって、Maxプランや Proプランで月額契約している人にとっては、画面に出る「ドル金額」は実際の請求とは別物です。subscription(月額契約)で使い放題の枠を買っている人が見るべきは、「プラン上限の使用率バー」と「活動統計」のほうです。ここの読み分けを公式も強めに注意してます。

大事な前提:/usage が出すドル金額は「実請求」ではない

この前提を最初に押さえないと、画面を見て勝手に焦ることになります。

/usage が表示する Total cost: $0.55 みたいな金額は、手元のClaude Codeが「やりとりしたトークン量」から自分で計算した推定値です。Anthropic側のClaude Consoleにある正式な請求金額とは差が出ます。公式も「For authoritative billing, see the Usage page in the Claude Console.」と明示してます。日本語に直すと「請求の正式な数字はConsole側のUsageページで見てください」という意味です。

さらに、Max / Pro / Team / Enterprise の月額契約ユーザーにとっては、この session cost のドル金額は請求にそもそも関係ないです。月額枠の中で使い放題なので、いくらの金額に換算されたかは支払い計算に使わない。代わりにプラン上限の使用率バーactivity statsを見るのが正解です。

「Aisola Lab で午前から記事執筆を回している」状況で、実際に /usage を叩く

シナリオとしては、午前9時から私がClaude Codeに記事のリライトを何本か頼んでいて、午後3時くらいに「あ、そろそろ Maxプランの上限が気になるな」と思ったタイミング、を想定します。

ステップ1: セッションが動いている画面で /usage と打つ

会話の途中でかまいません。プロンプト欄に /usage とだけ打ってEnter。

> /usage

するとClaude Codeが内部UIを切り替えて、専用の画面に入ります。会話の続きを邪魔しない別画面なので、見終わったらESCで戻れます。

ステップ2: 画面に出てくる主な数字を見る

公式ドキュメントに載っている表示例はこんな感じです。

Total cost:            $0.55
Total duration (API):  6m 19.7s
Total duration (wall): 6h 33m 10.2s
Total code changes:    0 lines added, 0 lines removed

4行ありますが、それぞれ意味が違います。Total cost が推定金額、Total duration (API) はClaudeが実際に頭を働かせていた合計時間、Total duration (wall) は私が画面を開いていた壁時計上の時間、Total code changes は今のセッションでファイルに何行書き足し・削除したかの合計です。

ステップ3: subscription ユーザーは「プラン使用率バー」を最優先で見る

同じ画面の中に、Max / Pro 等の月額契約者向けに「今週のプラン上限のうち何割使ったか」を示すバーが並びます。私がMaxプランで記事執筆を回しているなら、ここで「あ、今週分の枠は60%くらい使ったな、夕方にもう1セット回せそう」と判断します。

ステップ4: 「Stats タブ」に切り替えて活動統計を見る

画面の上部にタブがあって、Statsタブに切り替えると、コードを何行書き換えたか・どのモデルを何回呼んだか・累計の作業時間といった活動の内訳が出ます。/stats という別名で起動すると、最初からこのStatsタブを開いた状態でこの画面に入れます。

ステップ5: ESCで会話画面に戻る

確認だけして元の作業に戻りたいなら、ESCを押せば /usage 画面が閉じて、さっきまでの会話が再開できます。会話の文脈は失われません。

ステップ6: ここで初心者がやりがちな勘違い

「Total cost: $0.55」と表示されたのを見て、「今月の請求が $0.55 か」と勘違いするケースが多いです。これはあくまで「今のセッションだけ」の推定値で、しかも subscription 加入者には支払いに関係ない数字です。実請求はClaude Console側のUsageページで確認するもの、というのを最初に頭に入れておくと焦らずに済みます。

つまり /usage は何をしてくれるのか

  • やってくれる: 今のセッションの推定料金・プラン上限の使用率・活動統計を1画面にまとめて表示する
  • やってくれる: /cost でも /stats でも同じ画面を開ける。/stats だけは最初にStatsタブから開く
  • やってくれない: 実際の請求書を出すこと。それはClaude Console側のUsageページの仕事
  • やってくれない: 今のコンテキストの内訳の可視化。それは /context の仕事
  • 意味が薄い場面: subscription 加入者が「ドル金額」だけを血眼で見てしまう使い方。本来見るべきは使用率バー

使いどころ3シナリオ

シナリオ1: Aisola Lab で1日ガッツリ記事を回した日の終わりにレビューする

朝から夕方までClaude Codeに何度もリライトを頼んだ日、終業前に /usage を叩きます。Maxプランで月額契約しているので、見るのは Total cost ではなく「プラン使用率バー」と「Total code changes」(今日合計でどれくらいファイルに行が足された・消されたか)です。今日の生産性が肌感で掴めます。

シナリオ2: pay-as-you-go の API課金で個人プロジェクトを回している人が、週の途中で予算感を確認する

月額契約ではなく、APIの従量課金でClaude Codeを使っているケース。この人にとっては Total cost のドル金額は「目安として」意味があります。週の途中で /usage を見て、「今月の自分の予算 $30 のうち、今のところ累計いくらに換算されてるか」を体感する用途です。ただし正式な請求はClaude Console側のUsageページで確認します。

シナリオ3: 「最近上限に当たって作業が止まった」が続いている人の原因切り分け

Maxプランでも、短時間に大量のリクエストを投げると週次の上限に引っかかります。「今週なんか早めに止まる気がする」というとき、/usage を開いて「プラン使用率バー」を見れば、自分の使い方が今週どのペースで上限に近づいているかが分かる。/clear でこまめに会話を区切る、/compact で履歴を圧縮する、といった対処の判断材料になります。

初心者が踏みやすい落とし穴

  • Total cost のドル金額をそのまま「今月の請求」と思い込む。subscription 加入者にとっては支払いに関係ない数字で、API従量課金の人でも「手元の推定」なので実請求と差が出ます。正式な請求はClaude ConsoleのUsageページ側
  • /status と混同する/status はSettings画面のStatusタブを開くやつで、表示されるのはバージョン・モデル・アカウント・通信状態など、料金とは別系統の情報。名前が似てるだけで完全別物
  • /context と混同する/context は今のセッションのやりとりが、内訳ベースでどれだけ膨らんでいるかを色付きグリッドで可視化するもの。今すぐ /clear/compact を打つべきかの判断材料用です。/usage の累計料金とは別の話
  • /cost /stats /usage を別物だと思い込む。3つとも同じ画面を開きます。/stats だけ最初に開くタブがStatsタブ、というだけの違い
  • 「session cost」だけ見て使いすぎと判断する。Max / Pro 加入者にとってドル換算は単なる目安で、判断軸はプラン使用率バーのほう
  • 記事執筆中など作業の途中で叩いて慌てる/usage を叩いても会話のコンテキストは消えません。確認後にESCで戻れば、続きをそのまま頼めます
  • 請求の正式な数字をここで取ろうとする/usage は手元の推定値しか出さない。確定数字が必要なら必ずClaude Console側のUsageページ

書き方

/usage

やってみるとこうなる

入力

/usage

出力例

Total cost:            $0.55
Total duration (API):  6m 19.7s
Total duration (wall): 6h 33m 10.2s
Total code changes:    0 lines added, 0 lines removed

(同じ画面に subscription ユーザー向けの「プラン使用率バー」と「activity stats」も並ぶ。<code>/stats</code> で起動するとStatsタブを最初に開く)

このページに出てきた言葉

セッション
Claude Codeを起動してから終了するまでの1回分のやりとり。<code>/clear</code> で新しい会話を始めると新しいセッションになる
subscription(月額契約)
Max / Pro / Team / Enterprise みたいに月いくらで契約して使い放題にする支払い方式
pay-as-you-go(API従量課金)
使った分だけ後払いになる支払い方式。Claude Code を API 経由で個人プロジェクトに使うときに発生する
トークン
AIが文章を読み書きするときの単位。日本語だとだいたい1文字=1トークン弱の目安
Claude Console
Anthropic公式の管理画面。請求書・利用量の正式な数字はここで確認する
プラン使用率バー
Max / Pro 等の月額契約者向けに、今週のプラン上限のうち何割使ったかを示す進捗バー。<code>/usage</code> 画面に表示される
activity stats
コードを何行書き換えたか・どのモデルを何回呼んだか等の活動内訳統計。<code>/stats</code> で起動するとこのタブから開く

関連項目

公式ドキュメント

https://code.claude.com/docs/en/commands

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