10スタイルで資料をビジュアル化
NotebookLM(Googleが出しているAIノートツール)に、資料をアップロードするだけでインフォグラフィック(情報を1枚絵にまとめた図)を自動生成する機能がつきました。
10種類のスタイルから選ぶだけ。
デザインスキルもコードも要らない。
この記事は資料をサクッとビジュアル化したい人向け(デザインソフトを触ったことがなくても読めます)。
「Canvaを開くのがだるい」「NotebookLMは使ってるけどこの機能は知らなかった」という人に刺さります。
Kawaii、Anime、Sketch Noteなど、ちょっと変わったスタイルも選べる。
「資料の要点をビジュアルで見せたいけど、Canvaを開くのがだるい」って場面、ありませんか。
プレゼンの補足資料、ブログのアイキャッチ、社内共有用のまとめ。
テキストのまま送ると、そもそも読んでもらえない。
でもわざわざデザインソフトを立ち上げるほどでもない。
そういう「ちょうどいいビジュアル」が、ボタン1つで出てきます。
この記事では、NotebookLMのインフォグラフィック機能の使い方と、10スタイルの特徴を出します。
NotebookLMのインフォグラフィックとは?|何ができるか
NotebookLMはGoogleが提供するAIノートツールです。
PDFやWebページ、Googleドキュメント、YouTube動画など。
こういう資料をアップロードすると、AIが内容を読み込んでいろんな形式で出力します。
音声解説(Audio Overview。
資料を2人のAIが対話形式で読み上げてくれる機能)が有名ですが、インフォグラフィック生成もかなり強力です。
仕組みはシンプル。
アップロードした資料をGemini(GoogleのAI)が読み込む。
要点を抽出する。
選んだスタイルに合わせてビジュアルを自動生成する。
1〜2分待つだけ。
たとえ話をすると、「資料を渡したら勝手にデザイナーがポスターを作ってくれる」みたいなもの。
ただし「勝手に」の部分が重要で、レイアウトの細かい調整はできません。
AIが「この資料ならこのレイアウトがベスト」と判断して配置する。
手動でテキストの位置を動かしたり、フォントを変えたり、というデザインソフト的な操作はない。
その代わり、スタイルの選択とプロンプト(AIへの指示文)でカスタマイズする設計です。
「好みのデザインにしたい」なら、CanvaやFigmaのほうが向いてる。
「70点のビジュアルを10秒で欲しい」なら、NotebookLMが圧倒的に速い。
ここが設計思想の違い。
NotebookLMのインフォグラフィック、Canvaと何が違う?
| NotebookLM インフォグラフィック | Canva | PowerPoint | |
|---|---|---|---|
| 制作時間 | 1〜2分(自動生成) | 30分〜1時間 | 1時間以上 |
| デザインスキル | 不要 | テンプレートを選ぶ程度 | ある程度必要 |
| 入力するもの | 資料をアップロードするだけ | テキストと画像を配置 | 全部作る |
| カスタマイズ性 | スタイル選択+プロンプト | 非常に高い | 非常に高い |
| 出力形式 | 画像(ダウンロード) | PNG/PDF/動画など多数 | PPTX/PDF |
| AI要約 | あり(資料を自動要約) | なし | なし |
| 料金 | 無料枠あり(1日約10枚) | 無料枠あり | Microsoft 365 |
Canvaは「作る」ツール。
NotebookLMは「AIに作らせる」ツール。
根本的にアプローチが違います。
NotebookLMのすごいところは、「資料の内容を理解した上でビジュアル化する」こと。
Canvaは空のキャンバスから始まる。
「何を強調するか」「どう配置するか」を全部決める。
NotebookLMは資料を読んで「ここが重要ポイント」をAIが判断して、勝手にレイアウトする。
だから「資料はあるけど、どうまとめたらいいかわからない」って人に刺さる。
逆に「細部までこだわりたい」って人には物足りない。
使い分けの感覚としては、「サクッと作る → NotebookLM」「じっくり作り込む → Canva」。
NotebookLMインフォグラフィックはどんな場面で使える?
チームへの共有資料をサクッと作りたいとき
会議の議事録やプロジェクトの進捗報告。
テキストで送ると読んでもらえないこと、多いですよね。
NotebookLMに議事録をアップロードして、Professionalスタイルでインフォグラフィック化。
1〜2分で「要点が一目でわかるビジュアル」が出てきます。
テキスト10ページ分の内容を、画像1枚に圧縮できるのが強い。
SNS投稿用のビジュアルが欲しいとき
ブログ記事のアイキャッチや、SNSでシェアされた時に表示されるOGP画像(OGP=Open Graph Protocol。
Xやnote等でリンクを貼ると自動表示されるサムネ)。
記事の内容をそのままNotebookLMに入れて、KawaiiやAnimeスタイルで生成すれば、目を引くビジュアルがすぐ手に入ります。
Squareサイズで出力すれば、そのままSNSに使える。
Canvaを開いて30分かけるほどでもないけど、テキストだけじゃ味気ない。
そういうときに刺さります。
勉強した内容を一枚にまとめたいとき
資格試験の教材やセミナーの資料をNotebookLMに入れて、Instructionalスタイルで生成。
要点がステップ形式で図解されたインフォグラフィックが出てきます。
壁に貼っておけば毎日目に入る。
まとめノートを作る手間がゼロになるのが大きい。
NotebookLMインフォグラフィックに必要なものは?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要なもの | Googleアカウント(無料で作成可能) |
| 料金 | 無料枠あり(1日約10枚)。Plus: 月約2,100円($14)で透かしなし |
| 技術レベル | スキル不要。ファイルをアップロードしてボタンを押すだけ |
| 日本語対応 | 対応済み。日本語資料から日本語インフォグラフィックを生成可能 |
| 動作環境 | Webブラウザのみ(PC・スマホどちらも対応) |
| インストール | 不要。notebooklm.google.comにアクセスするだけ |
NotebookLMのインフォグラフィック、10スタイルの特徴は?
現時点で選べるスタイルは10種類+Auto(AIおまかせ)です。
それぞれどんな場面で使うか、整理します。
| スタイル | 見た目の特徴 | 向いてる場面 |
|---|---|---|
| Sketch Note | 手描き風。ラフで温かみがある | ブレスト結果の共有、アイデア段階の資料 |
| Kawaii | やわらかい色、丸っこいアイコン | 教育資料、新入社員向け、SNS投稿 |
| Professional | 落ち着いた配色、ビジネス向き | 社内プレゼン、クライアント向け資料 |
| Scientific | 論文・研究風のレイアウト | データ中心の資料、調査レポート |
| Anime | 鮮やかな色使い、エネルギッシュ | SNS映えするコンテンツ、若年層向け |
| 3D Clay | クレイアニメ風の立体感 | 製品紹介、ポップな資料 |
| Editorial | 雑誌のレイアウト風 | ブログのアイキャッチ、ニュースレター |
| Instructional | 手順やステップを図解 | マニュアル、ハウツー系の資料 |
| Bento Grid | 弁当箱のように区切られた格子状 | 複数のトピックを並列で見せたいとき |
| Bricks | レンガ積みのような積層レイアウト | 時系列やステージ別の情報整理 |
気になるのはKawaiiとAnime。
ビジネス用途でこのスタイル使ったら、会議で二度見されそうではある。
でもSNS用のコンテンツとか、教育系の資料なら、堅い雰囲気を崩して目を引くのに使えそうです。
真面目な雰囲気の資料ほど読まれない、って問題を抱えてるなら、あえてKawaiiで作るのも手かもしれない。
Sketch Noteは「まだ完成じゃないですよ」って雰囲気を出せるのがポイント。
完成品を出すとツッコミが入る場面でも、手描き風なら「たたき台です」って空気を作れそうです。
Professional一択じゃなくて、「この資料は誰に見せるか」で選ぶのがコツです。
NotebookLMでインフォグラフィックを作る手順は?
ステップ1:NotebookLMを開いてノートブックを作る
notebooklm.google.comにアクセスして、Googleアカウントでログイン。
「新しいノートブック」を作ります。
ここにビジュアル化したい資料をアップロードする。
ステップ2:ソース(資料)をアップロードする
「ソースを追加」から資料を入れます。
使えるソースの種類がかなり多い。
PDF、Googleドキュメント、Googleスライド。
Webサイト(URLを貼るだけ)、テキストのコピペ。
YouTube動画(URLを貼ると字幕を読み込む)、EPUB(電子書籍の標準フォーマット。
Kindle等で配布されている本のファイル形式)。
ポイントは「ソースが充実してるほど、いいインフォグラフィックが出る」ということ。
薄い資料を入れると、スカスカのビジュアルが出てきます。
逆に、しっかりした資料を入れると「え、これ自動で作ったの?」ってレベルのものが出る。
ステップ3:Studioパネルからインフォグラフィックを生成する
画面右側に「Studio」というパネル(画像生成や音声生成のメニューが並ぶサイドバー)があります。
その中の「Infographic (BETA)」(BETA=テスト版段階の機能の意味)をクリック。
1〜2分待つと、AIが資料を読み込んでインフォグラフィックを自動生成します。
最初はAuto(おまかせ)スタイルで出てくる。
ステップ4:スタイルとカスタマイズを調整する
生成されたインフォグラフィックの右上にある鉛筆アイコンをクリック。
ここで以下を変更できます。
スタイル選択:10種類+Autoから選ぶ。
選んで再生成するだけです。
情報量の調整:Concise(簡潔)、Standard(標準)、Detailed(詳細)の3段階。
テキスト多めか少なめかをコントロールできます。
向きの選択:Landscape(横長)、Portrait(縦長)、Square(正方形)。
SNS投稿ならSquare、ブログならLandscapeが使いやすそうです。
プロンプトで指示:テキスト欄に「青系の配色で」「3つのポイントに絞って」みたいに日本語で指示を出せます。
色コードの指定(#3178c6など)も通るので、ブランドカラーに揃えたいときに便利です。
ステップ5:ダウンロードする
気に入ったら、そのまま画像としてダウンロード。
出力は画像ファイルです。
テキストを後から編集することはできないので、内容の修正はプロンプトでやり直す形になります。
納得いくまで「スタイル変更→再生成」を繰り返してOK。
1日の生成回数に上限がある(無料枠で約10枚)ので、そこだけ注意。
別ルート:チャットから直接生成する
実は、Studioパネルを使わなくても、チャット欄に「この内容でインフォグラフィック作って」と打つだけでも生成できます。
チャットで質問した内容をそのままビジュアル化できるので、「さっきの会話の要点をまとめたインフォグラフィック作って」みたいな使い方もできる。
こっちのほうが直感的かもしれません。
NotebookLMインフォグラフィックの料金は?
| プラン | 月額 | 1日の生成上限(目安) | 透かし |
|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 約10枚 | あり |
| Plus | 約2,100円($14) | 約20枚 | なし |
| Google AI Ultra | 約37,500円($249.99) | 無料枠の50倍 | なし |
無料枠で1日10枚作れるので、個人利用なら十分です。
ただし無料枠にはNotebookLMの透かし(ウォーターマーク。
画像の隅に「NotebookLMで生成」のロゴが入る)が付きます。
仕事で使う場合、透かしが入ると微妙ですよね。
Plusプランの月2,100円で透かしが消えるので、ビジネス用途ならPlusが現実的なラインです。
AI Ultraは月37,500円。
正直、インフォグラフィックのためだけに入るプランじゃない。
他のGoogleサービス(Gemini Advanced、Google Oneの2TBストレージ等)をフルで使う人向けです。
NotebookLMインフォグラフィックでよくある疑問は?
Q. 日本語の資料でもちゃんと動く?
動きます。
NotebookLMのAI(Gemini)は日本語対応しているので、日本語の資料をアップロードすれば日本語のインフォグラフィックが出てきます。
カスタマイズの設定画面で言語を「日本語」に変更できるので、英語で出てきたら言語設定を確認してください。
Q. 作ったインフォグラフィックを後から編集できる?
NotebookLM上での直接編集はできません。
出力は静的な画像ファイルなので、テキストの位置を動かしたり、フォントを変えたりという操作はない。
修正したい場合は、プロンプトを変えて再生成する形になります。
「3番目のポイントを削除して、代わりにコスト面を強調して」みたいにプロンプトで指示すれば、AIが内容を調整して作り直します。
Q. どんな資料を入れるとクオリティが高くなる?
構造がはっきりしている資料が強い。
見出しがあって、箇条書きがあって、数字がある。
こういう資料だとAIが要点を拾いやすいので、きれいなインフォグラフィックが出ます。
逆に、だらだら続く文章だと、AIが「どこを強調すべきか」迷って、ごちゃごちゃしたビジュアルになりがち。
資料がまとまってないなら、先にNotebookLMのチャットで「この資料の要点を5つにまとめて」と聞いてから、その回答をベースにインフォグラフィックを生成するのがコツ。
Q. Canvaと併用する意味はある?
あります。
NotebookLMで「たたき台」を作って、そこからCanvaで仕上げるという使い方が効率的です。
ゼロからCanvaで作るより、AIが作ったビジュアルを参考にしたほうが方向性が定まりやすい。
「この配色とレイアウトをベースに、アレンジする」という流れ。
NotebookLMインフォグラフィック機能の注意点は?
まず、この機能はまだBETA(テスト段階)です。
使ってみると、何回かに1回は「うーん、ちょっと違うな」ってビジュアルが出てくる。
特にテキストが多い資料だと、文字がぎゅうぎゅうに詰め込まれたインフォグラフィックが出ることがある。
そういうときは、情報量を「Concise(簡潔)」に変えるか、プロンプトで「テキストを減らして、大きなアイコンで表現して」と指示する。
何回か試行錯誤が必要な場合もあるので、1日の生成上限(無料枠で約10枚)は計画的に使ったほうがいい。
あと、レイアウトの細かい調整ができないのは、慣れるまでもどかしい。
「この要素をもう少し右に寄せたい」ができない。
プロンプトで「余白を多めに」「セクション間のスペースを広く」みたいに指示して、間接的にコントロールする形。
デザインソフトに慣れてる人ほど「触らせてくれ」って思うかもしれない。
でもそういう人はCanvaを使えばいいわけで、NotebookLMは「デザインできない人が10秒で70点のビジュアルを手に入れる」ためのツールです。
この割り切りが大事。
まとめ
NotebookLMのインフォグラフィック機能は、資料アップロード→スタイル選択→自動生成、の3ステップで完結します。
10種類のスタイルを使い分ければ、ブレスト用のラフからビジネス用のきちんとした資料まで、場面に合ったビジュアルが作れる。
無料枠で1日10枚作れるので、まずは手持ちの資料を1つアップロードして、全スタイルで生成してみてください。
「え、これボタン1つで出てくるの?」ってなります。
このページに出てきた言葉
- NotebookLM
- Googleが提供するAIノートツール。資料をアップロードすると要約・音声化・図解を作ってくれる
- Gemini
- Googleが開発したAIモデル。NotebookLMの中身を動かしている本体
- インフォグラフィック
- 資料の要点を1枚絵にまとめた図。文字+アイコン+色で情報を素早く伝える
- Studioパネル
- NotebookLMの画面右側にあるサイドバー。音声生成・画像生成などの出力メニューが並ぶ
- プロンプト
- AIへの指示文。「青系の配色で」のように日本語で書けばOK
- BETA
- テスト版段階の機能。動くけれど不具合や精度のばらつきがある状態
- ウォーターマーク
- 画像の隅に入る「NotebookLM生成」のロゴ。無料プランだと自動で付く
- Audio Overview
- NotebookLMの別機能。資料を2人のAIが対話形式で読み上げる音声を作ってくれる
- EPUB
- 電子書籍の標準フォーマット。Kindle等で配布される本のファイル形式
- OGP
- Open Graph Protocol。SNSにリンクを貼ると自動表示されるサムネ画像
参考リンク
- NotebookLM 公式サイト
- Google Workspace Updates: NotebookLMのカスタマイズ機能
- Generate an Infographic in NotebookLM(公式ヘルプ)
※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。