EPUB対応・フラッシュカード・クイズで資格勉強が変わる
NotebookLM(Googleの資料整理AI)に資料を入れるだけで、フラッシュカードとクイズが自動で作れます。
しかも「覚えた」「まだ」を記録して、次に開いた時にちゃんと続きから始まる。
さらに、電子書籍(EPUB)をそのままアップロードできるようになりました。
この記事は資格試験や読書のアウトプットを効率化したい人向け(NotebookLMを触ったことがなくても読めます)。
資格の勉強、試験対策、読書のアウトプット。
「覚えなきゃいけないことが多すぎる」という悩み、ありませんか。
教科書を読んでも頭に入らない。
ノートにまとめても、そのノートを見返さない。
Quizlet(暗記カードアプリの定番)でフラッシュカードを作ろうとしたら、カードを作る作業で疲れる。
NotebookLMの学習ツールは、その「作る作業」をゼロにします。
資料をアップロードして、ボタンを1つ押すだけ。
AIが中身を読んで、重要なポイントをカードやクイズに変換する。
しかも無料プランでも使えます。
NotebookLMの学習ツールで何が変わった?
2026年3月のアップデートで、NotebookLMの学習機能が一気に強化されました。
大きく分けると3つの変化です。
1つ目は、EPUB(リフロー型の電子書籍ファイル形式)がソースとして使えるようになったこと。
今までは電子書籍をNotebookLMに入れたかったら、わざわざPDFに変換する必要がありました。
それが不要に。
EPUBファイルをそのままドラッグ&ドロップで入れられます。
2つ目は、フラッシュカードの進捗がセッション(ブラウザを閉じる前後)をまたいで保存されるようになったこと。
以前はブラウザを閉じるとリセットされてたんですよ。
「覚えた」「まだ」のマークが消える。
これが保存されるようになったので、毎日少しずつ進められます。
3つ目は、クイズも進捗保存に対応したこと。
さらに、不要な問題を個別に削除できるようにもなってます。
| アップデート前 | アップデート後(2026年3月〜) | |
|---|---|---|
| 電子書籍 | PDFに変換してからアップロード | EPUBをそのままアップロード可能 |
| フラッシュカード進捗 | ブラウザを閉じるとリセット | セッション間で保存・復元 |
| クイズ進捗 | 保存なし | セッション間で保存・復元 |
| クイズの編集 | 全問固定 | 不要な問題を個別に削除可能 |
| フラッシュカード出力 | 画面上のみ | Excelとしてダウンロード可能 |
地味に見えるかもしれないけど、「進捗が消える」って勉強ツールにとって致命的なんですよ。
せっかく50枚のカードを10枚まで絞ったのに、次の日にまた50枚に戻ってたら心が折れる。
それが解消されたのは大きい。
NotebookLMのフラッシュカードはQuizletと何が違う?
フラッシュカードと言えばQuizlet。
世界中で使われてる定番の暗記アプリです。
NotebookLMのフラッシュカードが根本的に違うのは、「カードを作る必要がない」こと。
Quizletだと、まず問題と答えを1枚ずつ手入力します。
100枚作ろうと思ったら、100回入力する。
正直、これが一番面倒。
勉強したいのに、準備で力尽きるパターン。私もこれで何度か挫折してます。
NotebookLMは、資料をアップロードした時点でAIが中身を全部読んでます。
だからフラッシュカードのボタンを押した瞬間、資料の内容に基づいたカードが自動生成される。
しかもカードの答えには、元の資料のどこから引用したかの「引用元」がつきます。
「この答え合ってるの?」と思ったら、ワンクリックで元の資料に飛べる。
これ、Quizletにはない機能です。
Google公式ブログでも、フラッシュカードとクイズは「資料に紐づいた根拠つきの問題形式」として位置づけられています。
答えの根拠が資料に紐づいてるから、「AIが適当に作った問題」じゃないと確認できる。
勉強ツールとしての信頼性が段違いです。
NotebookLMのフラッシュカードはどんな場面で使える?
Kindleで買った本を「暗記カード」に変える
EPUB対応が来たことで、一番恩恵を受けるのは読書家だと私は思います。
Kindleで買った本をEPUBで持ってる人、結構多い。
それをNotebookLMに入れて、フラッシュカードを生成する。
1冊の本のエッセンスが、数十枚のカードに凝縮される。
「読んだのに内容を覚えてない」問題がこれで解決します。
資格試験の問題集を「専用の模試」にする
試験勉強で一番効果的なのは、アウトプットの繰り返し。
教科書のPDFをNotebookLMに入れて、クイズを生成する。
すると、その教科書に特化した模試が出てきます。
しかもAIが「なぜその答えなのか」の解説も一緒に出します。
間違えた問題をクリックすると、元の教科書の該当箇所まで飛べる。
復習の導線がそのまま繋がってます。
会議の議事録から「決定事項クイズ」を作る
これ、仕事でも使えるパターン。
長い会議の議事録をアップロードして、「決定事項だけにフォーカスしたフラッシュカードを作って」と指示する。
すると、「いつまでに何をやるか」だけが抜き出されたカードが出てくる。
週次レビューの前に5分だけカードをめくれば、取りこぼしを防げます。
NotebookLMのフラッシュカード・クイズの料金は?
フラッシュカードとクイズは、無料プランでも使えます。
これがNotebookLMの学習ツールの一番いいところ。
Cinematic Video OverviewsやDeep Researchはお金がかかります。
でもフラッシュカードとクイズは無料。
違いが出るのはソースの上限数です。
無料プランだとノートブックあたり最大50ソースまで。
有料プラン(Plus以上)だと300ソースまで。
普通の資格試験の教科書なら十分な量です。
まず無料で試して問題ないです。
必要なものはGoogleアカウントだけ。
アプリのインストールも不要で、ブラウザからnotebooklm.googleにアクセスすれば使えます。
NotebookLMでフラッシュカードはどうやって作る?
ステップ1:NotebookLMにアクセスしてノートブックを作る
notebooklm.google にアクセス。
Googleアカウントでログインして、「新しいノートブック」を作成します。
ステップ2:資料をアップロードする
「ソース」セクションから資料を追加します。
PDF、Googleドキュメント、WebのURL、テキストの直接ペースト。
そして新しくEPUBにも対応。
ドラッグ&ドロップで放り込むだけです。
ステップ3:Studioパネル(生成ツールが並んだ右サイドバー)で「Flashcards」を選ぶ
画面右側の「Studio」パネルを開きます。
「Flashcards」のタイルをクリック。
これだけで、AIが資料を分析してカードを自動生成します。
ステップ4:カスタマイズする(任意)
生成前にペンのアイコンをクリックすると、細かく調整できます。
難易度は「Easy」「Medium」「Hard」の3段階。
カードの枚数は「Fewer」「Standard」「More」から選択。
さらにテキストボックスに「この章だけに絞って」「化学式に関する問題だけ」など、自由に指示を入れられます。
ステップ5:カードをめくって学習する
生成されたカードは、矢印キーかスペースバーでめくれます。
答えを見て「Got it!(覚えた)」か「Missed it!(まだ)」をマーク。
この記録が自動で保存されるので、次にノートブックを開いた時も続きから。
ステップ6:「Explain」(解説機能)で深掘りする
カードの答えが理解できなかった時は、「Explain」ボタンを押します。
NotebookLMがチャット画面で詳しい解説を返します。
しかも「この解説は資料の○ページから引用」と出典が表示される。
AIの解説が正しいか確認できるのが、他のツールにはない安心感です。
ステップ7:Excelでダウンロード(任意)
フラッシュカードの下部にダウンロードアイコンがあります。
Excel形式でエクスポートできるので、Anki(オフラインで使える定番の暗記アプリ)など他の暗記アプリに取り込めます。
クイズを作りたい場合は、ステップ3で「Flashcards」の代わりに「Quiz」を選ぶだけ。
選択式の問題が生成されて、正解には「なぜそれが正解か」の解説がつきます。
NotebookLMのフラッシュカード・クイズでよくある疑問は?
Q. 日本語で使える?
フラッシュカードとクイズは日本語に対応しています。
日本語の資料をアップロードすれば、日本語のカードが生成されます。
Q. Quizletから乗り換える価値はある?
カードを手作りしたい人はQuizletのほうが向いてます。
でも「資料から自動でカードを作りたい」「答えの根拠を確認したい」ならNotebookLMが圧倒的に楽です。
特に、教科書やPDFを元に勉強してる人には試す価値があります。
Q. フラッシュカードの枚数に制限はある?
生成時に「Fewer」「Standard」「More」で大まかな枚数を指定できます。
具体的な上限枚数は公式に明記されていません。
資料の量に応じて数十枚〜百枚以上のカードが生成されます。
Q. 間違えたカードだけを復習できる?
できます。
「Missed it!」をマークしたカードだけをフィルターして、苦手な部分だけ集中的に復習できる。
進捗はセッション間で保存されるので、毎日少しずつ絞り込んでいけます。
Q. 進捗データは消せる?
フラッシュカードを再生成すれば進捗はリセットされます。
「最初からやり直したい」時は、カスタマイズ画面から再生成してください。
NotebookLMの学習ツールの注意点と限界は?
まず、AIが生成した問題は完璧じゃない。
資料の内容に基づいてるとはいえ、たまに微妙な問題が混ざることはあります。
だからこそ「Explain」ボタンで引用元を確認する習慣をつけたほうがいい。
答えがおかしいと思ったら、元の資料に戻って確認する。
この「確認できる仕組み」があるのがNotebookLMの強みではあるんですけど、鵜呑みにはしないでください。
次に、資料の質がカードの質を決める。
ざっくりしたメモをアップロードしたら、ざっくりしたカードしか出てこない。
しっかりした教科書やドキュメントを入れたほうが、当然クオリティは高くなります。
「良い資料を入れる」が最大のコツです。
あと、生成後の細かい編集はできない。
カードの文言を1枚だけ変えたい、みたいなことはできません。
不要な問題を「削除」することはできるけど、「書き換え」は非対応。
ここはQuizletのほうが柔軟です。
最後に、オフラインでは使えない。
電車の中で勉強したい時とか、ネット環境がない場所では使えません。
ただ、Excelでダウンロードしておけば、オフラインのアプリに取り込んで使うことはできます。
NotebookLMで「準備をAIに任せる勉強」はどう変わる?
NotebookLMの学習ツールが本当に変えてるのは、「勉強の準備」の部分です。
教科書を読む → ノートにまとめる → カードを作る → 暗記する。
この4ステップのうち、真ん中の2つをAIに任せる。
人間は「読む」と「暗記する」に集中すればいい。
しかもAIが作った問題には、必ず元の資料への引用がついてる。
「AIが言ってたから正しい」じゃない。
「教科書のここに書いてあるから正しい」と確認できる。
この設計がすごく賢い。
AIを「先生」にするんじゃなくて、「勉強のアシスタント」にしてる。
最終的に学ぶのは人間だけど、準備はAIに任せる。
まずは手持ちのPDFを1つ、NotebookLMに入れてみてください。
フラッシュカードを1回作ってみる。
カスタマイズで「Easy」「Fewer」を選んで、10枚くらいの軽いデッキから始めるのがおすすめ。
5分で「AIに問題を作ってもらう勉強」がどんなものか体験できます。
このページに出てきた言葉
- NotebookLM
- Googleが提供する資料整理・学習用AIツール。資料をアップロードすると要約・質疑応答・カード生成ができる
- フラッシュカード
- 表に問題、裏に答えを書いた暗記カード。めくりながら覚える学習法
- クイズ
- 選択式の問題形式。NotebookLMでは資料の中身から自動生成される
- EPUB
- 電子書籍の標準ファイル形式。文字サイズが端末で柔軟に変わる「リフロー型」が特徴
- Quizlet
- 世界中で使われている定番の暗記カードアプリ。手作りでカードを作って学習する
- Anki
- オフラインでも使える定番の暗記アプリ。CSVやExcelからカードを取り込める
- Studioパネル
- NotebookLM画面の右側にある、生成ツール(要約・カード・クイズなど)が並んだサイドバー
- Explain
- カードや答えに対して、AIが詳しい解説と引用元を返す機能
- ソース
- NotebookLMにアップロードした資料1点のこと。無料は50件、有料は300件まで登録できる
- Cinematic Video Overviews
- 資料の内容を映像っぽい解説動画にまとめるNotebookLMの有料機能
- Deep Research
- 資料を深掘り調査するNotebookLMの有料機能
参考リンク
- Google公式ブログ: NotebookLMのフラッシュカード・クイズ機能
- NotebookLM公式ヘルプ: フラッシュカードとクイズの作り方
- Google公式ブログ: 学生向けNotebookLM活用法6選
- Google Workspace Updates: 2026年3月アップデート
※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。