/stats(スタッツ)

スラッシュコマンド
/stats
スタッツ
Claude Codeの利用ダッシュボード /usage を、Stats タブを最初に表示した状態で開くスラッシュコマンド。/usage /cost /stats の3つは公式ドキュメントで「aliases(同じ機能への別名)」と書かれていて、画面本体は1つしかない。ただし起点タブが Stats と公式に明記されているのは /stats だけで、/cost の起点タブが何かは公式 docs に書かれていない

Claude Codeを1か月くらい使って、月額の元が取れているか気にし始めた人向け

Claude Maxの月額を払い続けるかAPIキー直叩きに戻すか迷ったタイミングや、月末リセットまで何日でどこまで使ったかを把握したい時に、Claude Codeの会話画面の中でそのまま叩いてアクティブ日数・モデル別利用比率・プラン利用率バーを1画面で確認する

Claude Code を毎日叩いていると、ある時ふと気になります。「今月、自分はどれだけ使った?」「Max契約のままでいいの?それともAPIキー直叩きに戻す?」と。/stats はその判断材料を、いま開いてるClaude Code画面の中で一発で出すコマンドです。

正体は単独機能ではなくて、利用ダッシュボード /usageStats タブを最初に開いた状態で立ち上げてくれる起点ボタン、というのが一番正確な説明になります。/usage /cost /stats の3つは公式ドキュメント上で「aliases(同じものへの別名)」と明記されていて、機能本体は1つしかありません。ただし「起点タブが Stats」と公式が明記しているのは /stats だけです。/cost についてはどのタブを起点に開くかが公式 docs に書かれていないので、「/cost は Cost タブが開く」と決め打ちで覚えてしまうと事故ります。

噛み砕くと

家のブレーカーボックスの中で「電気」「ガス」「水道」の3つのメーターが横に並んでいて、ふだんは「電気」のメーターが手前に来てるとします。/stats はそのボックスを開けて、いきなり「水道」のメーター(=Stats タブ)を手前に持ってきてくれる動作です。

ボックスそのものは /usage。中の3メーターのうち、利用率の統計が見たければ /stats がStatsメーターを手前に出してくれる、ということだけが公式に書かれています。開けたあとは指で隣のタブに切り替えれば、料金タブ(Cost)や利用率タブ(Plan)も同じ画面の中で順番に見られます。

つまり /stats は「画面を開く + 最初の表示位置を統計タブに固定する」という、入り口の選び方を変えるためのコマンドです。

大事な前提:subscription か APIキー か で見える数字が変わる

同じ /stats を叩いても、契約形態によって出てくる中身が違います。これは公式ドキュメントの注釈にもはっきり書かれています。Claude Max / Pro / Team の subscription 契約者は「プラン利用率のバー」と「アクティビティ統計」が中心の画面になります。一方でAPIキーで動かしている人は「セッションのドル換算コスト」や「APIトークン数」が中心になります。

The Session block in /usage shows API token usage and is intended for API users. Claude Max and Pro subscribers have usage included in their subscription, so the session cost figure isn't relevant for billing purposes. Subscribers see plan usage bars and activity stats on the same screen.(公式 Costs ドキュメント)

つまり、Maxユーザーが画面下のドル金額を見て「やべ、$5使ってる」と慌てる必要はありません。あれはAPI換算の参考値で、実際の請求は月額固定です。逆にAPIキー利用者は、そのドル換算こそが請求の目安になります。同じ画面・同じコマンドなのに、見るべき場所が真逆になる、というのが /stats の一番ややこしいところです。

「Maxを続けるかAPIに戻すか迷ってる」状況で実際に手順を見る

具体例で動かします。月額契約をMaxで払ってる個人開発者が、最近そんなに重い使い方してないかも、と気づいて判断したいシーン。月末まであと10日くらい、というタイミングを想定します。

ステップ1: ふだん通り Claude Code を起動する

いつものプロジェクトのフォルダで claude と打って起動します。会話の途中でも問題ありません。判断したいタイミングで叩けばその場の数字が出ます。

$ claude

ステップ2: 入力欄に /stats と打つ

会話の入力欄、行の先頭に /stats と打ってエンターを押します。コマンドの後ろには何も書き足しません。/stats だけです。

> /stats

すると /usage の画面が、いきなり Stats タブの位置で開きます。公式ドキュメントでも /stats はこの「Stats タブを開いた状態で /usage を起動する」と明記されています。

ステップ3: Stats タブで「今月の活動」を確認する

Statsタブには、過去のセッション回数・アクティブ日数・モデル別の利用比率といった「使ってる量の感触」が並びます。私の場合、ここでまず見るのは「アクティブ日数」と「モデル比率」の2つです。月の半分しかアクティブ日がない、しかもSonnetばかりで Opus を全然使っていない、ということがStats側で見えると「Maxの単価ぶん使い切れてない」がほぼ即決まります。

ステップ4: 隣のタブに切り替えてプラン利用率を見る

Stats を見た流れで、画面上のタブを Plan に切り替えます。同じ画面の中なので /usage を叩き直す必要はありません。MaxやProには5時間ウィンドウ・週次・月次の利用上限があるので、その上限に対して今どこに居るかバーで見えます。

ここで初心者が踏みやすい誤解を1つ書いておきます。Plan のバーが空っぽに近いからといって「契約を下げていい」とは限りません。月末数日でAIに丸投げする習慣のある人は、最後の3日でドンと跳ねます。1日のスナップショットではなく、過去2〜3ヶ月のリセット直前の到達点を覚えておくのが本筋です。

ステップ5: 画面上のタブを Cost に切り替えて「もしAPI課金だったら」のドル換算を見る

続けて、画面上のタブを手動で Cost に切り替えます(/cost を別途叩くわけではなく、今開いている /usage 画面のままタブを横移動するだけです)。/cost がそもそもどのタブを起点に開くかは公式 docs に書かれていないので、Cost タブを確実に見たければ「/stats または /usage で画面を開いてから、手でタブを Cost に切り替える」のが確実な動線になります。

ここに表示されるドル金額は、今のセッションのトークン消費をAPI単価で換算した参考値です。Maxユーザーには直接の請求には関係しないけど、「もしAPIキーに戻したらこのくらいかかる」のシミュレーション数字として使えます。

たとえばこんな感じの行が出ます。下記は公式 Costs ドキュメントに載っている例です。

Total cost:            $0.55
Total duration (API):  6m 19.7s
Total duration (wall): 6h 33m 10.2s
Total code changes:    0 lines added, 0 lines removed

ステップ6: 月内の累計を出すために何度か叩いて積算する

これが /stats 単体ではできない部分の話で、Cost タブのドル換算はあくまで「今のセッション」が中心です。月単位の積算が欲しければ、別途 platform.claude.com の Usage ページを開く必要があります。Claude Code の /stats はあくまで「いまここの利用状況」を見るための入り口で、月次の正確な請求額を出すツールではない、という線引きは覚えておきます。

つまり /stats は何をしてくれるのか

  • やってくれる: /usage 画面を Stats タブ起点で開く(この起点の挙動は公式 docs に明記)。アクティブ日数・モデル別利用比率・直近のセッション統計を一発で見せる
  • やってくれる: 同じ画面の中で Plan タブ・Cost タブにも横移動できるので、結果的に統計→利用率→ドル換算の流れを1つの画面で追える
  • やってくれない: 月単位の確定請求額の表示。これは platform.claude.com 側の役割
  • やってくれない: あなたのセッション内容を分析してアドバイスを返すこと。それは別コマンドの /insights
  • 意味が薄い場面: Claude Code を初めて入れた直後。データがまだ無いので、Stats タブはほぼ空っぽです

使いどころ3シナリオ

シナリオ1: Maxを払い続けるかAPIに戻すか迷ってる個人開発者

月20ドルや100ドルの subscription を払い続けるか、APIキー直叩きに戻すか。/stats で過去のアクティブ日数とモデル比率を見て、そのままタブを Cost に切り替えて「API換算したらいくらか」を出す。私のときの判断材料は単純で、月のうちアクティブ日数が10日未満かつOpus比率がほぼゼロなら、その月はAPI直叩きの方が安い計算が立ちました。逆に毎日触ってOpusも投げてるなら月額固定が圧勝、というのがすぐ見えました。

シナリオ2: 週末だけ副業で触ってる人が、月末リセットまでの残量を確認する

平日は会社のPCで他の作業、土日だけ自分のプロジェクトに Claude Code を使う、というスタイルだと、5時間ウィンドウや週次の上限を意識しないままジリ貧で叩いてしまいがちです。土曜の朝に /stats を叩いて Plan タブに切り替えて、月次バーがどこまで埋まってるか・あと何時間でリセットされるかを先に確認しておくと、その日のうちにOpusに丸投げできる重い作業を回せるかが決まります。

シナリオ3: チームで使ってる人が「自分の利用感」を1分で把握する

会社や事業所で Team プランを使ってる場合、管理者向けの Team analytics は別画面ですが、自分1人ぶんの利用感を素早く見たい時は /stats が早いです。Plan / Stats / Cost を1画面で横切りできるので、1分かからずに「今週どれだけ叩いたか・どのモデル比率か」が掴めます。ふだん使うわけじゃなくて、上長から「使ってる?」と聞かれた時に答えるための1分ツール、という位置づけがしっくり来ます。

初心者が踏みやすい落とし穴

  • 表示が契約形態で別物。同じ /stats でも subscription(Pro/Max/Team)とAPIキー利用で中身が違う。Maxユーザーが画面のドル金額を見て請求と勘違いしないように。あれはAPI換算の参考値です
  • /stats /cost /usage は同じ /usage 画面を開く aliases。ただし公式ドキュメントが起点タブを明記しているのは /stats(Stats タブ)だけ。/cost は公式 docs に起点タブの記述がないので、Cost タブを確実に見たければ /usage/stats を叩いてから手動でタブを Cost に切り替えるのが確実です。「/cost は Cost タブが開く」と決め打ちで覚えると、想定外のタブで開いた時に混乱します
  • /insights とは完全別物/insights はあなたのセッション内容を分析してレポートを返すコマンドで、よく触る領域・やりがちなパターン・詰まりやすい箇所をまとめてくれます。/stats は Anthropic 側に記録された利用ダッシュボード。中身も用途も別なので混同しないこと
  • 管理者向けの Team analytics dashboard とも別物。platform.claude.com の Team analytics は組織の管理者がメンバー全体の利用を見るもの。/stats は自分1人 + このマシンのClaude Code利用状況。比較しても噛み合いません
  • 数字は確定値ではない/stats を叩いた瞬間の表示は最新リクエストを即時反映してるとは限らず、表示にラグがあることがあります。「リセットまで何時間」もあくまで参考値で、秒単位の正確さを求める用途ではない
  • 月単位の正確な請求は platform.claude.com 側で見る/stats はセッション中心の見え方なので、確定請求書ベースで判断したい場合は管理コンソールを開くのが正解です

書き方

/stats

やってみるとこうなる

入力

> /stats

出力例

Claude Code の /usage 画面が Stats タブを手前にした状態で開く(この起点の挙動は公式 commands ドキュメントに「Opens on the Stats tab」と明記)。Statsタブには直近のアクティブ日数・モデル別利用比率・セッション統計が並び、画面上のタブを切り替えると Plan(プラン利用率バーと次回リセット時刻)/ Cost(API換算のドル金額。subscription利用者では参考値、APIキー利用者では請求の目安)も同じ画面内で見える。なお /cost も /usage の aliases だが、どのタブを起点に開くかは公式 docs に記載がないため、Cost タブを確実に見たい場合は /stats か /usage で開いてから手動でタブ切り替えするのが確実。Cost タブのドル換算は公式 Costs ドキュメントに次の例が載っている: 「Total cost: $0.55 / Total duration (API): 6m 19.7s / Total duration (wall): 6h 33m 10.2s / Total code changes: 0 lines added, 0 lines removed」

このページに出てきた言葉

alias
同じ機能に対する別の呼び名。<code>/usage</code> <code>/cost</code> <code>/stats</code> は互いのaliasで、どれを叩いても同じ画面が開く。最初に表示されるタブが違うのは公式に <code>/stats</code> のStatsタブ起点だけが明記されている
subscription
月額固定で使い続ける契約形態。Claude.ai の Pro / Max / Team プランがこれにあたる
APIキー
AnthropicのAPIを使う時に発行する認証用文字列。Claude CodeでAPIキーを設定すると、月額契約ではなく使った分だけ料金が発生する従量課金で動く
5時間ウィンドウ
Claude.ai の Max / Pro プランの利用上限の単位の1つ。直近5時間でどれだけ使ったかでカウントされる
Sonnet / Opus
Claude のモデル名。Opus は重い推論向けで高単価、Sonnet は日常作業向けで中単価。Stats タブのモデル別比率にはこれが並ぶ
Team analytics dashboard
Claude.ai の Team / Enterprise 契約の管理者が、組織メンバー全体の利用を見るための管理画面。<code>/stats</code> とは別物で、<code>/stats</code> は自分1人ぶんの利用状況を見るためのもの
/insights
Claude Code の別コマンド。あなたのセッション履歴を分析して、よく作業する領域・やりがちなパターン・詰まりやすい箇所をレポート形式で返す。<code>/stats</code> の利用ダッシュボードとは目的も中身も別

関連項目

公式ドキュメント

https://code.claude.com/docs/en/commands

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