ChatGPTに写真を送ると、似た商品を探して横に並べて比較します。
2026年3月に追加されたビジュアルショッピング機能で、無料プランでも使えます。
Target、Sephora、Walmart、Best Buyなど大手の商品カタログと直結。
広告なしのフラットな比較ができます。
写真1枚で似たものを探せるし、「もうちょっと安いのない?」と聞けば絞り込まれる。
比較表まで自動で出ます。
この記事はネット買い物の比較に毎回30分以上かけてる人向け(ChatGPTを触ったことがあれば読めます)。
「ネットで買い物するとき、タブを何十個も開いて比較するの、だるくないですか。」
Amazonで検索して、楽天でも検索して、レビューサイトも見て。
気づいたら1時間経ってて、結局どれがいいかわからない。
ChatGPTのショッピング機能を使うと、この「タブ地獄」がなくなります。
ChatGPTショッピング機能で何が変わった?|ビフォー・アフター比較
2026年3月24日のアップデートで、ChatGPTの買い物体験は別物になりました。
前は「おすすめのイヤホン教えて」と聞いても、文字でブランド名が並ぶだけだったんです。
「Sony WH-1000XM5がおすすめです」と言われても、値段もわからないし画像もない。
結局Amazonに行って検索し直してた。
今は全然違います。
| 以前のChatGPT | 今のChatGPT | |
|---|---|---|
| 商品の見せ方 | 文字だけ。ブランド名と特徴をテキストで説明 | 商品画像・価格・レビューが並ぶ。ショッピングサイトみたいな見た目 |
| 写真で探す | できない。写真を送っても「こういうスタイルですね」と一般的なアドバイス | 写真を送ると似た商品を複数の店から検索。価格付き |
| 比較 | タブを開いて比較 | 横に並べてスペック・価格・レビューを比較表で出す |
| 絞り込み | 新しい質問をゼロからやり直し | 「もう少し安いの」「青がいい」で会話しながら絞れる |
| 料金 | — | 無料プランでも使える |
ポイントは「商品発見」に全振りしたこと。
実は以前、ChatGPTにはアプリ内で決済できる「Instant Checkout(チャット内で決済まで完結する機能)」があったんです。
2025年9月に追加されたんですけど、「柔軟性が足りなかった」とOpenAI自身が認めて廃止しました。
で、決済をやめて「探す・比べる」に集中した結果、ここが一気に強くなった。
「全部やろうとして中途半端」から「得意なことに絞る」に切り替えた感じ。
これ、AIサービスの設計としてかなり賢い判断だと思ってます。
ChatGPTショッピング機能はどういう仕組み?|裏側で動いてるもの
「なんでChatGPTが商品の値段を知ってるの?」という疑問が出てくると思います。
裏側で動いてるのが「ACP(Agentic Commerce Protocol。
AIアシスタントとお店を繋ぐための通信ルール)」という仕組み。
OpenAIとStripe(オンライン決済の大手)が一緒に作りました。
ざっくり言うと、お店がChatGPTに「うちの商品カタログ、ここにあるよ」と教えておくシステムです。
提携店は米国の大手が中心。
Target(米国の総合大型小売チェーン)、Walmart(米国最大のスーパー)、Best Buy(米国の家電量販店)。
Sephora(米国発のコスメ専門店)、Nordstrom(米国の高級百貨店)。
Home Depot(米国のホームセンター)、Etsy(ハンドメイド・雑貨のオンラインマーケット)。
こういう大手がすでに商品データをつないでます。
しかもShopify(ネットショップ作成サービスの大手)で店を出してる人は自動的に接続されてる。
つまり、ChatGPTが商品を探すとき、これらの店のリアルタイムのカタログを見に行ってるわけです。
だから値段も在庫も最新のものが出てくる。
ここが従来の「AIが知ってる情報で答える」との大きな違い。
Googleで検索すると広告が上に出ます。
ChatGPTのショッピングには広告がありません。
OpenAIは「お金を払えば上位に表示される仕組みはない」と言っています。
ただ、正直これがずっと続くかはわからない。
無料で使えるのに広告なしって、どこかでビジネスモデルを変える可能性はある。
今のうちに「広告なしのフラットな比較」を楽しんでおくのがいいかなと。
ChatGPTショッピング機能が活きる場面は?
街で見かけた服をその場で探す
カフェで隣の人が着てたジャケット、いいなと思ったとします。
スマホでサッと写真を撮って(さすがに他人は撮れないので、似たのをInstagramで見つけて)、ChatGPTに送る。
「これに似たジャケット、2万円以内で」と言えば、複数の店から候補が出てきます。
前だったら「ネイビー ジャケット カジュアル メンズ」みたいに検索ワードを考える必要があった。
写真1枚で検索ワードの壁がなくなるのが、個人的に一番でかい変化だと思ってます。
家電を買う前の「結局どれがいいの?」を30秒で解決する
ロボット掃除機を買おうと思って、レビューサイトを5個見たとしましょう。
サイトごとにおすすめが違う。
「結局どれがいいの?」となります。
ChatGPTに「一人暮らし、1LDK、猫がいる、予算5万円でロボット掃除機を比較して」と言うと、条件に合うモデルを横に並べて出します。
「猫の毛に強いのはどれ?」と追加で聞けば、さらに絞り込まれる。
レビューサイト5個分の調査が、会話1回で終わる。
プレゼント選びの「何あげていいかわからない」問題
「30代の女性、コスメ好き、予算8,000円」みたいな条件だけ伝えれば、候補が出ます。
出てきた候補に「これはちょっと派手すぎる」「もうちょっとナチュラル系がいい」と返していくと、どんどん精度が上がる。
Sephora、Nordstromの商品カタログと直結してるから、コスメ系の提案は特に強い。
友達の誕生日プレゼントに毎回Amazonギフト券を送ってた人(私です)、そろそろ卒業できるかもしれません。
海外サイトの商品を日本語で探す
英語のサイトで見つけた商品のスクリーンショットを送って、「これと同じか似たものを日本で買えるところない?」と聞く。
ChatGPTが商品の特徴を分析して、日本で買える類似品を提案します。
海外通販の言語の壁がなくなる使い方。
ChatGPTショッピング機能に必要なものは?|料金・環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料。Free、Go、Plus、Proすべてのプランで利用可能 |
| 対応環境 | Web版(chatgpt.com)、スマホアプリ(iOS/Android) |
| アカウント | ChatGPTのアカウント(無料で作成可能) |
| 特別な設定 | 不要。アップデート後に自動で使える |
| 日本語 | 日本語で質問OK。商品情報は英語で返ってくることもある |
| 提携店舗 | Target、Sephora、Nordstrom、Best Buy、Home Depot、Walmart、Etsy、Shopify出店者 |
ゼロ円です。
ChatGPTのアカウントさえあれば今すぐ使えます。
ただし提携してるのは海外の店が中心。
Amazon Japanや楽天の商品が直接出てくるわけじゃない。
ここは正直デメリットで、日本の通販サイトで買いたい場合は「ChatGPTで見つけた商品名を楽天で検索し直す」という一手間が入ります。
ただ、Shopify出店者は世界中で自動接続されてるので、日本のShopifyストアの商品は出てくる可能性がある。
ChatGPTショッピング機能の使い方|写真検索・比較・絞り込み
ステップ1:ChatGPTを開く
chatgpt.comにアクセスするか、スマホアプリを開きます。
ログインしてなければログイン。
無料アカウントでOK。
ステップ2:買い物の相談を始める
普通にチャットで聞くだけです。
「予算2万円でノイズキャンセリングイヤホンを探してる」
こう打てば、ChatGPTが自動的にショッピングモード(買い物相談用の応答スタイル)に入ります。
特別なボタンを押す必要はない。
買い物っぽい質問をすれば勝手に切り替わります。
ステップ3:写真で似た商品を探す(ビジュアル検索)
ここが新機能の目玉。
ビジュアル検索(写真をAIに見せて似た商品を探す機能)を使います。
チャットの入力欄にある画像アップロードボタン(クリップのアイコン)を押して、写真を送ります。
スマホで撮った実物の写真が一番精度が出ます。
Instagramのスクショ、Webサイトの商品画像、友達から送られてきた写真でもOK。
写真と一緒に「これに似たの探して。
予算は1万5,000円以内で」みたいに条件をつけると精度が上がります。
ChatGPTが写真から色、素材、スタイル、カテゴリを読み取って、複数の店から似た商品を引っ張ってきます。
コツは、背景がシンプルで商品がはっきり写ってる写真を使うこと。
ごちゃごちゃした背景だと認識精度が落ちます。
ステップ4:横に並べて比較する
商品が出てきたら「この3つを比較して」と言うだけ。
比較表が出てきます。
価格、スペック、レビューの要約、メリット・デメリットが横並びで見える。
レビューも面白くて、単に「4.5点」じゃなくて「軽さを評価する声が多い」「バッテリー持ちへの不満あり」のように内容がまとまる。
レビューを100件読む作業が、この比較表1枚で終わる。
ステップ5:会話で絞り込む
比較表を見て「もうちょっと安いのない?」「黒以外の色がいい」「防水がほしい」。
こうやって自然に話しかけると、条件に合わせて結果が更新されます。
Amazonのフィルター機能みたいなものを、言葉でやる感覚。
「興味なし」「もっとこういうの」と返すこともできて、返すたびにChatGPTの提案精度が上がります。
ステップ6:気に入ったら買いに行く
ChatGPTの中で決済はできません。
商品を選んだら、そのお店のサイトに飛んでそこで購入する流れです。
「探す・比べる」はChatGPT、「買う」はお店のサイト。
この役割分担は個人的にちょうどいいと思ってます。
ChatGPTショッピング機能のよくある疑問は?
Q. 無料で使えるの?有料プランじゃないとダメ?
無料プランで全機能使えます。
Free、Go、Plus、Pro、全プラン対応。
画像検索も比較も無料です。
Q. 日本語で使える?
日本語で質問できます。「赤いスニーカーを探して」でちゃんと動く。
ただし商品情報(商品名、説明文、レビュー)は英語で返ってくることが多い。
提携してるのが海外の店中心だからです。
Q. Amazonの商品は出てくる?
現時点では、AmazonはChatGPTのACP(商品カタログ連携の仕組み)に参加していません。
出てくるのはTarget、Walmart、Best Buy、Sephora、Nordstrom、Home Depot、Etsy、Shopify出店者など。
日本のAmazonや楽天の商品を直接比較する用途には向いていません。
Q. おすすめに広告は入ってる?
入っていません。
OpenAIは「お金を払えば上位に表示される仕組みはない」と公式に言っています。
Google検索と違って、広告に左右されないフラットな比較ができます。
Q. 写真を送ったら個人情報的に大丈夫?
ChatGPTのプライバシーポリシーに従います。
商品の写真を送る分には問題ないけど、背景に個人情報が映り込まないようにだけ気をつけてください。
設定で「チャット履歴をAI学習に使わない」をオンにしておけば、送った写真がモデル学習に使われることはありません。
ChatGPTショッピング機能の注意点・限界は?
万能じゃないです。
日用品の検索は弱い。
ファッション、家具、家電はかなり精度が高い。
でも洗剤とか掃除用品とか、パッケージで見分けがつきにくい商品はビジュアル検索の精度がガクッと落ちます。
「写真で探す」が本当に効くのは、見た目に特徴がある商品。
日本の通販サイトとの連携がない。
ここが一番大きい壁。
Amazon Japan、楽天、Yahoo!ショッピング — 日本で買い物する人がよく使うサイトは、今のところChatGPTのカタログに入ってません。
だから「ChatGPTで商品を見つけて、商品名をコピーして楽天で検索」という二度手間が発生する。
私も実際この使い方になってます。
ただ、商品を「探す・比べる」段階では十分便利。
「何を買うか」が決まれば、どこで買うかは選べるので。
価格が最安とは限らない。
ChatGPTが提携してる店のカタログから引っ張ってるだけなので、最安値保証ではありません。
「比較した中で最安」であって、世の中全体の最安ではない。
最終的に価格.comやkakaku.comでダブルチェックする習慣は残しておいた方がいい。
在庫切れの商品が表示されることがある。
商品データの更新頻度は店ごとに違います。
頻繁にデータを更新してる店は正確だけど、更新が遅い店だと「クリックしたら在庫切れ」ということがたまにある。
ChatGPTショッピング機能と他のサービスの違いは?
「Google検索で商品探すのと何が違うの?」と思う人もいるはず。
根本的に違うのは「対話できるかどうか」です。
Googleは検索ワードを入れて結果を見る。
条件を変えたいなら、また新しいワードを入れて検索し直す。
ChatGPTは会話の流れの中で条件を追加・変更できる。
「さっきのやつの色違いある?」「もう1万円出せるんだけど、何が変わる?」
こういう「人間の店員さんに聞く感覚」ができるのが決定的な違い。
もう1つ。
Google検索の上位には広告が並ぶ。
ChatGPTには今のところ広告がない。
お金を払った順番じゃなくて、質問に合った順番で出てくる。
これは地味だけど大きい。
「広告なしで商品を比較できる場所」って、実は今のインターネットにほとんどないんです。
まとめ
ChatGPTのショッピング機能は「買う」場所じゃなくて「探す・比べる」場所。
写真を送れば似た商品が出てくるし、会話で絞れるし、比較表も自動で出る。
無料で使えて、広告もない。
日本の通販サイトとの連携がまだないのは弱いけど、「何を買うか」を決める段階では十分使えます。
まず1回、買おうか迷ってる商品の写真をChatGPTに送ってみてください。
タブを20個開いてた時間が、会話3往復で終わります。
このページに出てきた言葉
- ChatGPT
- OpenAIが提供する対話型AI。質問や指示に文章で答えてくれるサービス。
- ACP(Agentic Commerce Protocol)
- OpenAIとStripeが共同開発した、AIアシスタントとお店のシステムを繋ぐ通信ルール。
- Stripe
- オンライン決済の大手企業。ネットショップの決済機能を提供している。
- Shopify
- ネットショップ作成サービスの大手。世界中の個人・企業がここで店を出している。
- Instant Checkout
- ChatGPT内で決済まで完結させる旧機能。2025年9月に追加されたが廃止済み。
- ビジュアル検索
- 写真をAIに見せて、似た商品を探す機能。文字での検索ワードを考える必要がない。
- ショッピングモード
- 買い物っぽい質問をするとChatGPTが自動で切り替わる応答スタイル。商品カードや比較表が出る。
- Target
- 米国の総合大型小売チェーン。日本のイトーヨーカドーに近い立ち位置。
- Sephora
- 米国発のコスメ専門店。世界中で店舗展開している。
- Best Buy
- 米国の家電量販店。日本のヨドバシカメラに近い。
- Walmart
- 米国最大のスーパーマーケットチェーン。
- Etsy
- ハンドメイド・雑貨・ヴィンテージ商品が中心のオンラインマーケット。
参考リンク
- Powering Product Discovery in ChatGPT — OpenAI公式
- ChatGPT Shopping Research — OpenAI公式
- The agentic commerce platform — Shopify公式
- Buy it in ChatGPT: Agentic Commerce Protocol — OpenAI公式
※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。