AI活用全般

Perplexity ComputerがWord・Excel・Outlookに対応|会社員の調べ物コピペ往復が消える(月20ドルProから)

WordやExcelの横で調べ物が完結する仕組みが、2026年5月29日に動き出しました。

資料を別タブで調べてコピペで戻す、あの往復が消えるという話です。

月20ドルのProプランから使えると、Perplexity公式が発表しました。

この記事はWord・Excel・Outlookを毎日触る事務・営業・企画職の人向け(関数やプログラミングが分からなくても読めます)。

Perplexity Computerという調べ物AIが、Microsoftのオフィスソフトの中に入りました。

Word、Excel、PowerPoint、Outlookの4つです。

これ、地味だけど効きます。

これまでは「Perplexityのサイトを開いて調べて、答えをコピーして、Wordに戻って貼る」という往復が必要でした。

それがWordの画面の右側に居座る形になった。

私が一番おっと思ったのは、Outlookのメール読み返しが要らなくなる点です。

ちなみにこの記事は、Perplexity公式ブログとMicrosoft、海外レビュー各社の発表をもとに整理しています。

出典は各セクションと末尾にまとめました。

そもそもPerplexity Computerって、Officeの中で何をするの?

Perplexity公式ブログの説明をそのまま引くと、こうです。

Perplexity Computer is now available inside Microsoft Excel, Word, PowerPoint, and Outlook. Orchestrate across work with Computer directly in the side panel of your app to draft documents, model, build decks, and handle email.

(Perplexity Computerが Excel・Word・PowerPoint・Outlook の中で使えるようになった。

アプリのサイドパネルから直接、文書作成・データ計算・スライド作り・メール処理を横断して動かせる。

出典: Perplexity公式ブログ

言い換えると、各オフィスソフトの右側に細いパネルが出てきて、そこに日本語で頼むだけです。

「サイトを開く」のではなく「アプリの中に住んでいる」感覚に近い。

場所が動かないのが大きい。

具体的に何ができるか、アプリ別に分けます。

一次ソースはthetechoutlook.comとalternativeto.netの5月29日発表記事です。

  • Word: 文章のリライト、フォーマット整理、調べた内容をその場で文書に引き込む
  • Excel: 表の中身を直接編集、Webのデータを表に引き込む(関数やSQLは要らない)
  • PowerPoint: 既存の文書やExcelデータからスライドのたたき台を生成
  • Outlook: メールのやり取りの流れをくんで下書き作成、会議用のメモ作成

個人的には、Excelの「関数が要らない」が刺さる人は多いと思います。

「売上表を商品別に分けて、先月との差も出して」と日本語で言うだけ。

VLOOKUPもピボットも知らなくていい。

これは事務職にとってかなりデカい。

Outlookのメール読み返しが消える、というのが一番の時短ポイント

切り口として、私が一番推したいのがここです。Outlookです。

長く続いたメールのスレッド、ありますよね。

「あの件、結局どうなったっけ」と上から読み返す、あの時間。

Perplexity公式は、Outlookでスレッドの履歴と添付ファイルの流れをくんで下書きや会議用メモを作る、と説明しています。

つまり「このスレッドの要点まとめて、返信の下書きも作って」と頼める。

読み返しの往復が、サイドパネルの中で完結する。

これ地味にやばい。

さらに公式が明示しているのが、アプリをまたいだ一括処理です。

Outlookでメールを読む→Excelでデータを取る→Wordにまとめる→PowerPointにする、を一度の指示でつなげられる、と。

月曜の朝の「メール確認して資料に落とす」がボタン一発に近づくわけです。

Outlookでメール処理を頼む手順(公式ガイドの流れ)

vexitotech.comの導入ガイドをもとに、Outlookで実際に頼むまでの流れを並べます。

WordでもExcelでも入り口は同じです。

  1. STEP1: Outlookの上部メニューの「Insert(挿入)」タブを開き、「Get Add-ins」をクリックする
  2. STEP2: 開いたストアの検索窓に「Perplexity Computer」と入力し、「Add(追加)」を押して規約に同意する
  3. STEP3: 画面右側にパネルが出るので、ログインボタンからPerplexityアカウントでサインインする
  4. STEP4: パネルの入力欄に「このスレッドの要点をまとめて、返信の下書きを作って」と日本語で打って送る

引っかかりやすいのは、会社のパソコンだと手元で追加できない場合がある点です。

その時はIT管理者にMicrosoft 365管理センターからの一括インストールを頼む形になります。

一度ログインすればシングルサインオンで他のOfficeアプリにも引き継がれるので、毎回ログインは要りません。

Excelで「商品別に分けて」と日本語で頼む手順

Excelの使い方も具体的に並べます。

ここが非エンジニアの読者には一番うれしいところだと思うので。

Perplexity公式は、Excelでスプレッドシートを直接編集し、Webのデータを表の中に引き込めると説明しています。

海外のレビューでは財務モデルやDCFといった上級例が紹介されていますが、私は日常の例から入るのをおすすめします。

  1. STEP1: 集計したいExcelファイルを開き、右側のPerplexityパネルを表示する
  2. STEP2: 表の範囲を選んだ状態で「この売上表を商品別に分けて、先月との差額も列を足して出して」と打つ
  3. STEP3: 出てきた結果を確認し、違っていれば「合計行も足して」と追加で指示する

裏で計算を組み立ててくれる設計なので、関数を覚える必要がない。

ここで注意したいのは、複雑な数値計算や条件分岐は結果がブレることがある点です。

lowcode.agencyのレビューも「単純な作業は強いが、複雑な数値の正確さは人のチェックが要る」と書いています。

出てきた数字は鵜呑みにせず目視確認、これは守った方がいい。

裏で何が動いているの? 仕組みの話

ここまで読んで「で、なんでそんなことできるの」と気になった人向けに、仕組みを少しだけ。

読み飛ばしても使えます。

Perplexity Computerは、1つのAIではありません。

alternativeto.netによれば、作業の内容に応じて20種類以上のAIモデルを自動で使い分けています。

文章はこのモデル、計算はあのモデル、という振り分けです。

つなげられる外部サービスも多くて、400以上のコネクターに対応。

NotionやGoogle Drive、SharePoint、Salesforceなどが並びます。

社内のファイル置き場とWebの両方を見にいける、というのが特徴です。

Copilotとの一番の違いもここにあります。

It's a multi-model, multi-tool agent that can take a goal, break it down into tasks, and route each task to the best model or sub-agent—then push results into the applications your teams already use.

(複数のAI・複数のツールを使うエージェントで、目標を受け取って細かい作業に分解し、それぞれを最適なAIに振り分け、結果をチームが普段使うアプリに流し込む。

出典: gend.co

正直、このあたりの数字は読者の作業時短には直結しません。

「賢いAIが裏で勝手に最適なやつを呼んでる」くらいの理解で十分だと思います。

料金はいくら? Proの月20ドルで本当に使えるの?

ここが一番混乱しやすいので、表で整理します。

プラン月額Office連携クレジット量
Free無料非対応
Pro$20対応上限あり(量は非公開)
Max$200対応月10,000クレジット
Enterprise Pro$40/席対応
Enterprise Max$325/席対応月10,000クレジット

結論を先に言うと、月20ドルのProから使えます。

2026年5月29日の公式発表で「Pro・Max・Enterprise Pro・Enterprise Max対応」と明記され、The Tech OutlookやAlternativeToといった複数のメディアも確認しています。

ただし1点、注意があります。

実はComputer機能は2026年2月のローンチ時はMax(月200ドル)限定でした。

3月にProへ広がり、今回のOffice連携で正式にPro以上の全員対象になった、という経緯です。

古い記事だと「Proは未対応」と書かれていることがあるので、そこは最新の発表で上書きしてください。

もう1つ。

Proは使える量に上限があります。

sentisight.aiによれば「generous-but-finite(たっぷりだが有限)」な割り当てで、具体的な量は非公開。

Maxのような使い放題ではない点は頭の隅に置いておくといいです。

ヘビーに回すならMax、まず試すならPro。

私ならまずProで様子を見ます。

Copilotと何が違うの? 一行で言うと

Word/Excelを触る人なら、Microsoft Copilotの名前は聞いたことがあると思います。

料金もどちらも月20ドルスタートで並びます。

違いを1行で言うとこうです。

Copilotはオフィスソフト内の作業を速くするもの、PerplexityはWebと社内データを横断して調べてから作業まで運ぶもの

調べ物の比重が重い人ほどPerplexity側に寄ると私は見ています。

逆に「もう手元にある資料を整えるだけ」ならCopilotで足りる場面も多い。

ここは正面から優劣を競う話ではなく、調べ物の往復が多いかどうかで選ぶのが自然です。

気をつけたい弱点はある?

いい話ばかりではないので、海外レビューが指摘する弱点も並べます。

両論見たうえで判断したい人向けです。

まず外部サービスとの接続が不安定なことがある、という指摘。

builder.ioのレビューは「400以上の連携をうたうが、実際は1つずつ確認が要る」と書いています。

ログイン連携が毎回切れる、といった具体例も挙がっていました。

次にコストの読みづらさ。

bycrawl.comは「クレジットの換算表が公開されておらず、作業ごとのコストが読めない」と指摘しています。

builder.ioに至っては2日間のプロジェクトで200ドル分のクレジットを溶かした、という報告も。

重い使い方をする人は支出上限の設定をしておくのが安全です(標準は月200ドル、最大2,000ドルまで変更可)。

あと2026年5月15日ごろ、Proユーザーから「週の利用上限が削られた」という声が上がりました(piunikaweb.com)。

料金まわりは動きがあるので、契約前に最新の条件を公式で確認しておくのが無難です。

ここは正直まだ読みきれない部分。

ただ、これらの批判の多くはOffice連携前のComputer全般(コード実装やWeb開発の用途)に対するものです。

事務職が「メール要約」「売上表の集計」に使う範囲だと、当てはまらないものも多いと私は考えています。

会社のデータを入れて大丈夫? セキュリティの話

業務で使う以上、ここを気にする人は多いはず。私も気になりました。

Perplexity公式とMicrosoft Learnの認定ページによれば、Enterpriseプランのデータはモデルの学習に使われません("Enterprise data is never used for model training")。

SOC 2 Type II認証も2026年4月3日付で取得済み、監査ログやSSO、多要素認証にも対応しています。

1点だけ補足すると、Microsoft 365のApp Certificationは「Attested(自己申告型)」です。

Microsoftが独立して検証したものではなく、Perplexity側が申告した内容、という位置づけ。

会社のルールが厳しい場合は、この点を情報システム部門に確認してから入れるのが安全だと思います。

結局、どんな人が使うべき?

私の見立てを整理します。

向いているのは、調べ物→コピペ→資料化の往復が日常になっている人。

営業の提案資料、企画の調査メモ、長いメールスレッドの返信。

このあたりが多い事務・営業・企画職には、月20ドルの価値は出やすいと思います。

Outlookのメール処理だけでも元が取れる人はいるはずです。

逆に、手元の資料を整えるだけでWeb調査をほぼしない人には、過剰かもしれません。

その場合はCopilotで足りる。

lowcode.agencyも「構造立てて使う人には最強だが、雑に使う人には向かない」と評しています。

頼み方を工夫できる人ほど得をする道具、という印象です。

まず触るならProの20ドルから。これが私の結論です。

このページに出てきた言葉

Perplexity Computer
Perplexity社のAIエージェント。調べ物から作業実行までを代行し、Officeソフト内でも動く
アドイン
Officeソフトに後から追加する拡張機能。スマホにアプリを足す感覚
サイドパネル
アプリ画面の端に出る操作エリア。ここに日本語で指示を打つ
シングルサインオン(SSO)
一度ログインすれば他の関連アプリでもログイン済み扱いになる仕組み
コネクター
外部サービスとデータをつなぐ接続口。NotionやGoogle Driveなどと連携できる
クレジット
作業を回すための消費ポイント。プランごとに使える量が決まっている
SOC 2 Type II
データを安全に扱えているかを外部機関がチェックして認める仕組み
Attested(自己申告型)
提供企業が自社で「基準を満たす」と申告する方式。第三者の独立検証とは区別される

よくある質問

Perplexity Computerは無料プランでも使えますか?

使えません。

Office連携は月20ドルのProプラン以上が対象です(2026年5月29日のPerplexity公式発表)。

FreeプランではOffice連携は動きません。

Word・Excel・PowerPoint・Outlookのどれで使えますか?

4つすべてで使えます。

加えてTeamsとSharePointにも対応しています。

Windowsのデスクトップ版、macOS版、Webブラウザ版のOfficeで動作するとPerplexity公式が案内しています。

関数やプログラミングが分からなくてもExcelで使えますか?

使えます。

「売上表を商品別に分けて」のように日本語で頼むだけで、裏で計算を組み立てる設計です。

関数やSQLは要りません。

ただし複雑な計算は結果がブレることがあるので、数字は目視で確認するのが安全です。

会社のデータを入れても安全ですか?

Enterpriseプランのデータはモデルの学習に使われず、SOC 2 Type II認証も取得済みです。

ただしMicrosoftのApp Certificationは自己申告型なので、社内ルールが厳しい場合は情報システム部門に確認してから導入するのが無難です。

Microsoft Copilotとどちらを選べばいいですか?

調べ物の往復が多いならPerplexity、手元の資料を整えるのが中心ならCopilot、という選び方が分かりやすいです。

CopilotはOffice内の作業を速くするもの、PerplexityはWebと社内データを横断して調べてから作業まで運ぶものという違いがあります。

参考リンク

この記事を書いた人

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Aisola Lab 運営者

AIツールを使ったコンテンツ制作・リサーチ・WordPress運用を日常的にやっています。自分で動かせるものは実際に触って書き、触っていないものは公式ドキュメントと一次情報をもとに書き分けています。

※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。

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