AI活用全般

Claude Code /btwコマンド|トークン消費を60%カットする隠し機能の使い方

REVIEW
/btw & デュアルセッション
Claude Codeのトークン消費を60%カットする実践テクニック
/btwトークン60%カットClaude Code

Claude Codeで作業中の「ちょっとした質問」が、実はトークン(AIが文章を読み書きする時の単位)を大量に消費している。

これを止める「/btw」というコマンドがあって、使うとトークン消費が約60%減る。

もう1つの技として「デュアルセッション」がある。

Claude Codeを2つ同時に開いて、片方は調べ物・もう片方は作業、と分ける運用。

1日でできる作業量が増える。

この記事では、/btwの仕組み・使い方・デュアルセッションの組み合わせ方を、実際に使った感覚も交えてまとめます。

この記事はClaude Codeを毎日触っていて「制限が早く来る」と感じている人向け(ターミナルでclaudeコマンドを起動できれば読めます)。

Claude Code /btw&デュアルセッション 評価まとめ

料金無料(Claude Code標準機能)
使いやすさ★★★★★
日本語対応★★★★★
おすすめ度★★★★★

私の使い方: 作業中に「さっきのコマンドなんだっけ」「この書き方合ってる?」系の確認は全部/btwで処理。

1日10回以上使ってる。

記事構成を考える時はデュアルセッションで、セッションAで調べ物→セッションBでクリーンな状態から構成を組む。

Claude Codeの「ちょっとした質問」がトークンを浪費するのはなぜ?

会話が進むほどトークンが雪だるま式に増える
1回目
5,000トークン
2回目
12,000トークン
3回目
27,000トークン
会話履歴が毎回全部送信される
「このファイル名なんだっけ?」のような些細な質問でも
過去の全履歴を含むトークンが消費される

まず仕組みの話から。

Claude Codeはメッセージを送るたびに「今までの会話全部」を読み直しています。

1回目の質問は1回目の分だけ読む。

2回目は1回目+2回目を全部読む。

3回目は1+2+3を全部読む。

つまり会話が長くなるほど、1回あたりのコストが上がっていく。雪だるま式です。

ここで問題なのが「さっきのファイル名なんだっけ?」みたいな質問。

答えは5秒で出るのに、その質問と回答が会話履歴に残る。

次のメッセージから、ずっとその分も読み直される。

10回「ちょっとした質問」をすると、それだけで数千トークンが無駄に積み重なる。

この問題を解決するのが/btwです。

/btwはどういう仕組みで生まれたか?

ChatGPTの設計思想
会話履歴を全部記憶がデフォルト
過去の発言すべてがコンテキストに含まれる。便利だが、長い会話ではトークン消費が膨らむ。
Claude Codeの設計思想
必要なものだけ記憶する
コンテキストを意図的に分離。/btwで「履歴に残さない質問」を実現し、トークンを節約。

ここがちょっと面白い話なんですけど。

ChatGPTやGeminiみたいなチャットAIって、会話は全部1本の流れですよね。

質問したら履歴に残る。

消せない。

それが当たり前。

でもClaude Codeは違う考え方で作られています。

Anthropic(Claudeを作っている会社)は「コンテキストウィンドウ(AIが一度に覚えていられる会話の長さ)こそが最も重要なリソース」と公式ドキュメントに明記しています。

だから「メインの会話」と「横道の質問」を分離する仕組みを作った。

それが/btwです。

/btwはただの便利コマンドではなくて、「AIの記憶容量を大事に使え」というClaude Codeの設計思想そのもの。

ChatGPTは「全部記憶する」がデフォルト。

Claude Codeは「必要なものだけ記憶する」がデフォルト。

この違いが/btwを生んだ背景です。

この設計思想が広まると、他のAIコーディングツールも同じような機能を入れてくるはず、と私は思っています。

「AIとの会話には、記憶に残すものと残さないものがある」という考え方は、今後のスタンダードになりそうです。

/btwコマンドで何ができる?

一言でいうと「会話の履歴に残らない質問」ができるコマンドです。

2026年3月、Claude Code v2.1.72で追加されました。

/btwのあとに質問を書くだけ。

Claudeが答えてくれて、その答えがポップアップ(画面に小窓として浮かぶ表示)で出る。

SpaceかEnterかEscで閉じると、跡形もなく消える。

会話の履歴には一切残らない。

だから次のメッセージで「読み直す」コストがゼロ。

比較項目/btwなし/btwあり(3回使用)削減率
8回のやりとりのトークン消費約27,000トークン約11,000トークン約60%カット

長いセッションで頻繁に質問する人ほど、効果がでかくなります。

/btwはどんな場面で使える?

🔍
確認系の質問
ファイル名・コマンド確認
「あのファイル名なんだっけ?」「このコマンドの書式は?」
🤔
方針確認
この書き方合ってる?
「TypeScriptでこの型定義って正しい?」「この設計方針で問題ない?」
長時間セッション
雪だるま防止
セッションが長くなるほど効果大。些細な質問を/btwに逃がす

「あれ、なんだっけ?」系の確認

作業中に「さっきのコマンドなんだっけ」「あのファイルのパスどこだっけ」って聞きたくなる瞬間、結構ありますよね。

普通に聞くと会話に残って、あとの全メッセージのコストが上がる。

/btwで聞けば、確認だけして跡を残さない。

私は1日に10回以上これやってます。

方針の確認をちょっと聞きたい時

「この書き方であってる?」「この手順で合ってる?」みたいな。

本筋の作業ではないけど、ちょっと確認したい。

こういうのも/btw向き。

答えを聞いて「よし、合ってた」で消す。

長時間セッションの途中で

Claude Codeで2〜3時間作業していると、会話がどんどん長くなります。

その状態で「ちょっとした質問」を本筋に入れると、雪だるまがさらに大きくなる。

長いセッションほど、/btwの節約効果が大きいです。

デュアルセッションって何?(2つ同時に開くテクニック)

もう1つ紹介したいのが「デュアルセッション」です。

Claude Codeを2つ同時に開いて使う方法。

「2つ開いていいの?」と思うかもしれないですけど、Anthropic公式が推奨しているやり方です。

公式ドキュメントに「Writer/Reviewerパターン」という名前で載っています。

セッションAでコードを書く。

セッションBでそのコードをレビューする。

セッションBは「書いた本人」じゃないから、客観的にチェックできる。

会話の履歴もゼロからなので、コンテキストがクリーンな状態でレビューしてくれます。

私もこれ、記事の構成を考える時に使ったことがあります。

セッションAで調べ物→セッションBで「調べた結果をもとに構成を作って」と頼む。

調べ物のやりとりが大量に残ったセッションAより、クリーンなセッションBのほうが、構成の質が明らかに高かった。

別の使い方もあります。

セッションAでテストを書いて、セッションBでそのテストを通すコードを書く。

お互いが独立して動くから、「同じセッションで書いたコードだから甘く判定する」みたいなバイアスが消える。

/btwとデュアルセッションに必要なものは?

Claude Codeが動く環境があればOK。

追加のインストールや設定は何もいりません。

/btwもデュアルセッションも、今のClaude Codeにすでに入っています。

料金は普通のClaude Codeと同じ。

Pro(月20ドルのサブスクプラン)でもAPIキー(プログラムから呼ぶ時の認証鍵)を使った従量課金でも、そのまま使えます。

/btwとデュアルセッションはどうやって使う?

STEP 1
/btw + 質問を入力
セッション中にそのまま打つ
STEP 2
ポップアップで回答表示
別ウィンドウで開く
STEP 3
Space/Enter/Escで閉じる
どのキーでもOK
結果
履歴に残らない
トークン消費ゼロ

/btwの使い方

Claude Codeで作業中に、こう打つだけ。

/btw さっきのテストコマンドってなんだっけ?

答えがポップアップで出てきます。

SpaceかEnterかEscで閉じる。

以上。

これだけです。

注意点が1つだけ。

/btwはファイルを読んだり、コマンドを実行したりはできません。

今の会話の中身をもとに答えてくれるだけ。

だから「このファイルの中身を教えて」みたいな質問は、普通にメインの会話で聞いてください。

使い分けのコツは、「この質問の答えを、Claudeがこの先の作業で覚えておく必要があるか?」と考えること。

覚えておく必要がない → /btw。

覚えておいてほしい → メインの会話。

デュアルセッションの使い方

ターミナル(黒い画面でコマンドを打つツール)を2つ開きます。

それぞれで「claude」と打って起動するだけ。

同じフォルダで2つ開いてもOK。

ただし、同じファイルを2つのセッションで同時に編集すると衝突する可能性があります。

片方は「調べる専用」、もう片方は「作業する専用」みたいに分けるのがおすすめです。

Claude Codeに「ターミナルの開き方がわからない」と聞けば教えてくれるので、わからなくても大丈夫です。

ultrathinkはまだ使える?(廃止済み、代わりは/effort)

ついでに「ultrathink」という裏ワザも触れておきます。

これ、実は2026年1月に廃止されました。

ultrathinkは、Claudeに「もっと深く考えて」と指示する隠しキーワードでした。

「think」「think hard」「ultrathink」と段階的に思考の深さを上げられた。

でも今は、Extended Thinking(拡張思考。

Claudeが回答前に時間をかけて考えるモード)がデフォルトでオンになっています。

毎回のメッセージで自動的に深い思考が走るようになった。

だからultrathinkと打つ必要がなくなりました。

代わりに「/effort」というコマンドが使えます。

「/effort low」で軽い思考、「/effort high」で深い思考。

簡単な作業はlowにしてトークンを節約、難しい判断はhighにする。

lowとhighでトークン消費が最大10倍違うので、使い分けるだけでもかなりの節約になります。

よくある疑問

Q. /btwの答えってセッションを閉じたら消える?

はい、消えます。

というか、閉じる前から会話履歴には入っていません。

ポップアップを閉じた瞬間に消える。

何回も使いたい情報(よく使うコマンドとか)は、CLAUDE.md(プロジェクトの設定をClaude Codeに覚えさせるテキストファイル)に書いておくのがいいです。

CLAUDE.mdはClaude Codeが毎回読む設定ファイルなので、そこに書けば毎回聞く必要がなくなります。

Q. デュアルセッションって制限も2倍使われる?

はい、2つのセッションで別々にトークンが消費されます。

ただ、1つのセッションで全部やるより、2つに分けたほうがトータルで安くなることが多いです。

理由は、コンテキストがクリーンだから。

1つのセッションに調べ物と作業を全部詰め込むと、コンテキストが膨らんで効率が落ちる。

2つに分けて、それぞれ短く使うほうが、結果的にトークンが少なくて済みます。

Q. /compactや/clearとの使い分けは?

コマンド何をするか使うタイミング
/btw質問を履歴に残さないちょっとした確認
/compact今までの会話を要約して圧縮するセッションの途中で重くなってきた時
/clear全部リセットして最初からやり直すタスクが変わった時

この3つを組み合わせると、1セッションの寿命がかなり伸びます。

Q. /btwとかデュアルセッションとか、非エンジニアでも使える?

使えます。

私もエンジニアではないですけど、毎日使ってます。

/btwは文字通り「/btw 質問内容」と打つだけ。

デュアルセッションも、ターミナルを2つ開くだけ。

やり方がわからなかったら、Claude Code自身に「ターミナルをもう1つ開く方法を教えて」と聞けばOKです。

/btwとデュアルセッションの注意点と限界は?

⚠ 使用時の注意点
/btwではファイルを読めない — コードベースにアクセスする質問は通常の会話で聞く
デュアルセッションで同時編集NG — 同じファイルを両方のセッションで編集すると衝突する
/effort lowの使いすぎに注意 — 品質が落ちる場面がある。コードレビューや設計判断には向かない
使い分けが重要 — 些細な質問は/btw、調査・レビューはセッションB、本作業はセッションA

/btwで気をつけるのは、「ファイルを読む」「コマンドを実行する」ができないこと。

あくまで今の会話の中身から答えてくれるだけ。

新しいファイルの内容を聞きたい時は、メインの会話で聞いてください。

デュアルセッションの注意点は、同じファイルを2つのセッションで同時にいじらないこと。

片方が書き換えた内容を、もう片方が上書きしてしまう可能性があるので、「調べる」と「作業する」を分ける、「書く」と「レビューする」を分ける、と役割を決めて使うのがベストです。

あと、/effortのlowは便利だけど、使いすぎると肝心な部分で考えが浅くなることもあります。

「これは絶対に間違えたくない」という作業の時は、highのまま使ってください。

まとめ

/btwで「ちょっとした質問」をコストゼロに。

デュアルセッションで「調べる」と「作業する」を分離。

/effortで思考の深さを使い分ける。

まずは次にClaude Codeを開いた時、「/btw 今何のファイル開いてる?」と1回打ってみてください。

このページに出てきた言葉

トークン
AIが文章を読み書きする時の最小単位。日本語1文字で約2〜3トークン消費する。
コンテキスト/コンテキストウィンドウ
AIが一度に覚えていられる会話の長さ。これを超えると古い会話が忘れられる。
ターミナル
黒い画面に文字でコマンドを打つツール。MacならTerminal、WindowsならPowerShellやWSLなど。
セッション
Claude Codeを起動してから終了するまでの1回分の会話のかたまり。
CLAUDE.md
プロジェクトの設定やルールをClaude Codeに覚えさせるテキストファイル。毎回自動で読まれる。
ポップアップ
画面に小さい窓として浮かんで表示される見せ方。閉じると消える。
API/APIキー
プログラムから外部サービスを呼ぶ仕組み。APIキーはその時の認証鍵。
Pro
Claudeの月20ドルのサブスクプラン。Claude Codeも込み。
Extended Thinking
Claudeが回答前にじっくり考えるモード。今はデフォルトでオン。

参考リンク

  • Claude Code 公式ドキュメント: https://docs.anthropic.com/en/docs/claude-code
  • Anthropic公式 Claudeプラン一覧: https://www.anthropic.com/pricing

※この記事の内容は執筆時点のものです。AIは進化が速い分野のため、最新の仕様は公式サイトでご確認ください。

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