Ctrl+L(コントロール・エル)

キーバインド
Ctrl+L
コントロール・エル
Claude Code のターミナル画面を強制的に再描画するキー操作。Ctrl キーを押しながら L を1回押すと、画面全体が一度クリアされて同じ内容が綺麗に描き直される。会話履歴と入力中の文字はそのまま保持される(公式ドキュメント記載: 'Input and conversation history are kept')

ターミナル画面が表示崩れ・文字残骸で見づらくなった時に、会話履歴と入力中の文字を失わずに画面だけ綺麗にしたい人

Claude が大量出力した直後に画面が文字化けして読めなくなった時、画面サイズを変えた後に行が中途半端に折り返されたまま残った時、SSH接続が一瞬不安定で画面が虫食いになった時など、「会話の中身は無事だけど見た目だけ崩れた」場面で、Ctrl+L を1回叩いて画面だけ綺麗にする

Claude Codeを長く触っていると、ある日突然、画面に文字の残骸みたいなものが散らばって、入力欄がどこにあるのか分からなくなる瞬間がやってきます。会話の途中で大量出力を受けたあと、ターミナルの再描画が間に合わなくて、前の表示が虫食いみたいに残るやつです。

そこで叩くのが Ctrl+L。これ1発で画面だけを綺麗に描き直して、会話履歴も入力中の文字もそのまま生かしてくれます。「画面が汚れたから直す」専用のキー。

噛み砕くと、これは「画面を拭く」だけのキー

頭の中のイメージとして、ホワイトボードに付いてた手垢を消しゴムで拭き取る作業を思い浮かべてください。書いてある内容、つまり会話の中身はそのまま残して、表面の汚れだけ取る。Ctrl+L がやっているのはまさにそれです。

画面表示を一度全部消して、もう一度同じ内容を描き直す。だから内容は何も失われないし、書きかけの文章も消えない。汚れだけを拭く。

地味な機能です。

ただ、これを知っているかどうかで、表示崩れに出くわした時に「再起動するしかないか」と諦めるか、5秒で復旧して作業に戻れるかが分かれます。

大事な前提:これは表示の問題だけを直す

名前は「画面再描画」。直す対象は画面に映っているピクセルだけです。会話の中身、Claudeが今考えていること、書きかけの入力、どれにも一切手を触れません。

逆に言うと、「会話が長くなってきたから一回リセットしたい」みたいな用途には全く効きません。それは /clear の仕事。役割が完全に別物なので、混同しやすい。

「世界の魚を紹介するサイトを作りたい」プロジェクトで実際に Ctrl+L を叩く流れ

ステップ1: 大量出力を頼んで、画面が膨らむ

「日本近海の魚を50種類、それぞれ和名・学名・生息域・特徴をmarkdownの表でまとめて」と頼みます。Claudeが応えてくれて、画面いっぱいに表が流れていきます。

> 日本近海の魚を50種類、和名・学名・生息域・特徴で表にして

| 和名 | 学名 | 生息域 | 特徴 |
|------|------|--------|------|
| マダイ | Pagrus major | 北海道〜九州 | ...
(50行続く)

ステップ2: 出力中に別ウィンドウを触る

表が描かれている最中に、別のアプリを開いて画像を確認したり、ブラウザでwikipediaを見たり。これで戻ってきた時、ターミナルの描画が追いついていなくて、表の罫線が途中で切れていたり、文字が縦にズレて重なっていたりすることがあります。

SSHで遠いサーバに繋いでいたり、画面サイズを途中で変えたりすると、もっと派手に崩れます。

ステップ3: 画面が読めない状態に気づく

切り替えて戻ってきたら、こうなっていました。

| マダイ| Pa..rus  ajor | 北海道〜九州 | ...
| ブリ | Seri▓la quinque... ジア│マ▓
| サバ | Sco▓ber japonicus
                                ←入力欄がどこ?

罫線がズレ、文字が欠け、入力欄が画面のどこにあるのかも分からない。ここで初心者がやりがちな勘違いは「これ会話履歴も壊れてるんじゃ?」と思って一度終了させてしまうこと。実際には画面の絵が崩れているだけで、Claude側のメモリには表50行が全部正しく入っています。

ステップ4: Ctrl+L を1回押す

キーボードで Ctrl を押しながら L を1回。それだけです。

画面が一瞬フラッシュして、表が綺麗に描き直されます。50行の表が、罫線も文字もちゃんと揃った状態で、もう一度上から下まで表示される。

ステップ5: 書きかけの入力もそのまま生きている

もし表が出ている途中で「次は淡水魚を…」みたいに次の指示を打ち始めていた場合、その入力中の文字も消えずに残っています。Ctrl+L は入力欄の中身にも触らない。続きをそのまま打って Enter で送ればいい。

ステップ6: 描き直しても直らない時の判断

たまに Ctrl+L を押しても表示崩れが直らないことがあります。これは原因がClaude側ではなく、もっと下にあるターミナル本体や、画面を映す経路の方にある時です。SSH接続が不安定だったり、tmuxなどの画面分割ツールが噛んでいたり、端末アプリ自体が古かったり、原因はいくつか考えられます。

その場合は Ctrl+Otranscript viewer という別画面を開いて中身を確認するか、いったん Ctrl+D でClaude Codeを終了して、ターミナル自体を開き直すのが現実解になります。

つまり Ctrl+L は何をしてくれるのか

  • やってくれる: 画面の絵を全部消して、もう一度同じ内容を描き直す。表示崩れ・文字残骸・画面の一部が真っ黒になった状態からの復旧
  • やってくれる: 入力中の文字、会話履歴、Claudeが進めている作業、これらは全部そのまま温存
  • やってくれない: 会話履歴のリセット、Claudeの記憶のクリア、長くなりすぎた会話の整理。これらは /clear/compact の役目
  • 意味が薄い場面: 画面はちゃんと表示されているのに会話の中身を区切りたい時。Ctrl+L を押しても何も変わらない(外見が綺麗になるだけ)

使いどころ3シナリオ(具体題材で再現)

シナリオ1: 料理ブログを始める準備で、50レシピを一気にリストアップさせた直後

「春の食材で作れる和食レシピを50品、材料と所要時間つきで一覧化して」と頼んだ後の出力って、ターミナルが縦に1000行近くなります。スクロールを上下に動かしていると、たまに罫線が描き直されないまま虫食いになる。Ctrl+L を1回叩いて全部描き直してから、最初のレシピに戻って読み直す、という使い方が一番自然です。

これは外見の問題なので、押したら数秒で綺麗になる。私だったらこの使い方で月に10回は世話になっています。

シナリオ2: 家計簿アプリの設計を相談中、画面サイズを変えた直後

ノートPCでClaude Codeを使っている時、外付けディスプレイに繋いだり外したりすると、ターミナルの横幅が急に変わって、それまでに表示されていた長い行が中途半端に折り返されたまま残ります。これも Ctrl+L で一気に描き直すと、新しい横幅に合わせて綺麗に整列し直してくれます。

地味だけど、これを知らないとひたすらスクロールして自分を納得させることになる。

シナリオ3: OSSをcloneしてきて、Claude Codeに「全体構造を読んで」と頼んだ後

大きめのOSSを git clone してきた直後、Claudeに /init で構造を読ませると、フォルダ階層・主要ファイル一覧・関数の関係図まで延々と出てきます。出力中にメッセージアプリの通知が来てフォーカスが外れたりすると、戻った時に画面の上半分だけ真っ黒、みたいな状態になっていることがある。Ctrl+L でリセットすれば、Claudeが書いた解析結果はそのまま生きた状態で、画面だけ綺麗になります。

初心者が踏みやすい落とし穴

  • /clear と完全に別物Ctrl+L は画面の絵だけ拭く、/clear は会話履歴ごと切る。混同して /clear を押してしまうと、それまでの相談が全部消えます。あとから /resume で復元はできますが、習慣として怖い
  • 画面崩れが直らない時もある。原因がClaude側ではなくターミナル本体や接続経路にある場合、何回 Ctrl+L を押しても症状が残る。その時は Ctrl+O で別画面に逃げる、または Ctrl+D で一度Claude Codeを終了して再起動するのが正解
  • Claudeが長文を出力している最中に押すと予測しにくい挙動になりうる。公式ドキュメントは出力中の挙動を明記していません。出力が落ち着いたタイミングで押すのが安全です
  • tmux や screen 配下で独自のキー割当をしていると衝突しうる。tmuxのデフォルト合図キーは Ctrl+B なので被らないけど、自分で Ctrl+L に何かを当てている人は、そちらが先に発動する可能性があります
  • 入力中の文字は消えない。「画面を綺麗にしたら書きかけも消えるんじゃ?」と心配する人がいますが、公式は「Input and conversation history are kept」と明記している。安心して押せます
  • 「表示が綺麗になる」以外の効果はない。AIの動きが速くなるわけでも、メモリが空くわけでもない。期待しすぎないこと
  • キーが効かない端末もまれにある。特殊な端末アプリや、SSH越しの古いセッションでは Ctrl+L のキー信号が届かないことがあります。その環境では clear コマンドを叩く方が確実です

書き方

Ctrl + L

やってみるとこうなる

入力

(Claude Code 起動中に)Ctrl キーを押しながら L キーを1回押す

出力例

画面が一瞬フラッシュして、それまでの会話内容と入力欄が同じ位置に綺麗に描き直される。文字残骸・崩れた罫線・部分的な黒塗りが消えて、会話履歴も入力中の文字もそのまま残る

このページに出てきた言葉

ターミナル
黒い画面で文字のコマンドを打ち込む画面。Macなら「ターミナル」アプリ、Windowsなら「コマンドプロンプト」「PowerShell」
再描画
画面表示を一度クリアして、もう一度同じ内容を描き直す動き。中身は何も変わらない
garbled
ガーブルド。文字化けや表示崩れのこと。罫線がズレたり文字が欠けたりして読めなくなった状態
transcript viewer
Claude Code に付いている、会話の中身を別画面で詳しく見るための表示モード。<code>Ctrl+O</code> でオンオフ切り替え
tmux / screen
1つの黒い画面の中を仮想的に複数画面に分割して使えるようにするツール。長時間動かす作業を裏に逃がせる

関連項目

公式ドキュメント

https://code.claude.com/docs/en/interactive-mode

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