昨日の続きから作業したいけど、Claude Codeの会話履歴ってどう戻すんだっけ?となる人向け
昨日Claude Codeで途中まで進めた作業を今朝の続きから再開したい場面、同じプロジェクトで複数の作業(記事執筆・サムネ作り・コード修正など)をセッション分けで並行している時の切り替え、/clear で画面を空にしたあとに「やっぱりさっきの会話に戻りたい」となった場面などで、/resume を叩いてセッション選択画面から目的の会話を選び直す
昨日の途中で詰まった作業を、今日また続きから始めたい。そんな時に /resume を叩くと、過去の会話一覧が画面に出てきて、選んだ会話がそのまま再開できます。
会話を「終わらせる」のではなく「棚に戻す」感覚です。Claude Codeは普通に終了しても、あるいは /clear で画面を空にしても、会話自体は手元のパソコンに保存されています。だから後から呼び戻せる。
噛み砕くと
会議室のホワイトボードを思い浮かべてもらうのが早いです。/clear はホワイトボードを消す動き。/resume は別室の倉庫から「先週使ったホワイトボード一式」を運んできて、また並べ直す動きです。
消したつもりが消えてなくて、いつでも戻せる。ここを知ってるかどうかで、Claude Code の使い方がかなり変わります。
大事な前提:呼び戻せるのは「同じパソコン・同じプロジェクトフォルダ」だけ
会話の保存先は、いま使っているパソコンの中です。クラウド同期はされません。
つまり、自宅のMacで作った会話を会社のWindowsで /resume しても出てきません。同じパソコンの中でも、Aプロジェクトのフォルダで作った会話はBプロジェクトのフォルダの /resume 一覧には出ない仕様です(プロジェクトごとに会話履歴が分かれている)。
「料理ブログのカテゴリ設計」を例に、実際の手順を見る
夜中に副業の料理ブログのことを Claude Code に相談していたとします。「和食/洋食/中華」で分けるか「主食/副菜/デザート」で分けるか、しばらくやり取りしていたけど、結論が出ないまま日付が変わった。一旦寝たい。
ステップ1: 寝る前にセッションに名前をつけておく
このまま閉じても会話は残るんですが、後で /resume したときに「無題」「無題」「無題」が並んで自分でも分からなくなる。なので名前をつけておきます。
/rename カテゴリ設計-料理ブログ
これで上のバーに「カテゴリ設計-料理ブログ」と表示されるはずです。後で見つける時の目印になります。
ステップ2: 別作業のために会話を空にする
このあと別件(例えばサムネ画像の素材集め)をやりたい。さっきまでのカテゴリ設計の会話が画面に残ってると、Claudeが「カテゴリ設計の続き」と勘違いして混ざる可能性があります。なので空にします。
/clear
画面がスッキリ空になります。ここで多くの人が「やっちゃった、消えた」と勘違いするんですが、消えてません。倉庫に戻っただけ。
ステップ3: 翌朝、続きから戻りたい
朝起きて、Claude Code を起動。続きをやりたいので /resume を叩きます。
/resume
するとセッション選択画面(過去の会話一覧)が出てきます。昨日 /rename で名前をつけた「カテゴリ設計-料理ブログ」がリストにあるはずです。矢印キーで選んでEnter。
ステップ4: 会話が完全に戻ってくる
選んだ瞬間、昨日のやり取りが画面の上の方に流れて、Claude側もちゃんと「和食/洋食/中華で行くか主食/副菜/デザートで行くか、まだ決めてないよね」みたいな前提を覚えた状態で再開します。
ここで初心者がやりがちな勘違いがあって、「/resume したら新しい会話が始まる」と思ってる人がいます。違います。昨日の会話の続きから打ち始める形です。「ところで昨日のあれだけど」みたいな前置きはいりません。
ステップ5: 名前で直接呼ぶこともできる
選択画面を経由せず、名前で直接呼ぶのも可能です。
/resume カテゴリ設計-料理ブログ
こちらの方が早いので、名前を覚えてるなら直接が楽です。
ステップ6: 起動の時点でいきなり戻すこともできる
Claude Code をまだ起動してない状態から、いきなり昨日の続きをやりたい場合は、起動コマンド自体に --resume をつけます。
$ claude --resume カテゴリ設計-料理ブログ
あるいは短い書き方で claude -r カテゴリ設計-料理ブログ でも同じ動きをします。「起動 → /resume」の2手を1手に短縮した形です。
つまり /resume は何をしてくれるのか
- やってくれる: 過去の会話を呼び戻して続きから打てる状態にする。
/clearで空にした会話も含めて全部対象 - やってくれる: 選択画面を出して一覧から選ぶ動き、または名前/IDで直接ピンポイント指定する動き、両方サポート
- やってくれない: 別のパソコン・別のアカウントで作った会話の取り戻し(保存はパソコン内のため)
- やってくれない: 別プロジェクトフォルダの会話を混ぜて表示(フォルダ単位で分かれる)
- 意味が薄い場面: そもそも会話を1個しかやってない人、毎回
/clearせずに使い切りで終わってる人。`/resume` を覚えなくても困らない
使いどころ3シナリオ
シナリオ1: 昨日の続きを今日やる
料理ブログの記事を昨日途中まで Claude Code に書かせていた。今日続きをやりたい。Claude Code を起動して /resume を叩き、昨日の会話を選ぶだけ。「昨日どこまで進めたっけ」を自分で思い出す手間がいりません。
毎日同じプロジェクトを触る人は、起動を claude --resume で固定してしまうのが楽です。一覧から選ぶ画面が起動直後に出るので、その日のメインセッションを選んで開始する形になります。
シナリオ2: 同じプロジェクトで複数の作業を並行している
料理ブログのプロジェクトの中で「記事執筆」「サムネ画像作り」「レシピのカテゴリ整理」を別々に進めたい時。3つそれぞれを別セッションにして、各セッションに /rename で名前をつけておきます。
/rename 記事執筆
/rename サムネ画像
/rename カテゴリ整理
あとは /resume 記事執筆 みたいに、名前を打って瞬時に切り替えられます。1つの巨大セッションに全部詰め込むより、Claudeの会話量も軽くなって応答も速くなります。
シナリオ3: /clear で間違って空にした
「軽くなるかと思って /clear したら、大事な相談内容も消えた」と慌てる人が結構います。が、消えてません。/resume を叩けば、たった今 /clear で消した会話も一覧の一番上に出てきます。選び直せば全部戻ります。
「/clear を叩いた直後に /resume で戻せる」を知っておくだけで、操作ミスへの恐怖がだいぶ減ります。
初心者が踏みやすい落とし穴
- 「
/clearで消えた」と思って/resumeの存在を知らないまま諦める。/clearは画面を空にするだけで会話は残ります。/resumeで全部戻せる、を最初に覚えておくと安心して/clearが叩けます /renameで名前をつけずに溜め込む。一覧画面が「無題」「無題」「無題」だらけになって、自分でもどれがどれか分からなくなります。最低でも作業の節目で/renameしておく- 同じ名前で複数セッションを
/renameする。「カテゴリ設計」というセッションを2回作ってしまうと、選択画面で見分けがつきません。日付や題材を入れて重複を避ける(「カテゴリ設計-料理ブログ」「カテゴリ設計-家計簿アプリ」のように) - 別パソコン・別アカウントで戻そうとする。会話は手元のパソコンに保存されます。クラウド同期はされないので、自宅Macで作った会話を会社Windowsから
/resumeしても何も出てきません - 別プロジェクトフォルダから戻そうとする。プロジェクトAのフォルダで起動した
/resume一覧には、プロジェクトBの会話は出ません。逆に言うと、フォルダごとに履歴が独立してるので混乱しにくい設計です - 長すぎるセッションを
/resumeして応答が遅くなる。/resumeした瞬間、過去のやり取り全部がClaude側に再ロードされます。何百回もやり取りした巨大セッションだと、最初の応答までに少し待たされる場合があります。長期化したセッションは適度に新規作成(または/branchで分岐)するのが現実的です /continueと/resumeで迷う。/continueは/resumeの別名で動きは完全に同じです。どちらを覚えても良いんですが、ドキュメント上は/resumeがメイン表記なので、こちらで統一するのが無難です
書き方
/resume [セッション名 または セッションID]
やってみるとこうなる
入力
/resume カテゴリ設計-料理ブログ
出力例
(指定したセッションが画面に呼び戻され、過去のやり取りがそのまま再ロードされる。続きをそのまま打ち始められる状態になる)
名前を指定しない場合:
/resume
→ セッション選択画面(session picker)が開く。矢印キーで過去の会話を選んでEnterで戻す
このページに出てきた言葉
- セッション
- 会話のひとまとまり。Claude Codeを起動して会話を始めて終了するまでが1セッションで、自動的に固有のIDが振られて手元のパソコンに保存される
- セッション選択画面
- <code>/resume</code> を打った時に出てくる、過去の会話の一覧画面。矢印キーで選んでEnterで戻れる。英語ドキュメントでは session picker と呼ばれる
- /continue
- <code>/resume</code> の別名。動きは完全に同じで、どちらを使っても同じ結果になる
- /clear
- 画面の会話を空にするコマンド。会話自体は手元のパソコンに保存されたまま残るので、<code>/resume</code> で呼び戻せる
- /branch
- 現在の会話の途中から枝分かれの新しい会話を作るコマンド。元の会話は <code>/resume</code> で戻れる
- /rename
- 現在のセッションに分かりやすい名前をつけるコマンド。<code>/resume</code> の選択画面で見つけやすくなる。名前をつけないと自動生成名のままになる
- claude --resume / claude -r
- Claude Codeを起動するコマンドの後ろにつける指定。<code>claude --resume</code> だけだと起動と同時にセッション選択画面、<code>claude --resume カテゴリ設計</code> のようにセッション名を続けて書くとそのセッションを直接呼び戻して起動する
- --fork-session
- <code>--resume</code> と一緒に使う指定で、呼び戻したセッションを上書きせず新しいセッションとして開く。元セッションを残したまま試行錯誤したい時に使う