/logout

スラッシュコマンド
/logout
Claude Codeから現在のAnthropicアカウントをサインアウトさせるコマンド。Claude Codeを起動した状態で<code>/logout</code>と打つだけで、保存されているサインイン用の認証情報を削除する。Macなら暗号化されたキーチェーンの該当項目、Linux/Windowsなら<code>~/.claude/.credentials.json</code>というファイルが対象(パソコンが起動時に覚えてる設定値に<code>CLAUDE_CONFIG_DIR</code>が入っている場合はその場所の配下)。コマンドの後ろに何も書き足さず、そのまま叩いて使う

会社支給PCを返却する前にAnthropicのサインイン情報を消したい人、または個人アカウントから会社アカウントに切り替えたい人向け

退職や異動で会社支給PCを返却する前に自分のサインイン情報を消したいとき、共有マシンで作業を終えて自分のアカウントを残したくないとき、または個人アカウントから会社アカウントに切り替えたいときに、Claude Code起動中の入力欄で<code>/logout</code>と打つ。アカウント切り替えの場合は続けて<code>/login</code>を叩いて新しいアカウントでサインインし直すのが正攻法

Claude Codeに自分のAnthropicアカウントでサインインしたままの状態を、終わらせるための内蔵コマンドです。会社支給のMacBookを返却する前、または個人アカウントから会社アカウントに切り替えたいタイミングで叩く。一度入れたサインインの記録は黙って残り続けるので、これを叩かないと次に同じ機械でclaudeを起動した人にあなたのアカウント名が見えてしまう可能性があります。

動きはシンプルでも、消える範囲はけっこう狭い。ここを誤解すると「ログアウトしたから安心」では済まなくなります。

噛み砕くと

会議室のホワイトボードに書いた自分の名前を、退室前に消しておく感覚に近い。次に部屋を使う人が入ってきたとき、前の人の名前が残ってたら気まずいですよね。/logoutはその「自分の名前を消す」操作です。

ただし、消えるのはホワイトボードに書いた名前。具体的にはClaude Codeのサインイン情報の部分だけです。机に貼った付箋として置いてある「アクセス用の文字列」や、引き出しに入れてある「長期入館証のチケット」は、本コマンドでは触りません。ここの線引きが本コマンドの肝です。

大事な前提:Claude Codeを起動した状態で叩くコマンド

/logoutは黒い画面に直接打つコマンドではありません。先にclaudeと打ってClaude Codeを起動し、入力欄が出てきたところで/logoutと入力します。

サインインしていない状態で叩いても、特に何も起きないか、すでにサインアウトしていますという旨が表示されるだけ。誰のサインインを消すかは、起動したときに有効だったアカウントが対象になります。

「会社のMacBookを返却する前に、自分のアカウント情報をきれいに消す」を例に手順を見る

退職や異動で会社支給PCを返す場面を想定します。Claude Codeで個人のClaude Maxアカウントを使ってコードを書いていた人が、次にこの機械を使う人に自分のアカウントが見えないようにするまでの流れです。

ステップ1: 今どのアカウントで入っているかを確認する

まず黒い画面を開いて、Claude Codeを起動します。

$ claude

起動するとClaude Codeの入力画面に切り替わります。ここで/statusを叩くと、今どのアカウントでサインインしているかが見えます。

> /status

表示の中に自分のメールアドレスやアカウント名が出ていれば、そのアカウントで入っている状態です。会社PCに個人アドレスが残っているのが見えた瞬間、消す必要があると判断できます。

ステップ2: /logoutを叩く

同じ入力画面で続けて打ちます。

> /logout

後ろに何も書き足しません。コマンドだけ叩く形です。叩いた瞬間、サインアウト処理が走り、保存されていた認証データが削除されます。

ステップ3: 本当に消えたかを確認する

続けてもう一度/statusを叩くか、Claude Codeを一度終了してから再起動します。サインインを促す画面が出れば、確かに消えた証拠です。ブラウザを開いてログインしてくださいという案内が出るやつです。

ここで初心者がやりがちな勘違いがある。「サインアウトされた」というメッセージだけ見て安心してしまうパターンです。実機で再起動して認証画面が出るところまで見届けるのが、返却前のチェックとしては正解。

ステップ4: パソコンの設定値で渡した認証情報がないかも確認する

会社PCで仕事していた場合、Anthropicの認証文字列を、パソコンが起動時に覚えてる設定値の中に入れて使っていた可能性があります。/logoutはここまでは消してくれない。黒い画面で次を打って中身を確認します。

$ echo $ANTHROPIC_API_KEY
$ echo $ANTHROPIC_AUTH_TOKEN
$ echo $CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN

何か文字列が返ってきたら、その分は別途消す必要があります。~/.zshrc~/.bashrcなどの設定ファイルに書き込まれていることが多いので、該当行を削除してsource ~/.zshrcで反映、または該当の黒い画面を閉じてしまうのが手っ取り早いです。

ステップ5: 認証情報の保存場所を念のため確認する

ステップ2で/logoutが走った時点で消えているはずですが、本当に消えたかを目で見て確認したい人向け。Macの場合、認証情報はキーチェーンに入っているので、「キーチェーンアクセス」アプリを開いてClaude関連の項目が消えているかを確認できます。

Linux/Windowsの場合は~/.claude/.credentials.jsonというファイルが対象です。ただし、パソコンが起動時に覚えてる設定値にCLAUDE_CONFIG_DIRが入っている場合は、その場所の配下に保存されます。先に黒い画面でecho $CLAUDE_CONFIG_DIRを打って中身を確認してください。何か文字列が返ってきたらその場所の配下、何も返ってこなければデフォルトの~/.claude/.credentials.jsonを見ればOKです。/logout後にこのファイルが消えているか、または中身が空になっているかを見れば確証が取れます。

ステップ6: 返却前の最終チェック

会話の履歴や作業した内容そのものは、/logoutでは消えません。~/.claude/projects/以下に各プロジェクトの会話ログが残っていますし、CLAUDE.mdに書いた個人的なメモも残ったままです。返却前なら、~/.claude/フォルダ全体を確認して、見られて困るものがないかを目視するのが安全策です。

つまり /logout は何をしてくれるのか

  • やってくれる: /loginで取得したサインイン用の認証情報を削除する。Macならキーチェーンの該当項目、Linux/Windowsなら~/.claude/.credentials.json。次回起動時にサインイン画面に戻る
  • やってくれない: パソコンの設定値に書いたANTHROPIC_API_KEYANTHROPIC_AUTH_TOKENclaude setup-tokenで作った長期用の文字列。会話の履歴やCLAUDE.md、プロジェクトファイル全般
  • 意味が薄い場面: 自宅の自分専用PC。サインアウトしてもまた自分でサインインし直すだけなので、わざわざ叩く必要はない

使いどころ3シナリオ(具体題材で再現)

シナリオ1: 退職・異動で会社支給PCを返すとき

個人のClaude MaxアカウントでClaude Codeを使っていた人が、退職する金曜の夕方にやる作業。claudeを起動して/logoutを叩いてから、黒い画面でecho $ANTHROPIC_API_KEYなどを順に確認します。設定ファイルに認証用の文字列が書いてあったら削除して保存。最後に~/.claude/projects/に個人的な会話ログが残っていないかを確認して終了です。情シスがディスクを再フォーマットしてくれる前提でも、提出前に自分の手で消したという記録が残るのは精神衛生上よい。

シナリオ2: 個人アカウントから会社アカウントに切り替えるとき

個人で試していたClaude Pro契約のアカウントから、会社で契約したClaude for Teamsアカウントに切り替えるパターン。同じMacでそのまま切り替えたい場面です。/logoutを叩いた直後に/loginを叩くのが正攻法。/logoutだけだと「サインアウト状態」になっただけで、会社アカウントには切り替わりません。/loginでブラウザが立ち上がったら、今度は会社のメールアドレスでサインインする。これで切り替え完了です。

シナリオ3: 共有マシンで作業を終えるとき

家族や同居人と共有しているMacBookで、自分のClaude.aiサインインを残したまま離席したくない場面。一日の作業終わりにclaudeを起動して/logoutを叩いてからアプリを閉じる、という運用にしておく。次に同じ機械でClaude Codeを誰かが起動しても、認証画面からのスタートになるので、自分のアカウントで誰かに勝手に作業されるリスクがなくなります。

初心者が踏みやすい落とし穴

  • /logoutで全部消える」と思ってしまう。実際に消えるのは/loginで取得したサインイン用の認証情報だけ。パソコンの設定値に書いた認証文字列、claude setup-tokenで作った長期用の文字列、会話の履歴は別管理で残ります。会社PC返却時はパソコンの設定値と~/.claude/フォルダの両方を別途確認するのが正解
  • アカウント切り替えのつもりで/logoutだけ叩いて満足する。切り替えたいなら/logoutのあとに/loginを続けて叩く。/logout単体は「サインアウト状態」を作るだけのコマンドで、別アカウントへの切り替えはしません
  • WindowsのCredential Managerを探してしまう。Linux/Windowsの認証情報は~/.claude/.credentials.jsonに保存されています。Windows標準の資格情報マネージャーは使われていない。手動で消したい場合はこのファイルを直接削除するのが確実
  • 会社PCで保存場所が違う場合がある。Linux/Windowsはデフォルトでは~/.claude/.credentials.jsonですが、パソコンが起動時に覚えてる設定値にCLAUDE_CONFIG_DIRが入っている場合は、その場所の配下に保存されます。デフォルトのファイル位置だけ目視して「消えた」と判断すると、本当の保存場所には残ったままになる可能性がある。目視確認の前に必ずecho $CLAUDE_CONFIG_DIRを打って中身を確認。何も返ってこなければデフォルトの~/.claude/を見ればOKです
  • Bedrock / Vertex AI / Microsoft Foundryの認証は対象外。クラウド事業者経由でClaudeを使っている場合、認証は各クラウドの設定値がベース。CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK等の設定値ですね。/logoutはこちらには触りません。会社が法人契約でクラウド経由運用している場合、本コマンドではログアウトしたことにならないので注意
  • ANTHROPIC_API_KEYがパソコンの設定値に残っているとサインインしても上書きされる。認証の優先順位はパソコンの設定値 > /loginのサインインなので、/logout後に/loginでサインインしても、設定値が生きていればそちらが使われ続けます。サインインアカウントに切り替えたい場合はunset ANTHROPIC_API_KEYで外してから/loginを叩く
  • 会話ログ・プロジェクトファイル・CLAUDE.mdは残る。「ログアウト=完全消去」ではない。返却時に個人的な作業履歴を消したいなら、~/.claude/フォルダ全体を別途整理する必要があります。退職時の完全消去は/logoutでは完結しないと覚えておく

書き方

/logout

やってみるとこうなる

入力

/logout

出力例

Signed out from your Anthropic account.

(Macなら暗号化された資格情報の保存庫から、Linux/Windowsなら ~/.claude/.credentials.json から、サインイン用の認証データが削除される。次回 claude を起動するとサインイン画面が再び表示される)

このページに出てきた言葉

サインイン情報(資格情報)
アカウントを覚えておくためにアプリが保存している認証データ。Macは暗号化されたキーチェーン、Linux/Windowsは <code>~/.claude/.credentials.json</code> というファイルに保存される
キーチェーン
Macに標準で入っている、ログイン情報を暗号化して保管する金庫。サインインしたアプリの資格情報はだいたいここに入る
~/.claude/.credentials.json
Linux/Windowsで認証情報が保存されるファイルの位置。<code>~</code>はそのユーザーのホームフォルダのこと。Linuxでは本人だけが読み書きできる権限で保護されている
$ANTHROPIC_API_KEY
Anthropicの開発者向け管理画面で発行した文字列を入れる場所。Claude Codeはサインインの代わりにこの文字列で認証することもでき、<code>/logout</code>では消えない
$CLAUDE_CODE_OAUTH_TOKEN
<code>claude setup-token</code>で発行できる長期用の文字列。CIや自動化で使うやつで、<code>/logout</code>では消えない
$CLAUDE_CONFIG_DIR
認証情報や設定一式の保存フォルダを、デフォルトの<code>~/.claude</code>から別の場所に変えたいときに使う設定値。これが入っていると認証情報も指定先の配下に保存されるため、<code>/logout</code>後の目視確認では先に <code>echo $CLAUDE_CONFIG_DIR</code> で中身を確認するのが安全

関連項目

公式ドキュメント

https://code.claude.com/docs/en/slash-commands

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