/vim(ヴィム)

スラッシュコマンド
/vim
ヴィム
v2.1.92 で削除済みのスラッシュコマンド。かつては入力欄を Vim 風キーバインドに切り替える役割だったが、現在はその役目を /config の Editor mode に移している。

Claude Codeを v2.1.91 以前から触っていて /vim に慣れていた人向け

古い記事や過去の Tips を見て /vim を叩いたら反応しない、と詰まった時に「これは削除されたコマンドで、今は /config を叩いて Editor mode を Vim にする」と気付くために参照する。

/vim はかつて Claude Code のチャット入力欄を Vim 風キーバインドに切り替えるためのスラッシュコマンドでした。ただし v2.1.92 で削除されています。古い記事や Stack Overflow の回答を見て /vim を叩いた人が「あれ、反応しない」と詰まるのが今いちばん多いパターンです。

このページは「削除済みコマンドの墓標」として残しています。現行版で同じことをやりたい人は、/config を叩いて Editor mode を Vim に切り替える、というのが今の正解です。

噛み砕くと

家電のリモコンに昔は「Vimモードボタン」がついていたけど、新しいリモコンではそのボタンが廃止された、と思ってください。機能そのものが消えたわけではなくて、設定画面の中にしまわれただけです。

今は /config という設定画面コマンドを叩いて、その中で「Editor mode」という項目を Normal から Vim に切り替える、というルートに変わっています。

大事な前提:これは v2.1.91 までしか使えない

公式ドキュメントの commands ページにこう書いてあります。

/vim ... Removed in v2.1.92. To toggle between Vim and Normal editing modes, use /config → Editor mode

つまり v2.1.92 以降で /vim を叩いても、何も起きないか「そんなコマンドは知らない」とつれない返事が返ってきます。私も最初これを知らなくて、しばらく /vim を叩き続けて困っていました。

自分の Claude Code のバージョンが分からない時は、黒い画面で文字を打ち込む画面(ターミナル)で claude --version と打てば確認できます。2.1.92 以上だったら、もうこのコマンドは使えません。

/vim を叩いたら反応しない」と気づいた時の手順

古い Tips 記事を見て「Vim mode 便利らしい、使ってみよう」と思った人が現行版で詰まる、というのが想定読者です。順番に追ってみます。

ステップ1: バージョンを確認する

まず自分の Claude Code のバージョンを見ます。

$ claude --version
2.1.95 (Claude Code)

2.1.92 以上だったら、/vim は使えないバージョンに乗っています。

ステップ2: Claude Code を起動して /config を叩く

セッションを開いた状態で、入力欄にこう打ちます。

> /config

これで設定画面が開きます。コマンド一覧のような画面の代わりに、各項目が並んだ設定パネルみたいなものが表示されます。

ステップ3: Editor mode の行に移動する

矢印キーで設定項目をたどっていくと、途中に Editor mode という項目があります。初期値は Normal になっています。これが今の入力モードです。

ステップ4: Vim に切り替える

Editor mode の行で Enter を押すか左右キーを押すと、NormalVim がトグルで切り替わります。Vim 側にセットして、設定画面を閉じます。

ステップ5: 入力欄で Vim キーが効くか試す

入力欄に戻ったら、何か1行打ってみてください。Esc を押すと normal mode に入って、hjkl でカーソルが動くはずです。i で挿入モードに戻ります。これで切り替え完了です。

ここで初心者がやりがちな勘違いがあります。「Editor mode を Vim にしたら、Claude が書くコードも Vim 風になるのかな」というやつです。違います。これはあくまで自分が入力欄に打ち込むときの操作モードの話で、Claude の出力には関係ありません。

ステップ6: 設定が次回も残っているか確認する

一度切り替えれば、次に Claude Code を起動した時も Vim mode のままになっています。プロジェクトをまたいでも有効です。気が変わったら同じ手順で Normal に戻せます。

つまり /vim は今どういう扱いなのか

  • やってくれる: 何もやってくれません。v2.1.92 以降では完全に削除されたコマンドです
  • やってくれない: 入力欄を Vim mode に切り替えること。これは現行版では /config → Editor mode の役目です
  • 意味が薄い場面: そもそも v2.1.92 以上を使っているなら、このコマンドを覚える意味はありません。「昔こういうのがあったらしい」程度の知識で十分です

使いどころ3シナリオ(今の Vim mode 切り替えはこう使う)

シナリオ1: 古い記事を見て /vim を叩いた人が「あれ反応しない」と詰まった時

たとえば 2024 年に書かれた Claude Code の Tips 記事を見て「/vim で Vim mode に切り替えできるらしい」と知り、現行版で試したけど何も起きなかった、というケースです。原因は単純で、v2.1.92 で削除されたためです。/config を叩いて Editor mode を Vim にすれば、当時の記事と同じことができます。

シナリオ2: 長いプロンプトを書くときに Vim 操作で編集したい人

2000 字超の長文プロンプトを Claude に渡したい時、入力欄での編集が地味にしんどい場面があります。途中の一文を消したり並べ替えたりするのに、矢印キーと Backspace だけだと時間がかかる。Vim 操作に慣れている人なら、dd で1行削除、yy でコピー、p でペースト、みたいな速い動きができます。/config で Editor mode を Vim にしておくと、入力欄でこれらが効くようになります。

シナリオ3: 「Vim mode って何ができるの」と興味を持った人

名前は聞いたことあるけど触ったことがない、という人は、まず Vim 自体を覚える必要があります。i で文字を打つモードに入る、Esc で操作モードに戻る、hjkl で左下上右に動く、この3つだけ覚えれば最低限は使えます。試しに Editor mode を Vim にしてみて、合わなければ Normal に戻すのが軽い触り方です。私の感覚では、Vim を全く触ったことがない人がいきなり有効化すると混乱します。先に外で素振りしておくのをおすすめします。

初心者が踏みやすい落とし穴

  • /vim を叩いてエラーが出る。v2.1.92 で削除されたコマンドなので、現行版では何も起きないかエラーになります。/config → Editor mode に移動してください
  • /config を開いても Editor mode が見当たらない。Claude Code 本体が古い可能性があります。claude update で最新化してから試し直すと出てきます
  • Vim mode にしたのに hjkl が効かない。黒い画面で文字のコマンドを打ち込む画面(ターミナル)側が一部のキーシーケンスを横取りしているケースがあります。特に Ctrl+C Ctrl+R あたりはターミナル側の機能と衝突しやすいので、ターミナルの設定を見直してください
  • 「他に削除されたコマンドはないの」と気になる/pr-comments も同じく v2.1.91 で削除されています。PR のコメントを確認したい時は Claude に直接「この PR のコメントを見せて」と頼む方式に変わりました。古い記事互換のため、こちらも辞書には墓標として残しています
  • Editor mode を Vim にしたら Claude の出力も Vim 風になる、と勘違いする。Editor mode はあくまで「自分が入力欄に打ち込むときの操作」を切り替える設定です。Claude が書き出すコードや文章には一切影響しません
  • 1回切り替えたら戻し方が分からない。同じ手順で /config → Editor mode を Normal にすれば戻ります。設定はグローバルなので、プロジェクトごとに切り替える必要はありません

書き方

/vim    (v2.1.92以降は使えない。現行版では /config → Editor mode を使う)

やってみるとこうなる

入力

/vim

出力例

v2.1.92以降のClaude Codeでは何も起きないか、認識されないコマンドとして扱われる。代わりに /config を叩いて、設定画面の Editor mode を Normal から Vim に切り替えると、入力欄で h/j/k/l 移動・i で挿入・Esc で normal mode の操作が効くようになる。

このページに出てきた言葉

Vim
テキスト編集ツールの名前。<code>h</code><code>j</code><code>k</code><code>l</code> で移動、<code>i</code> で入力モード、<code>Esc</code> で操作モードに戻る、という独特なキー操作で知られる
キーバインド
どのキーを押したらどの動作が起きるか、の対応表
normal mode / 挿入モード
Vim 独特の2モード。normal は移動・削除・コピーなどの編集操作を行うモード、挿入モードは普通に文字を打ち込むモード
Editor mode
<code>/config</code> の設定画面の中にある項目。<code>Normal</code> と <code>Vim</code> をトグルで切り替えると、入力欄のキー操作が変わる
セッション
Claude Code を起動してから終了するまでの一区切り
墓標エントリ
過去のバージョンで使えたが現在は削除されたコマンドを、過去記事互換のために辞書に残しておく扱いのこと。<code>/vim</code> と <code>/pr-comments</code> がこれに該当する

関連項目

公式ドキュメント

https://code.claude.com/docs/en/commands

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